問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
累(男性版)の名前は十六夜たちが考えたとっておきの名前になった。
「『雨本(あめもと)』!? 苗字だと思うんだが……?」
累(男性版)は十六夜達がいる部屋に入るなり、名前が決まったというので聞いてみれば
それである。
それを聞いて呆れている。
「そうよ! 雨が降る時に男性版になりやすいんでしょ? 私それを聞いてぱっと思い浮かんだ
のが『雨本』よ!」
飛鳥はドヤ顔を見せてそう言った。
「なら、苗字っぽいしやめてくれ。苗字の名前はきらいだからな」
累(男性版)は丁寧にそう頼み込むが
「「「もう決定した」」」
十六夜、飛鳥、耀の三人が同時にいった。
「………そうかよ」
結局累(男性版)は雨本という名前に呆れながらも、仕方ないという思いでそう答えた。
「さっそくだけど、明日、春日部さんがギフトゲームに参加するのだけど、耀さんの補佐として
出てくれないかしら?」
「補佐? いいけどさ。それって相手の阻止目的とかあるのか?」
「阻止?」
「………いや、わからねえならいいんだけどさ。そのあとが大変だなっと思ってな」
「? よく分からないが、参加してくれるのか?」
十六夜は何か疑問を抱いたが、そう話した。
「補佐だろ? やってやるよ。 それじゃ、耀と飛鳥を鍛えてやるよ」
「え!? 私も!?」
飛鳥は驚いてそう聞き返した。
「とりあえず、ギフトを支配するギフトを上乗せできるように強化しないと、持たないからな」
そう言いつつ雨本は飛鳥と耀を連れて奥へと向かった。
入れ違えに白夜叉が現れて、火龍誕生祭に魔王襲来の兆しありと書かれてある封筒を目にした
十六夜達は驚きを隠せないでいた。
それから10分後。
「まぁ…………こんなもんだろ。んじゃ、飛鳥。既にギフトをかけてある動物にギフトを」
「『ネズミたちよ! 一回転しなさい!』」
雨本にギフトを掛けたネズミ達は飛鳥のギフトを聞いた瞬間 回りだした。
「! やったわ! 回った!!」
飛鳥はなこれまで何度か失敗したため、初めての成功に喜んでいた。
「よし、よくやったな。この感覚を常に維持できるように練習は欠かさず」
「ええ。じゃあ、私 お風呂に入ってくるわね」
飛鳥は小躍り気味で戻っていた。
「耀。そっちは出来たか?」
「うん。でも、これって必要なの?」
「必要だな。耀も風呂に入りな」
「分かった」
耀はそういって飛鳥を追いかけた。
「そういや今日はずっと雨本のままなのか?」
耀が去っていくのを確認した後十六夜が草陰から現れた。
「どうだろうな……。最短で3時間。最長で16年だな。まっ、最近は10年、2時間の繰り返し
だけどな」
「? そういや、雨本ってどこから来たんだ?」
「ん? 教えてなかったか? 科学が発展しているものの建物はそんなに建ってなく、農地の荒地が
やばいところ」
「いや、具体的にさ」
「言うなれば、創造された世界ってか?」
雨本という名前になった累の男子バージョン。
というか、どこから来たのかさえ考えていなかった……
次回は耀さんと共にギフトゲームをします。
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