問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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遠まわしの視点

雨本と羽村は〝サウザンドアイズ〟から一歩も出ることはなかった。

累視点で景色を見ていたが自分たちが外に出るという記憶は存在しない。

未来に従うべき理由なのである。

 

「漬物はどのくらい美味しいんじゃ?」

 

漬物の話しを白夜叉に話したために、このように毎日聞いてくるようになった。

自重して欲しいと思う。

 

「食べればわかるよぉ?」

 

羽村は不気味な笑顔でそう答える。

 

「いつ食べれるのじゃ?」

 

「ずっと先」

 

「NOOOOOOOO!!」

 

白夜叉が完全にキャラが崩壊した。

白夜叉さんのファンの皆さん。ごめんなさい。

 

「はぁ………暇だ」

 

雨本はそんな白夜叉を無視しつつ大きなため息をついた。

 

次の日。

〝サウザンドアイズ〟に佐伽羅がやってきた。

 

「〝ノーネーム〟にサプライズプレゼントしたいので、お手伝いさせてください!」

 

あぁ……。

佐伽羅が、黒ウサギの自室で一億個以上のお菓子をばらまいたアレである。

 

その時、〝サウザンドアイズ〟に来訪していたコミュニティの数は約200以上である。

そのうちの一人が佐伽羅の言葉をきいていたのか、

かなり憐れむような目をしたあと

 

「このぐらいしかないけど、お菓子をあげるよ……」

 

〝ノーネーム〟の惨劇は誰もが知っているため、かかわり合いを持たないものもいたらしい。

その中での一人が動くと……

 

「じゃあ、俺も……」

 

「ぼ、僕も……」

 

「それより僕と契約……」

 

一人だけ変なのもが混じっているが気にしたら終わりだ。

空耳だろう。

 

一人動けば百人動く。

つまり、一匹みたら百匹おると思え。と同じ例えなのだ。

わかりやすく言えば。

 

「え? いいんですか? 手伝いでよかったけど……」

 

あまりにも出来事に佐伽羅は戸惑うが

 

「いいんだよ。その代わり、なにかをプレゼントしてくれると助かるよ」

 

一人の犬耳男性が言う。

 

そのお返しがあの漬物なので、同等なのだろう。

甘いものをもらい渋いもので返す。

なんだろうな……。

 

結局佐伽羅はお菓子を一億個以上もらったのである。

 

その後日〝ノーネーム〟の子供たちが各コミュニティに周りお礼を言いに来たのである。

それに胸を打たれた数十名が同盟を創ったのはそれからペルセウス戦のあとの出来事であった。

 

 

ペルセウスの戦いのあと。

 

佐伽羅は雨本と羽村に話があると言われて現在上空2000mにいる。

 

「どうしたんだ? 佐伽羅」

 

雨本はめんどくさそうに呟きつつそう聞くと

 

「んー……ペルセウスの戦いの時、ギフトを貸してくれてありがとうっとお礼に言いに来たよ」

 

「別に返さなくていいぜ。それもともとお前のだから」

 

「? そうなの? こんなの持っている記憶すらないんだけど?」

 

佐伽羅が困惑していると

 

「ん~……いらないならぁ私が貰うけどぉ?」

 

羽村はウシシと変な笑い方をしながらそういうと佐伽羅はしばらく悩んだあと

 

「んー……いいや。貰っておくよ。いつか〝ノーネーム〟に遊びに来てよね?」

 

首を横に振り笑顔でそう答えた。

 

「考えとく」

 

「気が向いたらねぇ」

 

雨本と羽村は佐伽羅の問いに同時に答えた。




なんのギフトをあげたかは読めばわかります。

累はもらったのはもらったがなんのギフトかは判断していなかったようです。

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