問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
「カエルが二匹……カエルが三匹……カエルが四匹…………カエルが二十三匹」
累はカエルを数えながら池の周りをぐるぐるしていた。
そのため、池にはカエルが一匹しかいないのにも関わらず、累はそれを永遠に繰り返していた。
「………で、十六夜と耀と飛鳥は何をしてるんでしょうか?」
親アヒルの後ろに子アヒルがついてくるのと同様に、累の後ろに十六夜と耀と飛鳥がついてくる
ため、累は、カエルを数えるのをやめて、ようやく問いただしたのだ。
「累を見張っているのよ」
「累を見張っている」
「佐伽羅を見張っている」
帰ってきた答えがこれである。
累は少し困惑した表情を浮かべながら、小さくため息をついた。
「………本音は?」
「「「いつ変わるか待っている」」」
「…………なるほど……」
累は沈黙のあと納得した。
違いるいの言葉で十六夜たちは黙ったまま、事態に困惑していたのを見計らったのように
その場を逃げたため、慌てて追いかけたら累がいたという状況である。
そのため、白夜叉以外は入れ替わりを見ていないということになる。
「変わってもいいけどさ、それ見て何か分かるの?」
累は髪をいじりながら十六夜達に話しを聞くと
「「「ただ、なんとなく」」」
「なんとなくって……。まぁいいけど」
累はそう言いつつ逃げていった。
「! おい待て!! まちやがれ!!」
十六夜は即座に反応して追いかけようとするが
「いやぁ……逃げてないけどねぇ?」
十六夜は唖然としてしまった。
変わるのが早すぎて見えもしないことに。
違いるいは、苦笑しつつ
「見えたかなぁ? 見えなかったよねぇ? ちょっとばかし逃げてるようにしか見えなかった
のかなぁ? おかしいねぇ?」
そういいつつ左手で足を指した。
「池の水が飛び散るぐらいだからねぇ……」
十六夜たちは足を見てみると水に浸かったようになっていた。
「掃除ぐらいはやらないとねぇ? 三人とも一回転すればぱっぱと掃除するけど?」
違いるいは不気味な笑いをしたあと、そう言った。
三人は仕方なく言う事を聞いて一回転した。
「これでいいね。 ここじゃ、わからないと思うから広い所で、もう一回見せるよ」
いつの間にか変わっていたのに十六夜達は少なからず小さなため息を吐いたのである。
「……という事で、和装ロリ。広い場所を用意してくれないかな?」
十六夜と耀と飛鳥と累は白夜叉がいる〝サウザンドアイス〟に訪れていた。
「むっ……。漬物はあるかの?」
「漬物かぁ……。えーっとこれでいい?」
累はポケットから漬物を取り出した。
「よく、小さなポケットから大きな漬物樽が入ってたわね?」
飛鳥は、オセロ盤といい漬物樽といい小さなものしか入らないポケットから大きなものが取り出せ
るのに不思議に思っていた。
「んー? 《無限能力》だよ。一度目にしたものは何度でも呼び出せるという。夢のような
ギフトだよ。でも飲み物は無理だけどね」
んー適当すぎる………。
これぞ、ザ・適当なのだろうか……
適当すぎて原作すら崩壊してしまう。
まぁオリジナル部分で補正ということにしよう。