問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
苦労だから黒ウサギ
雨本は佐伽羅を抱きかかえ部屋に連れて行くことにした。
途中で黒ウサギと合流。
うっわ。ここじゃ初対面ですよー。
「あれ? 雨本さん……を抱きかかえているのは佐伽羅……さん?」
困惑しているのか黒ウサギは戸惑っている。
「え……? どういうことですか?」
「……詳しい説明は後でするから十六夜たちがいるところに行けばいいさ」
そう言っておいて振り切る。
黒ウサギは頭上にハテナマークを浮かべるようにして十六夜たちがいる部屋へと移動した。
佐伽羅の部屋に入り、ベッドに寝かしつける。
場所は記憶と同じ部屋。
流石に違う部屋は困るのは雨本である。
雨本が部屋から出ようとするとき
「待って……」
起きたのか佐伽羅が言った。
「どうした?」
雨本は佐伽羅の傍によりそういうと
「寝るまでここにいてくれないかな? 何か疲れちゃってるし」
佐伽羅の顔はどこか不安げなもどかしそうな顔をしていた。
自分に自信がないような顔にもみえる。
「ギフトの使いすぎじゃないんじゃねぇのか?」
雨本はそういうと
「そうかも……ね。おやすみ雨本」
眠気が来たのか雨本に笑顔を向けながらゆっくりとまぶたを閉じた。
「ああ。おやすみ佐伽羅」
雨本はそう佐伽羅に向けて微笑んだ。
雨本が佐伽羅を部屋に送り届けている間、羽村は相変わらずの不気味な笑顔で十六夜たちを
見ていた。
「………何で今までお前らのこと忘れてたんだ?」
そう質問したのは十六夜である。
「あれれぇ? 十六夜くんはカンが鋭いからわかってたと思ってたんだけどなぁ……?
まぁいいや。 火龍誕生祭のときに累が記憶を書き換えたよね?」
「ええ。そうね」
羽村の問いに飛鳥が頷く。
「その時に一気に関係もリセットしたらしくてねぇ……完全に記憶を戻るには、時間の流れに
任せるしかないわけだよぉ。んで、ようやく今戻ったわけだよぉ」
羽村は愉快に踊ると同時に黒ウサギが部屋に入って来た。
「あ、あれ? 佐伽羅さんはさっき運ばれて……え?」
「わぉ!? 黒ウサギちゃん。はじめまして~!」
黒ウサギがさらに困惑するなか、羽村は嬉しそうに顔を向け黒ウサギの手を握りブンブン振り
回す。
「うぎゃー!!」
黒ウサギは困惑しながらもハリセンを取り出すが羽村に取られてバシッと叩かれる。
「ハリセン出すなんて容赦ないねぇ~。オー怖い怖い」
羽村は棒読みでそう返す。
「痛いです! 物凄く痛いです!! 何をするんですか!!?」
黒ウサギは頭を抑えながらそう聞いてきた。
「だってさぁ~面白いもん」
「あーそれ分かるわ」
「同感」
「以下同文」
羽村はまともなニヤニヤを返すと同時に問題児三人も同意するように頷く。
「うー………」
「何やってんだよ」
雨本が部屋から戻ると同時に黒ウサギは激しくうなだれながらその場に倒れた。
気絶だね……。
可哀想に。
完全にオリジナルww
話が進まないけど
オリジナルです!!