問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
ギフトゲームは滅多にやらなくなり(作者が面倒なだけで、すでにどういうのか忘れている)なんとも平和な日常が訪れていた。
黒ウサギたちの訓練は終盤を迎えており、白夜又が所有するゲーム盤から、もっとも新しく作られたというか本人さえ確認していなかった建物やらがあるゲーム盤で佐伽羅VS黒ウサギたちの模擬戦が行われた。
「ほらほらほらぁ!! どぉした!!?」
十六夜たちの攻撃を軽々と通り抜けながら佐伽羅は挑発しながらいう。
「だーー!! 動きがすばやいんだよ!! お前!!」
十六夜はキレながらも佐伽羅を追う。
ちなみに模擬戦の戦い方はこう。
ギフトを使わずに逃げる佐伽羅を制限時間以内に捕まえたら黒ウサギチームの勝ち。
制限時間は10分。
制限時間が過ぎたら佐伽羅の勝ち。
というわけである。
つまり要約すれば、鬼ごっこである。
「敵がじっと待機しているわけではないからねー。逃げなきゃいけないのだよー」
佐伽羅は笑いながらそういう。
ちなみに十六夜以外は全員ノックダウンしている。
「根性足りないねぇ? 全員走るよう進めてないわけ??」
佐伽羅はノックダウンしている十六夜以外をちらりと見ながらそういう
「あんだけ走れば倒れないほうが不思議だ!!」
「十六夜少年は慣れたというわけですね」
「ああ!!」
慣れって本当に恐ろしい!!
んで、十分後
「はぁ………はぁ………」
十六夜が仰向けのまま息を切らしていた。
勝負の結果佐伽羅が辛くも勝利し佐伽羅は十六夜の頬をぷにぷにと触っていた。
「あれだけ「ぜってぇ捕まえてやる!!」とか宣伝してたのにねぇ~。制限時間内に収まりきらなかったのが惜しかったねー」
そういうと十六夜は払いのける気力もなく
「うっせー………次は勝ってやる!」
十六夜は顔を二カッと笑いながら宣言した。
それをみた佐伽羅は
「うん。楽しみにしているよ少年」
佐伽羅はうれしそうに答えた。
そのやり取りを聞いていた耳のいい羽村は
「この距離なら佐伽羅にも聞き取れなさそうだねぇ~」
「へ? 何が?」
隣に座って紅茶を飲んでいた飛鳥が聞いてきた。
「ん~。飛鳥はさぁ、十六夜と佐伽羅のことどう思う?」
「え? そ、そうね……付き合っているんじゃないかとは思ったわ。十六夜くんはそれに全否定だし、それに十六夜くんは累さんとはいいライバルのようなものとは言っていたわね」
飛鳥は少し悩みながらそう答える。
「んじゃぁ、雨本と耀の関係はどう思う?」
羽村は次の質問を投げかける。
「えぇ!? あれは付き合っているんじゃない。本人たちからというより耀から聞いたわね。そういう話」
飛鳥はそういうと羽村は首を横に振って。
「雨本は朴念仁なんだよねぇ。耀からせめていかないと絶対気づかないと思うんだよねぇ。今度は耀と佐伽羅を交えて女子会するのも悪くないかもねぇ」
「女子会?」
「ん? あぁ知らないのは当たり前かぁ……えっと女の子同士が同じ部屋でお菓子を食べたり恋愛の話をしたりすることだよぉ。男子には聞かれたくない話とかあるからねぇ?」
羽村はそういうと飛鳥は目をキラキラとさせて
「いいわね!! やりましょう!!」
「佐伽羅の実践訓練が終わったらねぇ~」
羽村は飛鳥のうれしそうな顔を見ながら
(まぁ……女子になりきっているという話はまた後でいいかなぁ?)
そう思っていた。