問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
気絶してしまった黒ウサギは後で説明するとして、雨本たちは詳しい事情を説明することにした
その後に乱入してきたジンとペスト御一行とレティシアの顔が驚愕していた
のが理由である。
「………というワケだが……理解できたか?」
一通りの説明をしたのはいいものの理解できているのか解らない十六夜と飛鳥と耀。
顔を青ざめて、雨本と羽村を見るたびに顔を背けるペストとその他二人。
何が何だかわからないぞという顔をしているレティシア
話についていけないのか、ぼーっとしているジン。
(大丈夫なのか? 不安になってきたぞ)
雨本自身も不安になってくる状況である。
「まぁ……理解できないならそれでいいよぉ? 勝手に話は進むだけだしねぇ」
十六夜たちの反応を見て羽村は面白そうに不気味な笑顔を浮かべる。
羽村は何を考えているか一生解らない雨本である。
「んじゃ、そういうことで、〝サウザンドアイズ〟に戻るからねぇ~」
羽村はそういいつつ雨本の腕を捕まえてそそくさと出て行った。
羽村に連行され出て行った雨本は、大きな溜息をついた。
「何か逃げるように出ていかなったか?」
雨本は呆れつつそう聞くと
「あぁ? やっぱりそう見えたぁ? だよねぇ~ 自分でもそうおもったよぉ」
「……何か計画があったとかは……」
「ない!」
「堂々と胸を張って威張らないでくれ。それとドヤ顔もやめてくれ」
やれやれと頭を抱える雨本。
(俺は一生ボケ担当がいい)
そう思ってしまう雨本なのである。
黒ウサギが苦労しそうな予感がするんだけど大丈夫だろうか?
そんな時
「待ちやがれぇぇ!!」
後ろから十六夜の声と何かが雨本と羽村の頬をかすめた。
「………知らねぇぞ……十六夜」
雨本はそう呟く。
羽村の左頬にカスリ傷。雨本の右頬にもカスリ傷。
雨本は一度だけ羽村を怒らせたことがある。
羽村と一緒に行動してから二週間経過したある日、落下した湖で魚を取るために釣竿を
ふって釣り針がかすかに羽村の左小指に擦り傷程度だったが、その時羽村は人が変わったように
怒り、落ち着くまで怒鳴り散らしたことがある。
(あの時は怖かったな……。十六夜も覚悟しないとな)
雨本は、大きくため息をついた。
「おい! 最初から説明しろ!!」
そんなに離れてないはずなのに十六夜は息切れを起こしていた。
「その前にさ、十六夜覚悟したほうがいいぞ」
「あ?」
「さぁ十六夜よ。説教の時間だ」
明らかに口調が変わっている羽村は、十六夜の腕を掴んだあとどこかに連れて行った。
「雨本くん……十六夜くんはどこに行ったのかしら?」
遅れてきた飛鳥は十六夜がいないことに疑問を抱いていた。
「あぁ……説教中だ」
「説教……?」
飛鳥より遅れた耀は疑問を抱くため雨本は羽村の事情を説明した。
んー。おとなしい人ほど怒るのが怖いというのがあるので
参考にしてみました。
というか十六夜が苦労人になりかねない。