問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
「訓練をして欲しい」
耀は顔を真っ赤に染めながらそう言った。
「訓練って……現に佐伽羅にしてもらっているだろ?」
雨本はそういうが耀は首を横に振る。
「もっと……して欲しい」
上目遣いでそう言われた。
言い方を間違えれば危ないやつと認識していたに違いない。
「あれで、最高なんだよ。それ以上に強くなりたいなら自分自身で磨くしかない。佐伽羅は
あれでも、相手が鍛えやすいように訓練したんだ。俺がそれをするのは、佐伽羅の努力が
無駄になるってもんだ」
雨本は上目遣いに負けずに顔をそらしながらそう言った。
「……そう」
「あぁ、あとこのことは佐伽羅に内緒な。記憶が一致しなくなるし」
「分かった……」
耀は悲しそうにそう呟いて雨本の部屋から出て行った。
入れ替わりに復活した羽村が入って来た。
「助けてぇ~~雨本ぉぉ」
「累に似ているのは何故!?」
羽村だけじゃなかった。
飛鳥が羽村の腕を離さないように掴んでいた。
問題児おそるべし。
「あら? あなたは……雨本に似てるわね」
飛鳥は雨本を見るなりそう言った。
雨本は深いため息をついたあと指を鳴らすと飛鳥は一瞬固まったあと
「あ、お魚美味しかったわよ」
と髪をかきあげながらそう言った。
「このことは佐伽羅に内緒な。十六夜と耀は既に知っているから……あと黒ウサギとジンの奴ら
も内緒にしておいてくれ。未来につながらないからな」
雨本は耀に説明した内容を話しておいた。
どうりで、あの躊躇したような顔であんなに問い詰めるわけだ。
「そう。分ったわ。 で、この人は誰?」
飛鳥は羽村みて訊いてきた。
「いずれわかると思うよぉ?」
羽村はいつも通りの笑みを浮かべたあとそう言っておいた。
「そ、そう……」
飛鳥は羽村の笑みを不気味に思ったのか顔が引きつっている。
「そういえば、累さんに似ているなら、アナログ系のゲームも苦手なのかしら?」
ふふんと悪巧みしている顔を浮かべながらそういうと
「どうだろうな? 佐伽羅に頼めば一発でわかるだろうさ」
雨本はそう答えておく。
どうせ後で羽村が暴露するだろうからな。
飛鳥は、しばらくじーっと羽村と雨本を見たあと
「……っまいいわ。それじゃ」
諦めて部屋を出て行った。
(まったく、この問題児は油断できないな………)
と雨本は心の中でそう呟いたあと頭を抱え込んだ。
羽村はしばらくして部屋に戻ったが入れ違いに十六夜がドアを蹴りを入れた。
「十六夜。ノックしてから蹴り破いてくれ」
「ドアを壊してはいいんだな?」
「後で直すから問題ない」
「ハハハハッ! そうかよ」
このあとの話は次回ということで。
今日は蒸し暑いですね……
さっぱりしたいぜよ。
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