問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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キノコ料理はいっぱいある

黒ウサギが羽村の主食であるキノコを一樽ごと食べたお陰で、羽村は元気がなかった。

それも当然。

羽村の好物でもある変わったキノコは黒ウサギによって大量に入っていたきのこ樽をまるまる

食べたからである。

 

「主食が~~~おいしぃいのにぃ……」

 

どうやら羽村にとっては主食はご飯ではなく、キノコのようである。

ちなみに羽村が持ってきたとされるキノコは全て羽村の栽培したキノコなので、焼けば美味、   焼かなければ毒なのである。

 

「一度食べてみたいかも……」

 

という耀の声で飛鳥と十六夜は首を縦に動かす。

ちなみに場所は移動して広間である。

気絶させた暴走黒ウサギは部屋でぐるぐる巻きにされ重さ10トン以上の重りを足に固定

させたばかりでもある。

 

「どんな味なのかしら?」

 

飛鳥はどんな調理法でどんな味がするのか想像していた。

そのためかよだれが……飛鳥はそんなに食い意地をはるような子じゃなかったような気がする。

 

「ん? 昨日だしたはずだが……」

 

雨本はそういう。

雨本の得意分野でもある料理は、〝ノーネーム〟と〝サウザンドアイズ〟とその他コミュニティ

には太鼓判を打つほどのいい出来なのである。

 

「「「昨日!?」」」」

 

耀、飛鳥、十六夜は声を揃えて驚愕する。

気づいていなかったのようだ……。

 

「キノコシチューした時だよね。あれは美味しかったねぇ~~」

 

羽村はニヤニヤしながら嬉しそうに言う。

 

「気づかなかった……」

 

「そんな……気づかないなんて……」

 

「クソッタレ……」

 

耀、飛鳥、十六夜は落ち込みながらチラチラっとこちらを観ている。

つまり……

 

「……次はわかりやつく作るからさ。まず、それをやめてくれ……」

 

雨本は深い溜息を付きながらそういった。

 

そして翌日。

 

「あぁ~……佐伽羅にたのもうかなぁ……」

 

一日一キノコというふうみたいに羽村の生活習慣が変わって落ち込みながらふらふら

とした足取りで、佐伽羅と雨本がいる台所へと向かった。

 

台所では、雨本が耀、飛鳥、十六夜のためのキノコを使い、料理していた。

エプロン、三角巾装備の雨本。

料理するときはいつもこの格好だと決めているのである。

 

「佐伽羅~……佐伽羅どこ?」

 

台所に入る羽村に雨本は左手で佐伽羅がいる方向を指す。

 

「佐伽羅~キノコだしてぇー」

 

羽村は佐伽羅に寄り、頬をスリスリする。

羽村と佐伽羅の挨拶なのである。

 

「もうないの!? 50個ぐらいの樽があったはずだけど……」

 

「ない! もっとだしてぇ~」

 

「しょうがないなぁ……どのくらい欲しいの?」

 

「1000」

 

「わぉ」

 

(1000樽って……あのキノコ、見た目より小さいから結構入るな……)

 

羽村と佐伽羅の会話に心の中で感想を呟く雨本であった。




という訳でキノコは羽村が持ってきたということにしました。
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