問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
今は居場所がないため、雨本と羽村はサウザンドアイズに一時的に住まわせる事になった。
身を隠している間にペルセウスリーダーのチャラ男ことルイオスが来て、何やら話し込んでい
たが、あまりにもいい気分になれないので、スルーしておくことにした。
その日の夜。
黒ウサギ、十六夜、飛鳥、佐伽羅が入って来た。
佐伽羅はご機嫌が斜めでよろしくないと見た。
「うわお、ウサギじゃん! うわー実物初めて見た! 噂には聞いていたけど、本当に東側に
ウサギがいるなんて思わなかった! つーか「うるさい チャラ男。馴れ馴れしい」……
へ?」
殺気の篭った声にルイオスは唖然とする。
「チャラ男でウザイ。さっさと話進めよう」
佐伽羅はルイオスを睨みつけながらそういう。
それを見た黒ウサギ達は佐伽羅が冷静になるまで、話しを進めることにしたようだ。
(佐伽羅が怒るのは珍しいからな)
などと雨本は思っていると
『ところで、なんであなたたちが二人いるのかな?』
気づかれた。
佐伽羅に。
『一時期住まわせてもらってるんだよ』
雨本はその問に答えると
『へー……質問なんだけどさ、私の髪はいつ切るべきだと思う?』
『切りたいと思った時期に切ればいいんじゃないか?』
『だよね』
やりとりはこんな感じだ。
雨本や羽村の記憶からもない状態だったので、若干ドギマギ状態だ。
そのあと、ルイオスの発言にキレた佐伽羅は、飛鳥のギフトを上乗せして、安っぽい命を
訂正して逃げるように去っていた。
佐伽羅のギフトで、腕相撲をしたあと、十六夜と勝負でそそくさと去っていたかと
思ったが、
「そこに隠れてないで姿でも現したらどうだ?」
十六夜は佐伽羅のあとを追うことなく、雨本と羽村が隠れている暖簾から声を掛けてきた。
「はぁ……十六夜、お前って……」
「バレてしまいましたねぇ」
雨本と羽村が登場すると、十六夜は二人をみて驚愕したあと、
「なるほど。どうりで、曖昧な記憶があるわけだ。佐伽羅を初めて見た時に、こいつどっかで
あったなとは思ったんだが、そういうことかよ」
十六夜の感は鋭い。
「でも、内緒にしておいてくれよ? 後に俺たちとまた会うことになるんだからな」
雨本は苦笑いを浮かべながら十六夜にそう言っておいた。
じゃないと、あの反応が起きないと思ったからだ。
「恐ろしいぃね。バレないっと思ったのですがぁ まぁ、いいでしょう」
羽村は不気味に微笑んだあと
「バラしたら、ただじゃすみませんよぉ?」
十六夜の耳元でそう忠告しておいた。
「それもそうだな。じゃあな」
十六夜は額に冷や汗を浮かべたあと、逃げていった。
場所は、白夜叉の寝室である。
特別に中に入ることに成功した。
「おんしらが行ったとおりなったの」
さっきまで、佐伽羅と負けてキャラ崩壊しかかってたのに、今は平然と言う白夜叉。
「まぁな。実際に経験してきたことだし。無問題だな」
雨本はそう笑って返しておいた。
「なら、一つ聞きたいことがあるのじゃが……わしがハマるものって何だかわかるかの?」
白夜叉は疑わしい目でそう訊いて来たので、
羽村と雨本は顔を互いに合わせながら
「「漬物!」」
と同時にいった。
裏話です。
かけっこで負けた理由がそれでしたね。
十六夜おそるべし。