問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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三毛猫は雨本が苦手

雨本は和装ロリを軽く説教という名の地獄を見せてきたあと、不満を口にしながら

〝ノーネーム〟に帰って屋上にひとっ飛びで飛び軽く着地したあと、また身体を寝かせよう

としてある足音でやめた。

 

雨本の状態だと上で寝ている方が多いのだが、久々に窓から侵入し、その足音の主を

探そうとしたところで、耀が連れて来た三毛猫に遭遇した。

 

足音の犯人はこの三毛猫の物と判断した雨本は、雨本に気づいた三毛猫を逃さないように

して、宙ぶらりんの状態をつくりあげた。

 

「何してんだよ」

 

雨本は普段話している声よりも低くして三毛猫に問いかけた。

 

『いや……あの………その……』

 

ちなみにこの三毛猫は雨本が大の苦手なのである。

 

いじられたし、毛づくろいしてくれたし、洗ってくれたし。

耀以上に可愛がるのが三毛猫にとって苦手意識を上昇させていた。

 

「………………」

 

雨本はしばらく三毛猫の様子をみて、大きくため息をついた。

 

「なるほど……そういうことか。十六夜のヘッドホンを強奪ってか」

 

三毛猫はビクッ! と驚いた。

 

こいつは心を見たのかと思うぐらいに

 

「二人だけの参加か………手厳しいな。こっちが話をつけてやるからお前は戻れ」

 

『はっ………はい!!!』

 

雨本は掴んでいた手を離し、猫は耀の部屋へと戻っていた。

 

「………」

 

「はぁ………」

 

雨本は短い髪を少し弄りながら十六夜の部屋に移動した。

 

 

十六夜が来たのは部屋に到着してから数分も経たなかった。

 

「おいおい、こんな所にいていいのかよ?」

 

十六夜はそういった。

 

「いていいんだよ。むしろ見学したい所だったからな」

 

「へぇ……で? 俺の部屋にいるってことは話があるんだろ?」

 

「まぁな。ちょいとそこで三毛猫と遭遇したが、十六夜のそのヘッドホンを隠そう

 としてたんで、冷やかして来たところなんだが………その三毛猫がヘッドホンを隠そうと

 した理由が」

 

雨本は三毛猫の思考を読み取っていたのか、十六夜に理由を話すと

 

「春日部がね………で、俺がここに残って欲しいと」

 

「簡単に言えばそうだ。不満なら俺の過去話をしてやってもいいぞ?」

 

雨本のその言葉に表情が一変する十六夜。

 

「無論。お前も過去話をするのが交換条件だがな」

 

雨本は付け加えた。

 

「いいぜ。一つだけ質問していいか?」

 

十六夜は含み笑いを雨本に見せながらそう言った。

 

「なんだ?」

 

「累だと腰ぐらいまで長い髪がなんで、雨本になるとそんなに短いんだ? 切っている訳

 でもなさそうだしさ」

 

その言葉に雨本は十六夜を軽く睨みつけたが

 

「……………明日話すさ」

 

雨本は言葉を濁してからそう言って、窓を開け屋上に飛び乗った。




ちょっと改変していますけど、原作通りに進んでます。

次回は累(雨本)の実態が明らかになります
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