問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
睨めっこ(喋ったら負け)の勝負がついてから二日後。
十六夜はようやく空中でも歩けるようになった。
「おっしゃぁ!! 出来たぜ!!」
そう言いながら叫ぶとバランス崩しかける。
「十六夜少年。喋りながらはやめたほうがいいね。バランスを崩すから」
と眺めてながらそういう佐伽羅は同じく空中にいながら呆れた風にそういう。
それを先に言いやがれと十六夜は愚痴りたいのだが、それを言うと嫌な予感しかしなかったので飲み込んでおく。
「で、何で佐伽羅まで浮いているんだ?」
「まっすぐちゃんと歩いているか確かめるためだよ。それに失敗すると一からやり直そうかなっておもったけど大丈夫だったようだね」
実に怪しい目をみながらそう言った。
冗談ではなさそうだなっと思ってしまった。
「ははは、残念ながら冗談じゃないぜよ」
「勝手に思考を読むな!!」
飛鳥も十六夜と同時に歩けるようになった。
「ちょっと難しいわね………」
「あとは恐怖心をなくすだけどねぇ。それさえつかめれば後は簡単だよぉ?」
飛鳥の言葉に羽村は微笑みながら答える。
「見た目は簡単でもやるのは難しいのはいくらでもあるものね。自分のペースで進んでみるわ」
飛鳥はそういいながらゆっくりと歩くだけの練習を始めた。
耀は十六夜と飛鳥と同じぐらいに歩けるようにはなったが、すぐにバランスを崩して転落してしまうため雨本は耀にアドバイスを送りながら指導をした。
「歩く時不安になると思うがそこは我慢してくれ。それが無理なら話しながらの方がいいかもしれないが………」
「ご、ごめん。頑張る」
耀はそういいながら立ち上がるが体力がかなり消耗しているのか倒れてしまった。
《お譲!? 大丈夫ですか!?》
久々の三毛猫登場。
それまで喫茶店の店員と御話していました。
「あんまり無理はするな、春日部。今日はもう休んだ方がいい。それに春日部と久遠はギフトゲームがあるんだろ? 空中を飛ぶのはいつでも受けられるからさ」
雨本は耀を抱きかかえながらそういうと
耀は悔しそうにうつむいて
「うん………わかった」
「三毛猫も行くぞ」
雨本は耀を御姫様だっこをして先に部屋へ戻ることにした。
『つうわけだ。久遠と逆廻にそう連絡してやってくれ』
もうなんでもありなのかテレパシー的なもので、雨本は佐伽羅と羽村にそう伝えると
『あはは~。了解だよ』
『雨本も無理するなよぉ~』
『ああ』
やたらご機嫌な佐伽羅と羽村はそう伝えて雨本は耀の部屋に入ることにした。
「おい!? これわざとだろ!?」
十六夜は何故かバランスを崩していた。
「全然? 第二段階に進んだだけだよ?」
佐伽羅は面白そうにそういった。