問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
ツンドラ=地下に一年中とけることもない永久凍土が広がる降水量が少ない地域のこと。
ツンツン=特定の人間関係において敵対的な態度
ヤンデレ=精神的に病んでいて好きな人が振り向かいないとその人の関係者や友人などを殺すこともある。
ヤンデレ(ヤンキーデレ)という言葉もあるが、それはツンデレに入る
ロリコン=ロリータコンプレックスの略。世代がかけ離れた女子に対して性愛を抱くこと。
耀と累(昨日の夜に元に戻った)は観客席から見えない舞台袖で、三毛猫と戯れていた。
「三毛猫のオスなんて珍しいね~。希少価値だよ~」
『いじるのをやめてな~嬢さん』
「え~? 面白いからもっといじっちゃいます!」
『助けて~! お嬢!』
「ははは、残念。耀さんにはもうイジリ許可でているのだ」
累はニヤニヤ笑いながら三毛猫をいじり倒していた。
耀はそれを嬉しそうに眺めていた。
「――――〝ウィル・オ・ウィスプ〟に関して、僕が知っている事は以上です。参考になればいいの
ですが…………」
「大丈夫。ケースバイケースで臨機応変に対応するから」
「それだけの事をしれただけで充分だよ~。まぁ、頑張りますけどね?」
舞台の真中では青ウサギがクルリと回り、入場口から迎え入れるように両手を広げた。
『それでは入場していだだきましょう! 第一ゲームのプレイヤー・〝ノーネーム〟の
春日部耀と、〝ウィル・オ・ウィスプ〟のアーシャ=イグニファトゥスです!』
耀は三毛猫をジンに預け、通路から舞台に続く道に出る。
その瞬間――――耀の眼前を高速で駆ける火の玉が横切った。
「YAッFUFUFUUUUUuuuuuu!!」
「わっ………!」
「よっ……!」
累は尻餅をつきそうになった耀の手首を引っ張りあげなんとか立たせる。
「耀さん大丈夫?」
「う、うん。お陰様で」
「っち、尻餅ついたら笑ってやろうと思った……!!」
アーシャが言葉を詰まらせたのは累が睨みつけたからである、
「五月蝿い。高飛車! カボチャ野郎!」
高飛車というあだ名を付けられたアーシャとカボチャ野郎というあだ名を付けられた
ジャック・オー・ランタン。
「誰が高飛車よ!」
「もう決定したから変更しないよ。それに見たまんま高飛車でしょ?」
累はニヤニヤしながらそういうと高飛車はキー! と腹をたてていた。
「せめてマシなのにしなさいよ!」
「ツンデレ?」
「だれがツンデレよ!!」
「ツンドラ?」
「ツンドラもダメよ!」
「ツンツン?」
「ツンから離れて!」
「ヤンデレ?」
「え? 何そのヤンデレって……とにかくダメよ!」
「ロリコン?」
「ロリコンでもなんでもないわよ!?」
「イグニックス?」
「……もうそれでいいわ」
折れた。
結局、アーシャのあだ名はイグニックスになった。
「いや~。これほどのあだ名を変える奴なんて見たことなかったよ! よかったね。新記録更新」
「嬉しくない!」
完全にキャラが崩壊しまくっているが、累がいじり倒した結果である。
累は円状の舞台をぐるりと見回し、最後にバルコニーにいる飛鳥たちに手を振った。
飛鳥もそれに気がついて舞台に手を振り返す。
耀も小さく手を振り返した。
イグニックスはその仕草が気に入らなかったのか、舌打ちして皮肉気に言う。
「大した自信だねーオイ。私とジャックを無視して客とホストに尻尾と愛想ふるってか?
何? 私達に対する挑発ですかそれ?」
「うん」
「そうだよ~」
カチン! と来たように唇を尖らせるイグニックス。 効果は抜群みたいだ。
次回はいよいよ、アーシャとの戦いです。
その前に累はなんらかの行動をとる予定です。
誤字脱字があったらいってくださいね。