問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
「十六夜が元に戻るのに約数分ぐらいで飛鳥と耀は数十分掛かっているから飛鳥と耀の担当は
羽村と雨本に頼むよ」
佐伽羅はにっこりほほ笑んでそう言った。
(いつ計ったのかしら)
(あ、雨本の方がいいなぁ。飛鳥と一緒にやるのかな?)
(あいつ。こっそり楽しんでねえか?)
「とこのようにダダ漏れなんだよね」
佐伽羅は十六夜達の心の声を口にだしながらそういうと
「「「何でわかった!?」」」
三人は同時に言う。
「ある人にやり方を教えてもらったね~。ちなみに羽村と雨本も聞こえているよ?」
それを聞いた耀は顔を赤くした。
「佐伽羅みたいに常に聞くわけじゃないからねぇ」
羽村は不敵に笑いながら飛鳥の手首を握る。
「じゃぁあ、練習しよぉかぁ? 佐伽羅よりきびしぃいよぉ?」
「え?! あ、ちょっと!!」
飛鳥は羽村に引きずられながら戸惑いを隠せないまま奥へと連れて行かれた。
雨本は未だにプルプル震えて顔を赤くしている耀を御姫様だっこをした。
「ひゃぅ」
「かわいらしい声あげてるねぇ~」
遠くにいる羽村は大声でそういう。
それを聞いた耀は手で顔を隠した。
「とりあえず。練習するぞ」
雨本はそんなことを気にせずに羽村とは反対方向に向かい、残ったのは佐伽羅と十六夜。
「さってと……練習するけど動ける?」
雨本を見送ってから佐伽羅は十六夜の方をみる。
「ああ! 全力で頼むぜ!!」
十六夜の目はきらきらしている。
いつもより何倍にも。
「朝にやったバランス感覚を保ちながら歩く練習してみようか。姿勢はそのまま崩さずに。でも
慣れてきたらそのままでいいと思うよ?」
佐伽羅はそういいながらも十六夜に体験版の浮くバージョンを与える。
「そんなの練習してなんのためになるんだ?」
十六夜は飾りはいいからさっさとつけろみたいな感じで聞いてきた。
「和装ロリにやらせたところ頭を激突して三週間ばかし寝込んでしまった経験があるからね。
実際に私もそれをやったとこあるわけだから。そうならないようにの練習。
バランス感覚はいつでもどこでも必要だよ?」
実験体にさらされている和装ロリこと白夜叉。
「この前のアレ以来、その店員からも和装ロリからもはたまた常連客も仲良くなったわけでして」
アレとは猛獣たちを連れて帰ろうとしたあの日の出来事である。
「まぁ、というわけだからバランス感覚のために練習してもらわないとOK?」
佐伽羅の問いに十六夜は苦笑いしてから
「いいぜ!」
と口を上にあげながらそう威勢よく言ったのはいいものの
「なんだこれ!? バランスっつうよりも方向がとれねえぞ!?」
焦る十六夜なのである。
ヒントでもだしてあげるかと佐伽羅は溜息をつき
「ならどうやって地面に足をつけているの?」
十六夜が佐伽羅の言葉に理解するのに二日かかったのは言うまでもない。
歩くやつ。
逆立ちのやつのはなしをチラッと聞いたので参考にしました。