問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
「実は黒ウサギたちが〝ノーネーム〟としてコミュニティの再建を掲げた時、なんと愚かな真似を
………と憤っていた。それがどれだけの茨の道か、お前が分かっていないと思えなかったからな」
「…………」
「コミュニティを解散するよう説得するため、ようやくお前たちと接触するチャンスを得た時………看過出来ぬ話を耳にした。神格級のギフト保持者が、黒ウサギ達のコミュティに参加したとな」
青ウサギの視線が十六夜に移った。
累は十六夜の戦いを見た事がないので、どんな威力を持っているかワクワクしていた。
「ねえ、レティシアさん。私と勝負しようよ」
それまで黙っていた累は突然いいだした。
「え!? 何を言い出すんですか累さん」
「えぇ~いいじゃん。どうせ暇だし。自分のギフトってまだよくわかってないから」
「ふふ、よかろう」
乗り気のレティシア。
「ちょ、ちょっと御二人様!?」
「ゲームのルールはどうする?」
「ん~…………腕相撲でいいや」
「ふむ、いいだろう」
という訳で簡単な勝負をすることになった。
審判は青ウサギ。
十六夜は累のギフトその者見ていないので耀と飛鳥とジンを呼んで観戦することになった。
「春日部はもう腕の状態は大丈夫なのか?」
十六夜はそういうと
「累に出血を止めてくれたから大丈夫」
耀はそういった。
「じゃあ、行きますよ。準備はいいですか?」
青ウサギが確認を取ると累とレティシアは頷いた。
「はじめ!」
「全力で行かせてもらう」
「うん。どーぞ」
累がそういうと同時に累は無意識に倒した。
それから十三回戦ぐらい累に挑んだレティシアだったが全て敗北へ終わった。
「よし、じゃあ中庭で休憩してくるね~」
累は笑顔をでヒラヒラと手を振ると中庭へと移動した。
中庭へ移動した累は、空を見上げると同時に遠方から褐色の光りが黒ウサギ達がいる方向へ
向かっていた。
それをみた累は褐色の光りを近くに転がっていた石を軽く投げた。
大きな地響きと共にグシャッと鈍い音が響き渡った。
「あれ? 小石だったよね?」
累は地面に転がっていた小石をみながらそういうと
「今のはなんの音でございますか!?」
その音を聞きつけた黒ウサギ達が中庭へと来た。
「褐色の光りが、青ウサギ達がいる方向へ向かったから、小石を軽く光りに向かって投げたら地響きが起きた。以上」
実際に起きたことを嘘をつくことなく答えた。
「ええ!! しかもあそこに倒れている人って〝ベルセウス〟の方々ですよね!?」
「あれ? そうなの。そのへんにある石ころを投げただけどね?」
青ウサギにそういう累だが、呆れて青ウサギはそれ以上なにも言えなかった。
累さん力発揮回ですね。
ちょっと急展開になりましたがご了承ください。