問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
青ウサギは嬉しそうな顔をしながら累のいる場所へと向かっていた。
何故そんなに嬉しそうな顔をしているかというと、いろんな意味でやり遂げる累に
何か恩返しできないかと相談したところ
「別にしなくていいです。普段生活している通りにしていればいいです」
と言われた。
それでも、何か恩返しがしたいと連呼し続けた結果
「それなら、おつかいを頼んでいいですか?」
と言われたので、現在はそのおつかいが終わったあとである。
「累さん! 買ってきたのですよ!」
青ウサギは累を見つけたので近くによりそう話すと
「ありがとうございます」
累は普段は見せない笑顔をして青ウサギから頼まれていた袋を受け取ると
「じゃあ、私は用事があるので……」
といって青ウサギに手を振ってその場を去った。
次の日。
青ウサギは何気なく散歩していると、累に出くわした。
「累さん。こんなところで何しているのですか?」
その時目撃した青ウサギには、累の行動が意外すぎて理解できない行動をしていた。
累の行動は噴水の水を止めたり、動かしたりしていたからであった。
「青ウサギさん……何って、動くかどうかの調整ですよ。この前見たときは動いていなかったのに
今は動いている……という報告を子供たちから頼まれたんですよ」
累は行動をやめないまま、操作し続けてそう話した。
「で……結果は?」
「んー……まだやっているので夕方話します」
というわけで夕方に後回しにされた。
そして夕方。
「どうでした? 噴水のほうは?」
「枝が引っ掛ていて流れを止めていたみたいです。気づくのに時間がかかってしまったなぁ」
累は大きくため息をついた。
「で、でも! ちゃんと動くようになったんですね?」
「うん。子供達には噴水の前で遊ばないようにっと報告したから大丈夫だと思いますよ」
青ウサギはその言葉を聞いて胸をなでおろした。
青ウサギは風呂場で不思議に思っていた。
それは、累がまだ、厄介事をしていないことだった。
いつもの累なら、何かと厄介事ばかりやっていて、青ウサギ達を困らせたりしているが
今は、そういう気配すら感じないのである。
累はおとなしすぎるため、青ウサギが困らせるのは飛鳥と十六夜と耀の三人だけとなっていた。
それでも落ち着かい青ウサギは、ペストと話すことにした。
「私も彼女が何を考えているのか分からないわ。彼女は彼女なりの行動と考えがあるかも
知れないわね」
ということしか得られなかった。
翌日の昼過ぎ、出来事は起きた
何故か飴が降っていたのだ。
それに気づいたのは子供達の声である。
青ウサギは急いで窓越しから上の方に視線をやると、今までおとなしかった累が
飴を降らせていたのだ。
青ウサギはガクリと項垂れながらも、顔はニンマリしていた。
そして髪は桃色に変えて、累のいるところへと全力で走った。
今日も遅れて奇数日投稿になってしまいました。
今回は青ウサギ視点で行こうとしています。
時間的流れは
耀→青ウサギ→飴騒動→飛鳥→何かしらがあって十六夜
という感じです。
次回はジンくんで行こうかと思います