問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
掃除
非常に面倒だと感じる人もいれば、仕方ないといって諦めたり、サボろうぜ!
とノリノリな勢いでサボる人もいる。
だが、誰かがしなければホコリや汚れは増える一方だし問題が増える一方なのである。
「こんなに倉庫が広いなら私たち三人で掃除をしろっと言われても無理ですよ作戦!
略してKSHWS作戦の開始です!」
掃除をやるとやたらテンションが上がってしまうのは、佐伽羅である。
掃除大好き! 綺麗にするのが目標です!
なのをキャッチコピー的な存在を使っていた。
「……作戦名長くないか?」
さりげなくツッコミを入れるのは様子を見に来た十六夜。
「ほら、ライトノベルだって長いじゃないですか」
「いや……知らねぇし」
「気にするな! ってことです!」
「じゃ考えるなよ!!」
パシーンと黒ウサギから借りたハリセンによって叩かれる雨本
「……十六夜、累は叩かれることが嫌いなんだよ。俺を身代わりにして逃げるぐらい
苦手なのさ」
苦笑いしながら倉庫の中に戻る雨本
「忍法、身代わりの術! なんてね!」
「…………」
(俺よりコイツの方が問題児じゃないのか?)
十六夜は素朴な疑問を抱いた。
「さぁって、十六夜くんは様子を見に来ただけかな? それともからかいにきたのかな?」
そんな十六夜のことは気にせず、佐伽羅は問いかけた。
「いや、三人じゃきついだろうし手伝ってやれっとペストから」
「ほうほう。じゃあ雨本の手伝いをしてください。男子しか出来ない作業があるからねー」
雨本のいる方向をビシッっと指しながら佐伽羅はふふふっとニヤつく。
何の笑みなのかわからないまま十六夜は雨本のいる倉庫へ向かっていた。
「私たちにも手伝わせてくれないかしら?」
そう言ってきたのは飛鳥である。
飛鳥の隣には耀もいる。
「飛鳥は羽村のお手伝いを耀さんは私と一緒にしましょうかー」
佐伽羅はどこか嬉しそうにそう言って、指示を出す。
飛鳥は言われた通り羽村のところに向かって行った。
「私は何をすればいいの……?」
「着いてきてー」
佐伽羅は倉庫の裏手にあるところにいくと
「雑草がいっぱい……」
「地味な作業だけど、ここ使われてないのか雑草が生い茂っているんだよね。だから
ここで一緒に草取りでもしよう。一人じゃ結構掛かるし」
佐伽羅はそういうと耀は無言で頷く。
「疲れたら休んでいいからね。飲み物らへんはペストに頼んでおいたし、水浴びは
私に言ってね。それと、これは帽子とタオル」
仕切る佐伽羅に耀は困惑気味に頷いた。
「累……もしかして遠足でリーダーになるタイプ?」
耀は、佐伽羅にもらった軍手をはめながらそういうと
「遠足はしたことないけど、そう思うならそうなんだろうねー」
とニヤニヤした表情で佐伽羅は答えた。