問題児たちが異世界から来るそうですよ?~面白い異世界~ 作:華鳩羽
「雨本、手伝いに来たぞ」
「………あぁ」
「何で落ち込んるだよ………」
「眠いんだよ。寝させろ」
「起きろ!!」
十六夜は佐伽羅に言われた通り雨本がいる倉庫へ入ったのだが、早速突っ込まなければ
ならなかった。
「冗談だ。だからハリセンをしまってくれ」
ハリセンで頭を叩く前にそういわれ渋々なおす十六夜。
「手伝い……だったな。そのままでいいなら着替えなくてもいいが……気にするなら
着替えろ。説明はその後だ」
ハリセンがしまったのを確認した雨本は、ため息を付きつつ清掃用服を渡す
「そのままなら三週間しないと落とせないぞ。それでもいいなら……だけどな」
着替える気はさらさらなかった十六夜だが、三週間も服が着れないとなると困るのか
清掃用の服を受け取り、着替えていった。
「着替え終わったぞ」
清掃用の服に着替え終わった十六夜はだるそうにしていた。
「んじゃ説明するぞ。倉庫は外観と違って広い空間なんだよな。それに長い間使われていない
だから、埃を溜まるし三日も汚れも取れないぐらい汚れてる。
そうならないように、攻撃するしかない」
「は?」
「戦闘シーンやバトルシーンなんかでは、そこそこ盛り上がるぐらいのやる気じゃないと
この倉庫の掃除だって挑まなければ負けるぐらいの根性を叩き込まないと
いけないぐらいだ」
「お……おい」
「つまり、体力勝負なんだ。十六夜は脚立を使って窓を全部拭いてくれ、俺は壁、床、天井
をやる。あと、窓ふきが終わったら、外の窓拭きも頼む。喉が渇いたら、俺にいれば
飲み者はだす。疲れたら休憩しても構わないし、あと……羽村達が竹串を取りに来たら
そこに用意してある竹串を渡せばいい。
それ以外になんか質問あるか?」
「……いやない」
なにかを言おうとした十六夜だったが諦めたみたいだ。
「んじゃ、これはタオル、帽子、水筒。疲れたなら休憩。無理は禁物。昼は黒ウサギ達が
持ってくるから、その時は連絡する。それまでは掃除をやる。
窓拭きが終わった場合は、羽村達が綺麗にした倉庫の荷物を中に入れてくれ。
面倒くさいのは承知だが、頑張ってくれると助かる」
(……こいつって、説明になるとなにかを例えなければ、いけないタイプなのか……?)
「タオルが嫌なら新聞紙でも構わないが……。ああ、ちゃんと隙間も綺麗にしれくれ。
ウサギが最終チェックする際に見るらしいからさ」
「……そうか。窓拭きの洗剤はあるか?」
「ああ」
雨本はポケットから窓拭き用のクリーナーをだし十六夜に渡す。
「時折ウサギも様子見に行くと聞いたな」
などと雨本はぶつぶついいつつ、掃除を再開した。
十六夜と雨本です。
掃除になると喋りがとまらないやつとかいますよね?