問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
穴を掘り続けて五時間経過して、ようやく部屋数が10個に達したときに
外からどこかが崩れる音がした。
「……\(^ω^)/」
「おい……まじかよ……」
「閉じ込められましたぁ?」
さっきまで掘っていた場所が何らかの衝撃により帰り口がふさがってしまった。
固定なんてしていないものだから、大きな音を立てれば崩れるという結果になって
しまっている。
「佐伽羅、脱出……可能か?」
取りあえず、雨本は佐伽羅に訊いてみるが
「無理だよ……あ……でも可能かも」
佐伽羅はそういいつつ崩れた土砂の中から手頃な石を手に取ってから数歩後ろに下がる。
「雨本。羽村。ちょっと下がってて」
佐伽羅は若干ニヤニヤしながらそういうため、身の危険を感じた雨本と羽村は
佐伽羅の後ろに移動した。
「十六夜くんごめんよ。ちょっと力を借りるね!!」
そう言って佐伽羅は手頃な石を投げると十六夜が以前にしたあの投げをコピーしたかのように
石は土砂を突き抜け
「ぐへっ!?」
土砂の向かう側にいた誰かの腹に直撃した。
「ぐへ?」
佐伽羅はその声の主を空いた空洞から除くと
「おー! 十六夜くんに耀さんに飛鳥さんじゃないですかー!」
そこにいたのは、何故か倒れている十六夜と耀と飛鳥がいた。
「あら? 累さん。ここにいたのね?」
飛鳥は佐伽羅に気づきそういうと
「そうだよー。いきなり崩れるからどうしようかと思ったよー」
取りあえず佐伽羅は雨本と羽村を呼び寄せ一旦洞窟の外に出ることにした。
場所はだだっ広い芝生
取りあえず気絶したままである十六夜を叩き起こすが返事がない。
「十六夜くんは、なんか飛んできた石が腹に当たったみたいで、気を失っているのよ?」
飛鳥は事情を説明
「なるほどー。雨本おねがいしまーす」
「原因はお前だろ……」
佐伽羅にそういわれた雨本は溜息を付きながら十六夜を治療する。
「それで、ちがいさん。もう大丈夫?」
飛鳥は司会進行役を務める。
「大丈夫だよぉ。二日間ぐらいは眠ったけどねぇ後の治療は雨本がやってくれたしぃ
問題ないよぉ?」
「……そう。よかった……」
安心したかのように飛鳥は胸をなでおろす。
人を見殺しにしようとしていたため、その罪悪感を感じていたからである。
「だってさぁ、もともと生きてないし」
「……え?」
羽村は飛鳥と耀の驚きを無視しつつ続ける。
「私のいたところ、結構空気が悪くて人住めない程度ぐらいに病気も流行っていたんだけど
その時に私、一回死んでいるんだよ」
口調が偉いまともで今までに見せたことのない真剣な表情をした。
羽村の過去話が続きます