ヘタレ勇者が建国するようです!   作:arnehe

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二作目です。一作よりも笑い重視にしたいものです。ささ、記念すべき第一話ご覧あれ


ヘタレな勇者今日も行く(勇者視点)

「ぐあ!?」

 

戦士1が殺られたー!?

やばいこれはやばい。

確かにレベルを上げずに来たけど魔王城に。それでもなんかここまで来れたけど。

 

いきなり魔王はきつかったかな?いや別に調子乗ってたとかそういうのじゃあ無くてだな。

 

なんかこう成り行きというか周りの希望を見る目で「行きましょう勇者様」などと言われてみ?絶対断れないよ。期待を裏切るなんて無理だもん。主に俺のプライドが!

 

終わったなー。いや待て、まだ僧侶が蘇生呪文を···死んでた。なんか蘇生とか回復とかなかったからねしょうがないね。

いやいやいや、今は由々しき事態だぞ!暢気にしてられねぇ。考えろ!なにか突破口が···

俺ら4人パーティーだから二人死んでるし···逃げるか。

 

コマンド選択

 

戦う

魔法

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逃げる←

 

まわりこまれた。

 

デスヨネー。おいおいこの行動で武道家死にそうだよやばいよ死に損ないだよ。やはり一時休戦の交渉を···

 

「ふふ、ここまで我を追い詰めたのは人間お前が初めてだ。だがこの楽しみも死んでしまっては元も子もない。ということでここで提案なんだが···。」

 

ん?どういうこと?こっちはなにも言ってないけど停戦できる感じ?それなら大歓迎なんだけど。

 

「ここで我を見逃したら世界の半分をくれてやろう。」

 

ふーんそうか。世界の半分ねー。ってえぇ!?マジで言ってるの?こっちとしては聖剣を壊してでも休戦したかったのに。めっちゃ好条件じゃないですかー。

 

ふむふむここで休戦すると自分の領地が手に入り魔王と仲良くできる。ここでそれを望まないと殺されますなうん。いやーこれは答えは一択ですよ。もー魔王ったら分かっていってるよねー。

 

「そんなこと我らが勇者が望むわけないだろう!」

 

うん武道家お前余計なこと言うな。なにこれ正義感強すぎるんだけど、この子。やめて俺の性格を改変しないで俺は臆病なだけだから。プライドの塊、それだけだから。

 

「お前のような魔の付くものは騙すことしか考えない。故に今回も我らをだましどちらを選択しても殺すように手配するはずだ!」

 

え?そうなの?ちょっと納得いった俺馬鹿。魔王さんがそんなことするわけがないでしょ!お前死にたいの武道家さん?

 

「五月蝿いぞ。ハエが。」

 

黒い炎が武道家の身体にまとった。

 

「ああぁ!」

 

おいおい案の定魔王から怒りの鉄槌だよ。怒らせちゃあかんよ。さっきの魔王の呪文も強すぎるし···というかあれ?俺一人ですか?いやいやいやそんなことがあっていいの?落ち着け、ここで下手に感情を顔に出すと魔王との交渉が対等のものでなくなる。つまり交渉決裂になる場合も有るのだ。だって交渉理由が俺を強いと勘違いしてるからだもん。だから落ち着け。

 

「さて、邪魔なハエもいなくなった。そろそろ答えを教えてもらおうか?」

 

おっと、とうとう魔王もしびれを切らしたか。焦る必要はない。答えはすでに決まっている。その答えは···

 

1.魔王を倒す。

2.死ぬ。

3.停戦処理←

 

「勿論見逃してやろう。お前についてもっと知りたくなった。」

 

もっと優しい交渉使える言い回しなかったのかよー!人見知りかよー俺の馬鹿!ほら見ろ、魔王にも訝しげに見られたよ。もう終わった。せっかくの交渉が···

 

「ふん貴様面白いな。」

 

おっと意外と高評価?

まだだ、まだ一応伏線としてそんなに領地要りませんよアピールしとこう。

 

「ここで提案なんだが、領土については半分も要らないぞ。大体小一国といった具合でいい。その代わり家臣をつけてほしい。勿論誰かはそちらにお任せする。」

 

どうだ!領土は少ない代わりに家臣をつけろと言う申し出だが、成立するだろうか?だって領地もらっても何するか決めてないからな。

 

「別にいいがこっちとしては元より家臣をつけるつもりだったが···なにか理由でもあるのか?」

 

本当に俺への評価間違ってない?

それににしても理由かー。素で言うとそちらが怖かったなんだがこの状況で言えない。

どうしたものか。あっ...

 

「なんということはない。ただこの魔王城以外にも国があるのだろう?魔物の国がな。まぁこっちの推測だがな。」

 

そう例えばゴブリン王とかそういうのがいると聞いてたし憶測でこう考えましたー。という方が言い逃れができる。俺の終末プライド流石!

 

「魔物の事情についてよく知っているようだな。感心するぞ。」

 

おっと、まさかの当たり?これで後は楽でき...

 

「ほう?ひいてはお前はそれらの国を一国にまとめると申すのだな?」

 

ん?おおう思考フリーズ!

あれ?まてまて。俺そんなこと言ったかな?いくらなんでもそんなことは...あ。

よくよく考えると今までの言葉は国の話や半分も要らんとかどう見ても後々にまとめます的なニュアンスがあるな。

迂闊だったー。これどうするの、賛同する?反対する?

 

「違うか?」

 

おっと!これは決めないと!臆病なプライド男とバレてしまう。

 

「勿論その通りだ。しかしここでさらに提案がある。」

 

「なんだ?言ってみろ」

 

そうこれが俺の大本命

 

「元は半分をくれるはずだったんだ。領土にいる。人間、魔物らは私が管理し。お前、魔王が干渉することを許さないとしたい。要するに独立だ。」

 

よし。言ってやったぞ。魔王もほうとか言って感心してるし、今度こそ交渉せいり

 

「そうかそうか。一国の主として国をまとめあげた暁には我らのところへと国と国の合戦をするというのだな!愉快愉快。実に愉快。」

 

つ...あれ?これは勘違いが過ぎませんかね魔王様!?あの~魔王様かってに自己完結は...

 

1.賛同する←

2.賛同する←

3.賛同する←

 

「……俺の意図に気づいたようだな。」

 

俺の馬鹿ー!察せよ。賛同しちゃいけない空気でしょ!プライドが意思を凌駕した瞬間である。

 

こうして勇者が魔王の提案をのみ、王様へとジョブチェンジするのである。




次回
ヘタレ勇者今日も行く(魔王視点)
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