問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
累は、ペストさんとじゃんけんをしていた。
「あなた……わざと負けているの?」
「わざとだったら、汗すら流していないよ」
ペストと飛鳥、耀、十六夜とともにババ抜きをしていたが、何回やっても、何故か
累が負けてしまうパターンを繰り返していた。
「そういえば、オセロやチェスも累と一緒にやってみたけど、毎回負けている」
「アナログ系の遊びは苦手だからねぇ……」
耀のその言葉に累はがっくりっと項垂れる。
「そういえば、そうね。花札、百人一首も負け越しだもの」
「そんなに弱いの……?」
飛鳥の言葉に驚くペストさん。
「でも、腕相撲には勝ってるよな?」
「腕相撲は考えなくて済むからね」
「確かにどちらかが倒すだけだものね」
「じゃあ、デジタル系は得意なのか?」
「むしろ、機械音痴だから無理だよ。触れたら即爆発! みたいな感じで壊れたこともあるから」
「何もかも駄目なのか……」
「………じゃあ、しりとりはどう?」
ペストはしばらく考えてからそう提案した。
「しりとり? 試したことはないからいいかもね」
累はペストの提案に賛同し、他の三人も賛同した。
「じゃあ私からね。しりとりのりだから………『リス』」
ちなみに順番は、飛鳥→耀→十六夜→ペスト→累の順番である。
「すずめ」
「飯」
「し? し……雫」
「くじ運」
「「「「……………」」」」
しりとりあっけなく終了。
「おい! 佐伽羅! ワザとか!?」
十六夜が激怒して累に問いただした。
「え? 『ん』がついたら負けなの?」
「当たり前でしょう! 貴女今までしりとりをなんだと思ってたの!?」
累のボケに飛鳥は突っ込む。
「そうなんだ………。へぇー」
「もしかして、しりとりすら知らなかったとか?」
耀は不思議そうにいうと
「しりとりという遊びは知っていたけど、どういう遊びなのかは知らないってぐらいで」
累は、苦笑いをしながらそう言った。
「こうなったら、一から全部説明する必要があるわね!」
「ああ!」
「そうだー」
飛鳥と耀と十六夜の目は笑っていない。
「何を……するつもりで?」
累はその三人の顔をみて後ずさりするが、耀と飛鳥に取り押さえられた。
「決まっているでしょ? 特訓よ。特訓」
「なら、私も手伝うわ」
ペストさんも何故かやる気になった。
「さぁ逃げられないわよ! 累さん。覚悟しなさい!」
飛鳥の口調は楽しんでいるものの内心何を考えているかわからない。
「といいつつ逃げる!」
累は、飛鳥と耀を振りほどき瞬間移動如くその場を去った。
「待ちなさい! 累さん!!」
「待ちやがれ!!」
「まてー!」
「逃がしはしないわよ。累」
飛鳥と十六夜と耀とペストは累を追いかけて捕まえるのに1ヶ月と思えるような期間をようした
ペストさんの回なのに、問題児たちがいます。
今日は早めの更新ですけど……次回は戻します。
次回はラッテンさんです。