問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
雨本たちは火龍誕生祭がある北側に着き、散歩しようとするが、道に迷ってしまっていた。
「あぁ……迷った」
「アハハ………はぁ……」
迷って一時間近く経っているので、笑う気力すらない羽村と
地図を見ながら抱え込む雨本。
「あ、あのー……」
「?」
雨本が振り返ると春日部がいた。
「ん? なんだ?」
「えっと、累を……見なかった? でも、貴方も累に似ている……」
通行人に対して敬語じゃないのはどうかと思うのだが、気にしないでくれ。
そういう設定だ。
耀は俺をじぃっとみたあとそう呟く。
「佐伽羅累のことか?」
累という言葉を訊いて、雨元は佐伽羅のことだと思い聞いてみると
「そう。それ」
「あー……。それなら、向こうにいるぜ。匂いで辿り着けるかもな。あ、あとさ。今どこにいるか
分かるか? 〝サウザンドアイズ〟に戻りたいけどさ」
雨本はそういいつつ耀に地図を見せると耀は、しばらく悩んだあと指さした。
「ここ。ここから北東に行けば〝サウザンドアイズ〟に行けるから」
耀は無神経そうにそう答えたあと
「ありがとう」
そう言って、向こうへ行った。
「おい、羽村。北東だとよ」
雨本は、いつの間にかうつ伏せになっていた羽村にそう告げると
羽村は身体を起こし
「当分、外には行けないかもなぁ……」
声のトーンが低いまま北東へ足取りをフラフラさせながら進んだ。
「……取りあえず、普通に歩け」
雨本はそう言いつつ肩を貸して北東に向かった。
数分後、ようやく
〝サウザンドアイズ〟に着くや否や、十六夜達が言い争っていた。
(あぁ……あれか)
雨本はそう思いつつ、そそくさと移動し行動不能化とした羽村をベッドに移動させたあと
自室に行った。
コンコン
それから、さらに数分後、誰かが部屋をノックしたため
雨本は、部屋を開けると耀が入って来た。
「? どうして俺の部屋が……ああ。白夜叉から聞いたんだな」
取りあえず耀を部屋の中に招き入れ、紅茶を差し出しながら雨本を聞いてきた。
「で、なんかようか?」
「累の男バージョンと似てるから気になった」
「あぁ……そのことか」
耀とはあの時が初対面であり、累が男バージョンの時も知っていたのか対して驚かなかったこと
に不思議に思っていた。
「まぁ、話は省略するが……」
と雨本は言いつつ指を鳴らすと、耀は驚いたあと、顔をみるみる赤らめた。
「なんで忘れてたんだろ……」
と耀は顔を隠しながらそう言った。
「ギフトの一つだな。似ているのは簡単、三つ子だと思ってくれ」
雨本は、苦笑いを浮かべながらそう言った。
「三つ子って……まぁ、そうなのかな?」
耀も苦笑いを浮かべた。
耀がヒロインになりかねない。
飛鳥もヒロインにしたい。
え? 黒ウサギ?
黒ウサギはメインツッコミ役として動かないよ(沙*・ω・)
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