問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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前回の続きです。


十六夜がツッコミになる

「自分は性別が入れ替わるし気持ち悪いから一緒に暮らすのは遠慮したいと願い出たんだが

 そんなもの関係あるか的なことを言われて、それから手紙を受け取って封を開封するまで

 暮らしてきたってことさ」

 

「それまでワープとかしなかったのか?」

 

十六夜は未だに目を輝かせながら聞いてきた。

 

「ないな。むしろ、親の顔見れた安心感で途切れたと考えていい。何故移動したか解明できて

 ないからな」

 

雨本は呆れながら苦笑いをした。

 

「んで、そこでまたおかしなことがわかったんだよ。肉体年齢が20歳で止まりそれ以降は

 精神年齢では歳をとっているが、老化しないんだよ。親が老化しない俺に、そんとき出来た

 弟と妹の面倒を見てくれと言われてさ、心優しい親だったよ。その次の弟や妹も頼まれて

 その次も頼まれて、んで、十六夜がいた時代の子供に言われたんだよ」

 

『ごめんなさい。もう姿を現さないで………』

 

「不気味がられてさ、そのとき、そういう時代が来たんだなって思った。それからずっと

 マンションで余韻に浸ってたってわけだ。その時に手紙が来て。ああここからも追放されるのか

 って察して、また入れ替わりが激しくなって、落ち着いたのが5年後だった。

 姿を現すなと言われたけどさ、電話をかけてくれるしな。だから俺は、その夫婦には、旅に出る

 から、マンションを売り払っても構わないと告げて、知り合いの漫才師には助言だけそえて

 別れを告げてここに来たってわけさ」

 

雨本は話しを終えると十六夜は呆然としていたが、

 

「それじゃあ、入れ替わりの際に髪が短くなったり長くなったりするのはなぜだ?」

 

なんとか口を開いたのがそれだった。

 

雨本はその質問にしばらく黙り込んで、数分後に

 

「それがわからないんだ」

 

と答えた。

 

「わからない?」

 

十六夜は釈然としないまま聞き返した。

 

「ギフトかも知れないし、そうじゃないかもしれない。とにかく理由がわからないんだ」

 

雨本は困り果てた顔をしたあと若干キレ気味で言った。

 

 

 

十六夜はそれ以降、同じ質問を続けたが雨本は否定し続け、

結局は、十六夜と決闘するはめになった。

 

ちなみに挑むのはオセロである。

 

「おい。十六夜………ワザとか? アナログゲームが苦手なのを知っていてのあれか?」

 

「ああ。そうじゃなきゃ、まともに答えそうにないからな」

 

十六夜の目は明らかに面白いおもちゃをみつけた子供の目だ。

 

「いいぜ遊んでやるよ。負け覚悟で」

 

「勝つ覚悟でやれ!!」

 

十六夜は始めてツッコミを入れた。

 

「わかったよ。負けるつもりで行く」

 

「だから勝つつもりでいけ!!」

 

このとき、十六夜は青ウサギの苦労がようやく分かったような気がした。




十六夜をツッコミい回そうかと思いました。

このあとオセロに買ったのか負けたのかはご想像にお任せします
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