問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
雨本はまずこの部屋が、誰がいたのかを考えた。
といっても簡単なことだが。
春夜は、この部屋は佐伽羅か羽村のだと説明している。
羽村の場合、羽村の無意識によって発動されるギフト『エマージェンシー』を発動したのならその余波が残っているはず。
だが、一通り見て回った所、余波の痕跡すらなかった。
そのため、この部屋に最初にいたのが佐伽羅のであるとわかった。
「あ、ちなみにこの部屋の持ち主がわかっても買ったものは違うからな」
説明をし忘れていたのか春夜は思いだしたかのようにそう言った。
そりゃあないだろっと雨本は小さく呟く。
ちなみに雨本は、羽村と佐伽羅は何を買ったのかは知られていない。
それは羽村と佐伽羅も同じ条件だ。
しかも何処に隠してあるのかもわからない。
雨本は残り時間が表示されている場所をみた。
5分を少し過ぎているのをみて、雨本は改めて思った。
(ギフトに頼りすぎだな。ギフトがなけりゃ、そんなに時間はかからないんだが…)
残り時間5分ぐらいを指して雨本は冷や汗をだした。
ギフトを禁止されているギフトゲーム。使えば出られない。
そういうルールに今頃危機感を覚える。
やばい、怖いと恐怖さえ思える。
『もしもさ、ギフトゲームでギフトを禁止された時どうする?』
先月ぐらいに佐伽羅と会話した出来事が脳裏に浮かんだ。
「いきなり何言うんだよ」
その時は確か、いつも通り料理を作っていた時だった。
雨本の質問に佐伽羅はそんなのお構いなしに話を進める。
「私はね、目を閉じてその感覚でつかみ取るんだよ。雨本にも教えてあげるよ」
と言われて無理やり覚えさせられた記憶がある。
(本当に佐伽羅はチートだな)
雨本はそう思って、無理やり教え込まれたのをやってみることにした。
羽村は秋夜をじーっと瞬きをせずに観察している。
始まったころは、一通り店の中を見て回ったが、開始から二分経過してから今まで視線をずらすどころか瞬きをせずにずっと見ている。
秋夜も冬夜の言動のせいで慣れてはいたが、何分間も人を見つめられるのは初めてである。
「いつまで見続けるのかな?」
「終わるまでぇかなぁ?」
「!? おい! それは駄目だぜ!」
おちゃらけている秋夜も流石にまじめな口調になりつつそういうと
「これでいいんだよぉ。これで勝利するんだからぁ」
羽村は不思議な言葉に秋夜は疑問を隠せなかった。
「ど…どういう意味だ…?」
秋夜はしばらくしてそういうと羽村は
「どぉいう意味だろぉねぇ?」
羽村は不思議な笑みを浮かべながら秋夜を凝視した。
改行で読みにくい場合や誤字脱字
前回と話が噛み合ってないぞ!
などがありましたらお願いします。
あと、少し違う文章に変更しています。