問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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全てを知らされてどう動く?

累を探してから約3時間。

結局、累は見つからず一旦〝サウザンドアイズ〟に戻ることになった。

 

「累さんは見つかりましたか?」

 

青ウサギ一行が戻ってきたが見えジン少年はそう声を掛けた。

 

青ウサギは首を横に振った。

 

「服屋を中心に探したのですが見つからず。ですが、累さんと同じコートを来ていた

 男性を見つけて十六夜さん達がいま、入口付近で騒いでいて、止めに入ったのですが」

 

青ウサギが指差す方向には十六夜達三人組が、抗議している真っ最中であった。

 

「おい! なんでお前が佐伽羅の服を着てるんだよ!」

 

「そうよ! これは累さんのものよ! 返しなさい!」

 

「だからってコート引っ張るなよ! つーか、これは俺のだって言ってるだろ!」

 

「嘘よ! これは累さんが最初に来ていた服だもの。それに、男性のあなたがなんで

 女性用の服を探しているのよ!」

 

飛鳥は、睨みつけながらそう言い張った。

 

「いちゃ悪いかよ! ったく…………っ!」

 

その人(累)はいきなり苦しみ始めた。

 

「……! 大丈夫でございますか!?」

 

それに気づいた青ウサギは近づいてそういうが、その人(累)は青ウサギを睨みつけて

 

「……っ。くっ! 『全員回れ右! 聴覚遮断しろ!』」

 

累(男性版)を見ていた全員が回れ右をし聴覚を遮断された。

 

「ーーーーーーーーーーーー!」

 

累は声にならないぐらいの叫びをあげた。

それと同時に累のギフトも切れる。

 

「あれ? 何を……!」

 

飛鳥は正気に戻り見知らぬ男性の方をみると

 

「累さん!?」

 

男性のいたところには累(女性版)がおり身体を震わせていた。

 

「累さん!? 大丈夫?」

 

「佐伽羅 大丈夫か!」

 

「累 震えている」

 

飛鳥、耀、十六夜は横に倒れている累を心配して駆け寄ってくる。

 

「きっとあいつがやったのね。どこに逃げたか分かる? 累」

 

「………………」

 

累は飛鳥の質問に黙っていた。

 

「おんしらには話せばならぬことがある」

 

それまで今まで黙っていた和装ロリがそう言った。

 

累を別室で寝かせ、十六夜達は和装ロリの自室に来ていた。

 

「累がやられた犯人がわかったのね」

 

飛鳥はそういうと和装ロリは首を横に振り

 

「ショックを受けるかもしれぬが、それでもいいなら話してやろう」

 

「ショック? どういうことでございましょう?」

 

「おんしらが今まで突っ勝ておった奴が今、別室で寝ている佐伽羅累じゃ」

 

和装ロリの言葉に十六夜達は頭上にはてなマークを浮かべている。

 

「? どういうことなの? 白夜叉」

 

耀はそういうと

 

「おんしらが〝サウザンドアイズ〟に来る前に累が来ての」

 

それは、累が部屋に置き手紙を置いてすぐのことであった。

 

「累が来るとは珍しいの? で、話とはなんじゃ?」

 

和室には和装ロリと累しかいない。

 

「実は私、女性から男性へ。男性から女性へとなるんです」

 

「? どういうことじゃ?」

 

「私自身もよくわかりません。でも………っ!」

 

累は身体をうずくませ、しばらくして身体を下の体制に戻すと

 

「なっ!」

 

「こういうことになるんだ」

 

和装ロリが目の前にいたのは確かに累であったが、長い髪も短髪になり骨格も男性の

身体になっており、声が変わっているからだ。

 

「いつこういう身体になるかは不確定だ。空から手紙が舞い降りた5年前は入れ替わりが

 激しかったから行かなかっただけだ。もし、そのまま手紙を開封すれば、落下している

 あいだに入れ替わりが激しくなる。理由は不明。

 生まれた時からこの現象を繰り返し、両親から友人から世間から見捨てられた」

 

累(男性版)は淡々と喋った。

 

「そのことを、黒ウサギ達は知っておるのか?」

 

「話してない。俺の場合と女性の場合だと記憶は共有しているが、俺になった場合認識

 できるのは性別、名前のみ。顔は実際に会ってみないと解らない。もし、俺があいつらに

 捕まり、女性に戻る時にこのことを話してくれ。俺からは説明できないからな。ついでにだ」

 

「? なんじゃ?」

 

「男女兼用の服を用意してくれないか? あいつらは女性だと認識しているから、女性服しか

 くれないんだよ」

 

「ふむ。分かった」

 

 




という訳で
すれ違いで不可視のギフトを使ったのは急に下に戻らないようにするため

あと更新日は偶数日にしようかと思います。
忘れていたら翌日になりますが。
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