問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
その日の翌朝。
雨本はいつものように屋根にのり、青ウサギ、飛鳥、耀、ジン少年、三毛猫の
見送りを外で見ていた。
飛鳥たちがこっちに手を振っているので、一応振り返した。
「仕方ないから、近くで見送るか」
雨本はそう言って、近くに行くことにした。
「雨本さん………本当にいいの?」
雨本が近くに来たと同時に耀に質問された。
「三毛猫が怪しい行動を起こさなくても行かせたけどさ。行きたそうな顔すれば譲って
上げるのも役目じゃないのか?」
雨本は三毛猫を少し睨みながらそう言った。
「三毛猫が何をしようとしてたの?」
「十六夜の大事なヘッドホンを隠そうとした。ぐらいで……これ保護目的としてやるよ」
雨本はそう言って耀に渡したのが猫耳がついたヘッドホンである。
「十六夜のヘッドホンと類似したやつだ。一応渡しておく」
雨本はそう言って、手を振った。
再び屋根の上に乗ろうかと思った雨本だったが、近くにあった切り株をみて
そこに座った。
十六夜が来たのはそれから二分後くらいだった。
「んじゃ、話してもらおうかな」
十六夜は内心楽しそうな声でそう言った。
「どこから話せと……」
「んじゃ、その性別が変わる理由とかからな」
「そこからか………西暦で言えば1700年頃だな。俺が生まれた後に」
ときは遡って1700年の12月。
累は生まれてすぐに桶と川に流されていた。
「んで、2900年の年代に第一養父母に引き取られた。この時の精神年齢だけ成長しただけで
肉体年齢は0歳だ」
「は? おい、ちょっと待て。ワープしたとでも言うのか?」
「していないな。流れ着いた場所が未来でした~だからな。んで、そんときに性別の入れ替えが
し始めて1歳で捨てられた。そんときの性別は『女』だったな。生まれたときは『男』
だったから、気づかないのは当然だ。仕方なく、街を布一枚で歩いていったら、
1400年頃に気づいたらそこにいた。そんときに拾われたのが第二養父母」
第二養父母は、子供に恵まれない家庭だったのか、今までに長い14年はいた。
事前に入れ替わりがあるし化物だと話してはいたが、それでも構わないと言われた。
だが、そんなある日にその養父母に子供が生まれた。
「養父母はその子供に愛情を注いだ。俺は二の次だ。
俺は仕方なく、その養父母に一人暮らしをすると告げて別れた。そしてまた
1700年頃に移動していた。
もう慣れっこだ。 んで、ちょうどその時、一人の男性が俺を見て愕然としやがったんだ。
それが俺の父親」
父親は息子だが娘だか知らないが顔をみた瞬間抱きついて、帰ってきてくれたのか
と話した。
「どうやら俺は、捨てられたわけじゃなく、近くの川で桶に遊んでいて、そんときに
流れたらしいんだよ」
長くなりそうなので今日はここまでです。
雨本(累)が年齢不詳なのは、時間移動で年齢が解らないからです。