問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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練習=十六夜編

十六夜の空中散歩を成功させたら次は何をさせようかと、佐伽羅は考えていた。

今のペース(飛鳥達より難易度高めでなおかつ説明する必要がないためどんどん進んでいく)で行くと後、数日経てば空中散歩をマスターしそうな勢いである。

羽村によれば飛鳥はあと四日ぐらいで雨本によれば耀は五日も掛かるっていうのに飲み込みが速いのかそれとも佐伽羅の秘密を聞き出したい好奇心なのか本当は飛鳥より十日ぐらいだろうと予測していた計画は一気に崩れていく。

 

十六夜が好奇心が持てそうなものであと何をすればいいのか考えていると黒ウサギが様子をみにこっちにやってきた。

 

「調子はどうですか?」

 

そういいながら手には皿に盛られたおにぎりが数十個あった。

 

「どうもこうも十六夜少年は好奇心が旺盛なのか数日ぐらい経てばマスターしそうな勢いだよ……ただでさえ説明は省略させているってのに」

 

佐伽羅は不満そうにぶつぶついいながらおにぎりを一個とり一口で食べる。

 

「あ、そうだ。次はギフトの訓練でいいかな。十六夜少年はチートだしなんとなく出来ると思うんだよね」

 

「なんとなくって……。あ、それなら私のもお願いしていいですか?」

 

黒ウサギは期待に満ちた目をしながらそういう。

ああ、黒ウサギのギフトはあんまり役に立たなそうだなぁっと思いつつ、佐伽羅は小さなため息をつく。

 

「でもさ青ウサギ。 ギフトに参加すると破裂するんじゃなかったけ?」

 

「訓練は別です」

 

「あ、そうなんだ。じゃあ私の特訓は厳しいけど、ついてこられるなら教えるよ。ついでにペスト達にも聞いておいてくれると嬉しいかな」

 

どうせならギフトを所有している奴全員に教えたい。

いちいち割り込まれては教えるのが面倒だからというのが佐伽羅の理由。

 

「はい! さっそく聞いてみますね!!」

 

青ウサギは嬉しそうにそういうとダッシュでその場を去った。

 

「十六夜少年。だいぶ慣れたかな? 上下に移動するやつ」

 

青ウサギが去ったのを確認してから佐伽羅は十六夜に上下に移動できるやり方を説明なしに教えていたためそう聞くと

 

「む、無理だっつってんだろ!!!」

 

上級者向けを最初はやっていた癖に何で出来ないのか不思議である。

 

「でも十六夜少年、最初のころは出来てたじゃない」

 

「あぁ!? 出来るわけ………いやなんでもないです」

 

十六夜は若干キレ気味だったが、佐伽羅による無言の圧力で全力で謝りながら苦戦していた。

 

「まだ何も言ってないのに謝れてもね……」

 

ちなみに無言の圧力は佐伽羅本人の無自覚である。

気付くのはいつのやら。




最近問題児の本を買ってないからオリジナル要素がたくさん。
いい加減買わないとなぁ。
原作を織り込みたい。
起承転結ってのがなかなかできない。
作家が羨ましいね。
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