転生者は自由に楽しく生きていく   作:しわす

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偶然を装い出会う

 ━━━春、新しい制服を身に纏い、桜のしげるこの季節。新入生は新しい場所で、自分がこれから生活するためにこの場所に慣れることから始まる。

 

 それは、緑谷出久も例外ではない━━━━

 

 雄英高校ヒーロー科

 全国同科中

 最も人気で最も困難。その倍率は例年300を越える!!

 平和の象徴「オールマイト」

 燃焼系ヒーロー「エンデヴァー」

 ベストジーニスト8年連続受賞「ベストジーニスト」

 偉大(グレイトフル)なヒーローたちは雄英卒業をしている!!

 

 何故、300を越える倍率なのかというと

 一般入試定員36名

 18人ずつの2クラスしかないからだ

 

 

「ドアでかっ…バリアフリーか?」

 緑谷の目の前に、二メートルは越えるであろう大きなドアが設置されていた。

 見慣れたドアでなく、大きなドア。様々な人が入れるようにそうにしたのだろう。

 さすが雄英と言ったところか

 大きすぎるドアに思わず息を飲む。

 だが、すぐに気を取り直し、ドアに手をかける。

「ふーっ」

 息を吐き、ドキドキする心臓を落ち着かせる。

 どうか、かっちゃんとあの人とは違うクラスでありますように…

 そう祈りながら、ドアを開けた。

 

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」

「思わねーよてめーどこ中だよ端役が!」

 

 ━━━━2トップ!!

 

「ボ…俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ」

 メガネと謎の手の動きが特徴の少年は答えた。

「聡明~~~~~!?くそエリートじゃねぇかブッ殺し甲斐がありそだな」

 ヒーローらしからぬ発言をする少年に、メガネをかけた少年━飯田は驚きを隠せなかった。

「君ひどいな本当にヒーロー志望か!?」

 飯田はふと、ドアの方へ視線を向けると、緑谷と目が合った。飯田は自己紹介をしようとするが、先程の話を聞いていた為、その必要はないと思い、自分から名乗ってみた。

「僕は緑谷よろしく飯田くん…」

 オドオドしながら飯田と話していると、明るい声が聞こえた。

「あ!そのモサモサ頭は!!

 地味めの!!」

 ふわふわとした感じの少女は、嬉しそうに緑谷に話しかけていると、廊下側から声が聞こえ、後ろへ振り向くと、寝袋を着て横になっている男の人がいた。

 寝袋から出て、立ち上がった。

「担任の相澤消太だよろしくね」

 自分の紹介が終わると、先程の寝袋の中をゴソゴソしていると、雄英の体操着を取りだし、グラウンドに出ろと言った。

 

「個性把握…テストォ!?」

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 緑谷が相澤の理不尽発言を受けているちょうどその頃、熾音はというと…

 

「さ~て、(ヴィラン)の方達に会いにでも行きますか」

 楽しそうに、(ヴィラン)を探していた。

「確か、死柄木達がいるところってどっかのバーだったよな~何処だったかな?」

 死ぬ前に読んでいた内容を思い出しながら、熾音は薄暗い路地で絡んで来た不良たちをボコボコにしていた。地面に寝転んで動かない者もいれば、痙攣している者もいた。腕がおかしな方向へ曲がっている不良その1に熾音は笑顔を浮かべて話しかけた。

「ちゃんと人を選んでから、カツアゲしねぇと今日みたいになるぜ?」

「ごめんなさい…許して下さい…」

 怯える不良その1は熾音に許しを請う。

 だが、熾音は笑顔を浮かべたまま、意識を奪った。熾音は自分のスマホを取り出すと救急車を呼んだ。

「あーすみません、怪我人が3名ほど路地裏で倒れているんです。はい、3人とも意識はないです。場所は━━━━━」

 

「はぁ、全く皆もう少し身体を鍛えた方がいいぜ?個性に頼りすぎんのも良くねぇよな…はぁ」

 溜め息を着き、熾音は街中を歩きながら死柄木のいそうな場所を探していた。

 しばらく歩いていると、それらしい場所に出た。銀座一丁目かのような場所にはスナックなど様々な看板などが合った。熾音は人がいそうにない場所を探し、それっぽい店を見つけた。絶対に見落としそうな場所に建てられたその店は他の店とは明らかに違う雰囲気が漂っていた。

 薄暗い路地のような場所の奥に、ひっそりと建たずんでいる店に熾音は足を向けた。

 キィ

 甲高い音と共に、ドアを押し開ける。

 店のなかは薄暗く、微かな光が点いているだけだった。まるで誰かが怪談話をしている時のような、そんな不気味な雰囲気を漂わせていた。

 なんか、いそうな感じだな…

 中に入り、ドアを閉める。気配を探り、人がいるのかを確認していると殺気を感じ、そこへ視線を向けた。カウンター席に座っている細身の男がこちらを睨み付けるように見ていた。身体と顔に血の気のない手をはめている男の目は、薄暗い店内の中でも、赤く怪しく光っていた。

 その男の姿を見た熾音は、ニヤリと笑った。

「お前誰だ?なんでこんな所にいる」

 男は熾音に問いかける。

 こんなに簡単に見つかるなんてな…

「アンタに会いたくてな……」

 真っ直ぐと群青色の瞳が男を見据える。

 

「━━死柄木弔」

 

 さーて、どうやって仲間に入れてもらおうかな

 楽しませてくれよ?(ヴィラン)連合




相変わらずの下手っぴ小説でした。
なんか熾音をかっこよく書いてるつもりではいますが、書けているのか不安です…

次回は死柄木、黒霧、熾音の話を書きたいと思ってます。
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