問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
翌日。
佐伽羅は買い物やら猛獣たちの世話などに出かけてもらい残りのメンバーは模擬訓練の結果について話し合っていた。
「佐伽羅の運動神経を甘くみていたわね……ギフトなしだったとはいえちょっと無理はあったけれど、実践のときはギフトを使うでしょうし問題ないわよね?」
レティシアは雨本に向けて質問を投げかける。
“ノーネーム”にある会議室みたいなところで雨本が持ってきたホワイトボードにはデカデカと
『佐伽羅の模擬戦への反省会と実践訓練への議案について』
と書かれてある。
雨本は首を横に振りながら
「ギフトで足止めをしても別に構わないだろうが、ギフトを発動してから相手のいる位置に展開までの時間が必要だと思うが先に行く方向を予測してやったとしても相手の思考を読むことができる佐伽羅には相当無理があるとおもうぞ」
実際に試したことがあるからなと雨本は前置きをしてそういった。
隣にいた羽村は
「水でも足止めできるかと思ったけど、忍者みたいに水の上を走るから無理だね。基本的には、佐伽羅に自分の考えが読まれずに尚且つどう捕まえるかが必要なわけだよ」
説明口調になりながらもテーブルの中央に置かれているお菓子を取りながらそう付け足すようにいう。
「佐伽羅さんに弱点はないのですか?」
「それを知ってたら苦労しないし作戦会議なんて立てないよ」
黒ウサギの質問に即答で返す羽村。
「はぅ!? そんな即答で返さなくても……」
「即答するよ。弱点なんてある? って本人に聞いたらさ『弱点? なにそれおいしいの?』って返させられたんだから」
「それ絶対わざとボケたんだろ!!?」
黒ウサギしょんぼり、怒る羽村、まてその会話分おかしくね!? とツッコミを入れる十六夜。
「まぁ……それはともかくどうするんだ? 俺と羽村は原則参加しないようなっているから見守るだけになっているから参戦は無理だからな。とりあえず作戦はちゃんと練らないと実践になって困るだけだからな」
雨本は若干呆れながらもそういう。
途中で漫才になっていた感じだったが、一生懸命やらないと速攻で終わらせる佐伽羅なのでそれをどうするか話し合いをすることになった。
佐伽羅は、またもやカフェテラスでとある人物と待ち合わせをしていた。
「お待たせしましたよ。お嬢さん」
むっちむちの紳士服のスーツに身を包んで尚且つ佐伽羅が来る前には既にやられていたガルドがいた。
ちなみに興味本意でガルドを蘇らせたのは佐伽羅である。
「やあ、紳士タイガー待っていたよ。あれから元気にしてたかな?」
佐伽羅はそういうとガルドは呆れながら
「元気もなにも蘇らせた挙句にペットとして飼うのはどうかと思いますが……まぁ元気ですよ」
と答えた。
ガルドさんの出番があまりにも可哀想(というか扱いがひどい)なので、
蘇らせることに。