問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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阻止するためだけどね

『―――――それでは第一ゲームの開幕前に、白夜叉様から舞台に関してご説明があります。

 ギャラリーの皆さまはどうかご清聴の程を』

 

青ウサギが会場を仕切るなか、累は別のことを考えていた。

 

(魔王襲来か……どんな相手かな? 可愛いのが良くて仲間にしたいなぁ)

 

などと考えていると世界は一変した。

 

パフンと綺麗に着地をする累は周りを見渡した。

 

「おぉ~! 和装ロリのギフトっぽいやつだわ~」

 

累は回りをみて嬉しそうに小躍りをすると地面から花が生えてきた。

 

「え!? 花!?」

 

亀裂を入れて入って来た青ウサギが驚きを見せる。

 

「花? ああ……本当だ」

 

累はそれをみた瞬間悲しそうな顔をしたあとすぐに元に戻し

 

「さあ青ウサギ! 読み上げないの?」

 

累はそう青ウサギに促した。

 

『ギフトゲーム名〝アンダーウッドの迷路〟

    ・勝利条件 一、プレイヤーが大樹の根の迷路より野外に出る。

          二、対戦プレイヤーのギフトの破壊。

          三、対戦プレイヤーが勝利条件をみたせなくなった場合(降参含む)

 

    ・敗北条件 一、対戦プレイヤーが勝利条件を一つ満たした場合。

          二、上記の勝利条件を満たせなくなった場合。           』

 

 

「―――――〝審判権限〟の名において。以上が両者不可侵であることを、御旗の下に契ります。

 御二人とも、どうか誇りある戦いを。此処に、ゲームの開始を宣言します」

 

青ウサギの宣誓が終わる、それが開始のコールだった。

 

それと同時に累は耀の手首を握り、ぴょーんと飛んでいった。

 

「さってと、ここまで来たらいいかな?」

 

しばらく累は飛んだあと耀が聞いた。

 

「今のはなに?」

 

「え? 何って移動しただけだよ?」

 

「そうじゃなくて、黒ウサギたちが消えたようにみえたけど」

 

「ああぁぁ……」

 

累はしばらく遠くの方をみたあと

 

「飛んでいるふうに見えた?」

 

と聞き返した。

 

「? うん」

 

「青ウサギたちから見れば瞬間移動のように見えるんだよ。実際に飛んでいるようにみえて

 実は走っているんだよ。ほら」

 

累が指差しだ先には花が咲いてあった。

 

「飛んでいるのなら距離が開くのだけど、そうじゃないのは走ったから。ここから耀さんが

 先に行って。ここで待ってるから」

 

「分かった」

 

耀はそれ以上詳しく聞かず、その場を去った。

 

しばらくしてイグニックスとカボチャ野郎が現れた。

 

「ん? あの生意気なやつは?」

 

「先に行かせた。 私は足止め役」

 

「ふーん。じゃ、あたしは先に行かせてもらうよ!」

 

「じゃんけん」

 

「え!?」

 

「ポン」

 

じゃんけんをいきなりしだした累に先へ進もうとしたイグニックスは慌てて出す。

 

「あ~。やっぱり負ける」

 

累はじゃんけんに弱い。




次回は魔王襲来です。
その前に決着がつきますが
どうなるかはお楽しみです。

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