問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
さて、服選びに大はしゃぎをしているラッテンとペスト
ペストの服はそのままだが、ラッテンの服装の露出度が少なめの白を強調とした
ザ・魔女っぽい制服になった。
「フリル多め、短めのスカートにマント。前よりマシだけど、これはこれで……すごいよね」
累はラッテンが選んだ服装をみてコメントした。
「え!? 似合わない? 可愛いわよね?」
「否定はしないよ」
ラッテンがあまりにも迫ってくるので累はそう返しておいた。
「ヴェーザーさんはどう思う?」
ちなみにヴェーザーは今までどこにいたかというと、ペストがやった黒死病がどうなっているか
見に行っていて、さっき帰ってきたばかりだった。
「…………うん。まぁまぁじゃねえか?」
ラッテンの服装をみたヴェーザーは口をあんぐり開けてから数秒後、感想を述べた。
「マスターからは可愛いと言われたのに……」
ラッテンのキャラが崩壊しはじめているような気がした。
「マスター今行きます!」
ペストはラッテンを呼んでいないのに、ペストがいる場所とは反対方向に走っていた。
「なあ、どうしたんだよ。あいつ」
ヴェーザーは遠くへ行ったラッテンを眺めつつ累に問いただした。
「暴走したんだと思う。まぁ……大丈夫だよ。明日には羞恥心を覚えて帰ってくるから」
「だといいんだが………」
ヴェーザーは深いため息をついた。
時は遡って、決勝の日
「マスターマスター。この服かわいいですよね?」
「可愛いから、現状がどうなっているか説明して」
「私達の謎を解いちゃったそうですよー?」
ラッテンはそれからしばらくして落ち着いたが、ラッテンの顔を合わせるたびに同じ質問を
繰り返していた。
ヴェーザーはそんな光景すら慣れてしまっているので、気にせずに話しをすすめる。
「チッ。ギリギリまで最後の謎は解かれないだろうと踏んでいたんだがな」
「…………構わないわ。最悪の場合は皆殺しにすればいいだけよ」
ペストは立ち上がり、後ろで両手を組んで、悠々とした姿勢のままヴェーザーとラッテンに
振り返り
「――――ハーメルンの魔書を起動するわ。謎がとかれた以上、温存する理由はないもの」
ちなみに累はとある場所に移動していた。
『累。作戦を実行するから戻ってきて』
脳内でペストが喋り掛けてきた。
累が仕掛けていたギフトである。
『了解ですよ。ペストさん』
累はそう返事しておいて、目の前にいる十六夜に笑いかけていた。
「? 何がおかしいんだよ」
十六夜は敵意をむき出しにしながらそういう
「さぁねー?」
累はそう言って指を鳴らした。
「忠告を覚えておきなよ、十六夜くん」
累は十六夜にしか聞こえないようにそう呟くとペストのいる場所へ向かった。
累によってかき消された記憶が元に戻ったのはそれから数秒後の出来事であった。
累さん。何しているんでしょうね。
次回は決戦ですが大雑把にまとめるので若干意味不明状態が続きます。
誤字があったから修正しています