問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
タトスとボベーの歩き方をなるべく普通にするように特訓をすることとなった。
時間はカラスが鳴き始める時間である。
「ヒュノスはボベーをどうにかしてくれないかなぁ? タトスは難解だからねぇ?」
「了解しました羽村さん」
羽村の指示でヒュノスは女の子っぽい歩き方をするボベーの所に向かい羽村は
「あの~……用事はいいんっすか?」
タトスは不安な顔をさせながら申し訳なさそうにそういうと
「ただの散歩で目的とかはないから別に構わないよぉ? んじゃあぁ、はじめよぉっかぁ?」
「は、はい!」
タトスの歩き方は傍から見ればスキップなのだが、右足を出してまた右足をだして右で軽くジャンプ、ジャンプ中に左足を出しまた左足、左足でジャンプしてから右足をだすという繰り返しとかなり変な歩き方でそりゃあこけるのも無理ないよなっておもう歩き方なので、とりあえず羽村はタトスに何も言わずにギフトを発動して
「じゃあもう一回普通に歩いて見て?」
「? は、はい」
何もしないことに不思議に思いながら歩き始めるタトス。
で、ゴンッという鈍い音がした。
「いつぅ!? な、なんで!?」
「ジャンプしているから自覚していないみたいだし、まずは自覚をしてもらうためにギフトを発動しました」
説明口調になると口調がキリッとなる羽村は嬉しそうにそういった。
「どうですか? 痛いでしょう? これはタトスが歩いているときにジャンプをしているからです。私も一度実践したけれど難易度の高いものよ。スキップより遥かに難しいと考えていいと思うよ」
「と………飛んでたんっすね。……いたいっす」
打った部分をなでながらタトスはそういった。
やはり自覚なしかこのやろう。
「ちなみにジャンプしたらそうなるようにしてあるから頑張って」
羽村流荒治療である。
こうしないと治らないぜよ!
ボベーは歩く時手が視えないといけないのかアニメとかで女の子が走るようなやり方が歩きになったバージョンをボベーはしていた。
「手を大きくふると笑われるしさ……どおすればいいんだよ……」
女の子っぽい歩き方だといわれて軽くショックを受けるボベーはorz状態になっていた。
「どおりで周りからわらられるかと思った……はぁ……」
周りから笑われているのに自覚なしなのである。
「とりあえずボベー。手が見ないといけないんですか?」
ヒュノスはそういうと
「ああ。ほら、あれだ。アレで俺がトラウマになっちまって……いつ両手が失うか怖いんだよ」
ボベーのいうアレとは、先日ボベー達と佐伽羅で実話であった怖い話をみていたらしいが、犯人によって通行中に歩いている女性が両腕をのこぎりで切り落とすというのをみてしまって以来、こわくなってしまってああいう歩き方になったらしい。
「………まずは、そのトラウマから消す必要がありますね」
ヒュノスはしばらく黙ってからそういった。
歩いているときに女性の両腕がのこぎりで切り落とされる話は実在しないので
安心してください。
勝手な妄想です。