問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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耳がいい方と悪い方

訓練一日目終了。

終了の合図として五時間以上経ったら白夜叉が用意した場所が消えることになっていた。

時間制限付きのフィールドなのである。

ちなみに佐伽羅は、黒ウサギ達とは一緒に帰ろうともしなかったので黒ウサギが聞いたところ

 

「黒ウサギ達は先に帰っててくれるかな? 私は、久々に和装ロリ達と遊ぶから」

 

という理由で〝サウザンドアイズ〟に残って他の人たちは〝ノーネーム〟に帰ることになった。

帰りに迷子にならないか心配した黒ウサギだったが

 

「手を鳴らせば速攻で帰れるから心配すんな」

 

と雨本が言うためそれなら心配いらないなという感じである。

もう、佐伽羅の異常さには慣れた。

慣れってのは本当に恐ろしい。

当の本人もそれほど気にしていないらしく、呼ばれればちゃんと高速で来るので、周りにいる住人からは名物となっている。

と閑話休題。

 

「ここに残ったということは、遊んでくれるんですね! 私達楽しみにしていたのですよ!!」

 

やたらテンションが高めな女性店員は嬉しそうな声を出しながら佐伽羅と和装ロリの周りをぐるぐる回りながらそういう。

割烹着姿で動きにくないかと一瞬不安になるぐらい動きまわっている。

 

「そうだよ~。黒ウサギ達が呼ばれるまで遊んであげるねー」

 

そんな心配は隅の方に置いて佐伽羅はにこにこしながらそう答えると

 

「「やったーーー!!!」」

 

近所迷惑にならないかと不安になるぐらい大きな声でそういった。

どれだけ嬉しいのか、こっちまで伝わってくる感じである。

 

一方〝ノーネーム〟に戻った黒ウサギは雨本から手を叩くコツを教えてもらっていた。

 

「一応時間見てやった方がいいぞ。最近は和装ロリの機嫌を伺いに来るぐらいで鳴らしてたからな……今は落ち着いているが、機嫌悪い時に戻されると謝りに行くのが大変らしいぞ……って話がずれたな。距離によるが、たまに鳴らしても来れない時があるんだ。3mが限界らしいんだよ。いくら耳が良くても雑音とか混じるからな。雑音がなけりゃ、どこまでも聞こえるらしい。鳴らす時の音は、はっきりとさせた方がいいな。変な音だと勘違いするらしい」

 

雨本の助言(?)に真剣に聞きながらメモを取りながら黒ウサギは質問をした。

 

「それって、雨本さんと羽村さんを呼ぶ時も出来るんですか?」

 

「いや、出来ねえ。佐伽羅だけだ。俺と羽村はそこまで耳は良くねえよ。むしろ平均ぐらいだろ」

 

即答である。

黒ウサギはふむふむと納得しながらメモを取り続けて、雨本から一通りの話しを聞いて夕食を食べることになった。

 

 




時間制限付きフィールドが実際あるのかどうか知りません。
最近読んでないからなぁ……
買わないとなぁ……
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