問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~   作:華鳩羽

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探すにはヒントがある

「もう! 佐伽羅さん達を見つけるのに一週間もあったはずなのに、もう三日しか

 ないんですよ! 探す気はあるのですか!! 問題児様!!」

 

「あるに決まっているじゃない」

 

「……ある」

 

「黒ウサギも頑張れよ」

 

「はい! って、あるなら何でこんなまったりしているのですか!!?」

 

「手がかりがわからないもの」

 

「匂いが分からない……」

 

「というわけだ」

 

「十六夜さん!?」

 

黒ウサギと十六夜、耀、飛鳥のやりとりはかれこれ二時間以上続いていた。

特に、投げやり気味の十六夜に驚愕する黒ウサギ。

投げやりになっている訳ではなく、手がかりを探そうとこれまで東奔西走していた十六夜

だが、今だにこれといった手がかりは見つかってないため、会話は全て投げやりなのである。

 

ちなみに佐伽羅達の専属メイドであるペストは、泣きじゃくって、部屋に引きこもり状態で

慰めるヴェーザーとラッテンという状況である。

 

ジンは情報収集のために出かけ、レティシアもそれに着いていくことになって今は留守。

 

「こうなったら日が暮れてても探しに行きます!!」

 

黒ウサギは十六夜達にそう告げるとどこかに飛んでいった。

 

残り三日で佐伽羅達を探し出せることができるのだろうか

 

 

その頃佐伽羅達は、例の洞窟で、穴掘りをしていた。

 

「ところでさ……理由は聞かなかったんだが……何でまた穴掘りなんだ?」

 

疑問に思いつつポケットから取り出したスコップを手にしながら雨本はそう聞くと

 

「特にこれと言った理由はないけど……別荘地にはつかえるんじゃないかな? っと

 思ってね~」

 

佐伽羅は笑いながら同じくポケットから取り出したスコップを羽村に渡しながらそう言った。

 

「快適なぁ住まいって感じかなぁ? 見つけられたらご招待しちゃいまぁ~す的なぁ?」

 

スコップを受け取りつつも羽村は疑問を抱いた。

 

「大体そんな感じのを予定するつもりだよ。でも薄暗いから、ランタンは必須だね」

 

洞窟はとても薄暗くて数メートル間隔にランタンをおかなければ、迷子になるのである。

現に、羽村と雨本がその例である。

 

「はぁ……仕方ないね。方向音痴って治らないって聞くけど……本当なのかな」

 

佐伽羅は少し呆れたふうにそういい穴を掘り始めた。

 

 

「佐伽羅ぁ~~うー………」

 

場所は変わってペストの部屋。

 

佐伽羅達はいくら隠れていようと、必ずペストのところに会いにいくのが毎日だった。

でも、今回は違う。

会いに来てくれない、様子も見に来てくれない

だからペストは泣いていたのだ。

 

「佐伽羅ぁ~雨本ぉ~羽村ぁ~ うー………」

 

 




今回はここまで
ふふふ
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