問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

46 / 190
埋め合わせ的な
不気味すぎる笑い方をしている


「あー……暇だ暇だ。暇だから何かしてみせてよ。ペスト」

 

「え、えっと……そう………こういうのとか」

 

「却下。つまらないし、やばいし面白くない」

 

「そ、そんなこと言われても………」

 

ペストは涙目になりながら、困っていた表情をしていた。

 

「ほらほら、早くしないと『佐伽羅累』と『雨本』がどうなってもいいのぉ?

 よくないよねぇ? だから、面白い話でもなんでもいいからしてよ。暇なんだし」

 

一方でもう一人のほうは、困惑している表情をしたペストを見て笑っていた。

 

収穫祭から帰ってきた黒ウサギはそれを見て、さらに何がどうなっているのか分からないでいた。

 

「あの~? ペスト様? どうなっているか説明をしてくれませんか?」

 

やや沈黙のあと黒ウサギは聞いた。

 

「わたしにも解らないわよ。私が買ってあげた服を見せに行った帰りにいきなり後ろから抱きつい

 たと思ったら、ここまで瞬間移動させられて、こうなっているのよ」

 

ペストは事の事情を説明した。

つまり、姿は佐伽羅累のままだが、中身が違うという感じである。

 

中身が違う佐伽羅累なので名前は「違いるい」と問題児が勝手に決めたのだが、

本人はそれを気に入っているらしいく大爆笑したあと

 

「ところでさぁそのウサギ何? 天然記念物?」

 

「違います! 私は黒ウサギという名前があります!」

 

「へぇ? 黒ウサギ? どう見ても青ウサギだと思うんだけどなぁ……違うならそうかも

 しれないね。んじゃあよろしく頼むよ。黒ウサギちゃん」

 

ちなみに黒ウサギは一度も累に青ウサギとしか呼ばれなかったので、名前で言えてもらったのは

今回が初めてである

 

「で、どうやったら元に戻るんだ?」

 

十六夜はどうでも良さそうに話しを進めた。

 

「面白ければ断然OKだよ? 快楽主義者的な思考の面白さは少し違うけどねぇ?」

 

違いるいは、特徴的かつ独特な笑い方をしたあとそう言った。

 

「じゃあ、オセロで勝負なんてのはどうだ?」

 

十六夜がオセロを持ちかけたのは、佐伽羅と雨本の共通点としてアナログゲームは苦手

といのを賭けていた。

 

「おぉ。オセロね。いいよぉ、いいよぉ。暇つぶしにはちょうどいいかもねぇ?」

 

そう言いつつ不気味な笑い方をしたあと、オセロ盤をポケットから取り出した。

 

「勝ったら元に戻るでいいな?」

 

「勝ったらの話しだけどねぇ?」

 

十六夜と違いるいのオセロゲームが開幕された。

 

 

10分後

 

「はぁ……これにて終了ぉ。いい勝負だったよぉ?」

 

結果、十六夜が勝った。

十六夜は黒。違いるいは白を使ったが、白が1しか残っていなかった。

 

「そういや、お前。わざと負けなかった?」

 

十六夜は盤上の半分以上が黒を占めているのに、不審に思ったのか問いかけると

違いるいは、不気味に笑ったあと

 

「そぉいやぁ。雨本も同じ質問していたよねぇ。佐伽羅累にもさぁ。正直にいえば二人とも

 アナログゲームやデジタルゲームは得意中の得意さぁ。無論、私自身もだけどさぁ……

 理由はわかるぅかなぁ?」

 

「わざと負けていたってこと? でも、累は汗を流していたわ。 その理由なんて……」

 

飛鳥は不思議そうにそう呟く。

それを聞いた違いるいは口元を不気味にニヤリとさせた。

 

「事情はその金髪少年に聞くとしてさぁ……まぁ、深い事情は語れないけどぉさぁ……言われた

 んだよぉねぇ?」

 

『化物だ。悪魔だ。貴様は人間なのではない』

 

「とねぇ? 化物までは、もう慣れているからいいのにさぁ。悪魔や人間じゃないと言われた

 時は『本当の人物』がショックを受けるんだよなぁ? だから『私達は』アナログゲームでは

 負けることにした。

 それぐらい簡単なことだよぉ? そこの三人なら意味がわかるよねぇ? それぐらいさぁ。

 佐伽羅累はアナログゲームだけは苦手に見せるよう汗をながしていたさぁ。練習でもしたの

 かねぇ? 金髪少年はすぐに気づいていたみたいだけどねぇ?」

 

違いるいは、不気味すぎるぐらい笑い方をした。




何故か新たなキャラが登場してます。

というか登場させないと話が進まない。
とりあえず番外編です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。