問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
無駄に広い場所に辿りついた羽村は小さく溜息を着いた。
「キノコを食べ過ぎたのが原因なのかもしれません」
羽村にとってのキノコは必需品と言えるべきものだった。
食べて感覚を消して今まで通りの羽村になる。
何の感覚を消すのかは解らないが、羽村が箱庭に来る前に科学者らしき人に言われた
のがきっかけであった。
累と身体が別になった羽村が目を覚ましたところは、研究所的な場所であった。
両手両足に手錠が掛けられ身動きがとれないでいた。
何とかして取ろうかと動いてみても仕掛けがあるのか、手足に痺れが来た。
羽村は一体何が起きているか解らない出来事だった。
「103451号。目が覚めたのか」
しばらくすると白衣を来た研究者らしき一人の人物が現れ、そう言った。
実験の時に使われる番号なのかどうか知らないが、それが羽村の名前であると理解した。
「此処……どこかなぁ?」
場所が理解出来ない以上、その研究者に場所を聞かねばならなかった。
「ん? ……そうか、そうだったな。此処はとある病気を研究するための場所だ」
とある病気?
その意味が羽村にはわからなかった。
「現在は謎の病原体が支配して街の半数以上が、その病原体によって亡くなっている。
噂では黒死病じゃないかというのもあるが、似た病気ということは確かだ」
黒死病と似た謎の病原体。
感性性が高く、手を逃げるだけで三日立たずして黒い斑点模様が出来上がり二日後には
亡くなるという病気らしい。
五日目で亡くなることから通称五日病とも言われている。
そこでなぜ羽村が囚われているかという関係に結びつかない。
「それでぇ? わたしはぁさぁ、何のぉ関係がぁあるのかなぁ?」
羽村はそう聞くと
「発生源とされている場所に関係者が行ったらしいんだが、感性していなく発症していない
人がいたんだ。それがオマエだ。調べてみたら高性能な治癒能力があるとわかったんだ。
それで、無理矢理だが連れてきた」
無理矢理なのか……と羽村は思った。
「能力ぅ? 私にはぁ、そんな高性能と呼べるようなぁ治癒はないよぉ?」
「だから、実験してもらうことにした。無理矢理に」
適当すぎじゃないかっと思う。
「その結果、その病気を治せる薬が出来たんだ。ありがとう」
礼まで言われた。
何もしていないぞっと羽村は心の中で呟く。
「それで、6年前にお前にこんな手紙が届いていた。開けずに取っておいたが、きっと
103451号の力が必要とされるだろう。それとここからいなくなるならこれを
持っていてくれ」
そう言われ手錠を外しながらもらったものは、キノコであった。
「これは、とある感覚をなくすためのキノコだ。一応貰っておいて不便はないだろう。
103451号にとってはこれが主食みたいなもの……と思えばいい」
主食……なのかと思ってしまう・
両手両足に繋がれた手錠はとれ手首を回しキノコと手紙を受け取った。
裏には103451号様へと書かれてあった。
むしろ名前がそれなのかわからなかったがとにかく箱庭の世界へ行くことにした。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を全て捨て、
我らの〝箱庭〟に来られたし』
目の前に湖が広がり湖付近には佐伽羅と雨本であろう人物がいた。
「名前……は、まぁいいっか」
そういうと同時に湖に落下した。
羽村が何故遅れたかのあれです。
うん。
わかりにくくてごめんなさい。
ちなみに作中に出て来た病原体は存在しませんので安心してください。