問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
十六夜たちがアンダーウッドに帰るまでの間、雨本と羽村は〝サウザンドアイズ〟の手伝いを
しながらも、〝ノーネーム〟の子供たちの世話をすることになった。
「累とにてるー!」「双子? 双子なの?」「洋服が変だねー」
子供は正直である。
洋服が変なのは白夜叉の趣味だぞと付け加えておく。
散々着せ替え人形如く取っ替え引っ変えしたからな。
「んー兄弟かなぁ~」
累はその双子という質問に対して
兄弟という意味合いをつけた。
双子というより三つ子に近い感じだけどな。
「どっちがお姉さん??」
という質問に対しては
「どっちだろうねー」
累はなぞなぞみたいに出している。
子供たちはそれで苦戦する形になった。
最年長であろうリリは雨本と羽村を同時にみながら口をポカーンと開けている。
「え、え…………? あ、あのー?」
これが数時間続いたのは言うまでもない。
このあと雨本だけペスト御一行と出会ったときは
「いや……その……あれよ。物忘れよ」
洞窟について突き出す前にそう慌てて答えて逃げていったし何が何だか。
んで、現在。
雨本と羽村は〝サウザンドアイズ〟にいた。
「では、このように綺麗にしてください」
キャラが戻った女性店員は笑顔なのに怒っている顔を雨本たちに見せながら笑う。
前よりどす黒くなったのは気のせいだろうか。
「……了解」
「承知」
その顔からか雨本たちは何も言えず首を大きく縦に振った。
「掃除掃除~。ギフトなしの掃除は久々~♪」
羽村は機嫌がよかった。
怒らせると怖いが………機嫌がイイなら掃除も……
「店長! おわったぜよぉー」
早いな。
二行目しか書いてないぞ。
もう少し時間を……。
「まぁ! 素晴らしい! 流石ですわ!」
羽村がいう店長というのは女性店員のことであり、
女性店員は呼ばれるたびにこう答えている。
常套句しかないのか。
「……じゃなくて、早すぎませんか? まだ一分も経っていませんよ?」
「だってさぁ~。雨本がさぁ~」
羽村はそう言って雨本を指すと
エプロン装備で本屋ではみかけるのか? ほこり叩きを装着している
家事掃除お任せの雨本がそこにいた。
「ん? なんだ……?」
見つめている女性店員に首を傾げながら掃除をする雨本
「……い、いえ……」
女性店員はそういい奥へと戻る
「負けた……エプロンがあんなに似合う人と出会うなんて………掃除では私が誇りに……」
奥の方へなんらか聞こえてきそうな声でそう呟いていた。
「雨本~あれは相当なダメージだねぇ?」
羽村は笑いながらそういうと
「? なんのことだよ。それより、そこの掃除まだだろ」
「はぁーい!」
羽村は呆れながら掃除を再開するのでした。
一応言っておきます。
家事掃除できる人に憧れますね。
羽村と雨本は二手に分かれて掃除をしていたのですが、羽村が先に終わったという感じで
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