「ぐあ!」
あっハイハイ死にましたねーっと。
はいどうも魔王です。今私は勇者(笑)の前にいまーす。
とまぁなんというか。私としては詰まんないんだよねー。何回も何回も同じ台詞言ってるから正直マンネリ化してるというか。
ほら、こいつらもそうだけど勇者が来る頻度高いんだよねー。絶対レベル上げないで来ただろとでも言えるくらいの弱さ。
なに?魔王馬鹿にしてるの?
そうならそうと早く言ってほしいんだよ。めんどいから。
なに?家臣たちの存在意義とはいったい?何のために村とかに配備してると思ってるの?お前らのためだよ?
とまぁそんな愚痴は置いといてな。
あそこの勇者らしき男。何あれ一回も攻撃してこないんだけど、コマンドで言うとずっと防御しちゃってるよ。
いや待て。これは案外弱いとかのちゃっちい理由とかでなく。俺だけでも勝てるんだぜという余裕かな?うんたぶんそうだよ。
さっきから流れ弾を華麗に避けてるし←流れ弾がただ逸れているだけである。
それになんと言ってもあの貫禄多分20代位だろあいつ、それが腕組んでこちらを見据えている。あんな貫禄をいったいどうやったらあんなオーラを放つことができるんだ。
強いに違いない。←勇者はただ怖くて固まって動けないだけである。
「ここまで我を追い詰めたのは人間、お前が初めてだ。だがこの楽しみも死んでしまっては元も子もない。ということでここで提案なんだが、ここで我を見逃したら世界の半分をやろう。」
ふふ、どう来る?ここまでせっかく魔王を倒しにここにきたのに休戦協定を結ぶことが出来るか?大体のやつはここで反発して返り討ちに会うのだが...さあ、勇者よどう出る?
「そんなこと我らが勇者が望むわけないだろう!お前のような魔の付くものは騙すことしか考えない。故に今回も我らを騙しどちらを選択しても殺すように手配するだろう!」
「五月蝿いぞ。ハエが」
「ああぁ!」
はいはい案の定乗ってきたよ。お前のことなど、どうでもいいし。殺すか。
それにしても凄いものだ。目の前で仲間を殺されたというのにこの落ち着きよう。是非参謀として迎えたいな。
「さて、五月蝿いハエはいなくなった。そろそろ答えを教えてもらおうか?」
「勿論見逃してやろう。お前のこともっと知りたくなった。」
うわっ即答したよ。まぁこっちとしては速くて助かるけど、にしてもあいつ、物怖じしてなくない?それに俺のこと知りたいとか、いやいやいや俺には妻が要るんだぞ。まぁそれを抜きにしても素晴らしい人材だな。
「ふん、貴様面白いな。」
「ここで提案なんだが、領土は半分も要らないぞ。大体小一国といった具合でいい。その代わり家臣をつけてほしい。勿論誰かはそちらに任せる。」
こいつ欲がないな。さすがは勇者といったところか。
「別にいいがこっちとしては元より家臣をつけるつもりだったが...何か理由でもあるのか?」
力があるのだからこれくらい当然だろ。ここで普通の質問をしてみる。そりゃあ凄い訳があるのだろうな。
「なんということはない。魔王城以外にも国があるのだろう?魔物の国がな。まぁこっちの推測だがな。」
ほう、こちらがいま魔物同士で内乱を気味になりそうなのを知っていたかしかも推測で当てるとは。やはりこいつ出来る。
こうなると勇者に任せるか。俺もある程度援助するし大丈夫だろ。楽しみだ。
「ほう、ひいてはお前はそれらの国を一国にまとめると申すのだな?...違うか?」
さぁ期待通りの答えを聞かせろ。
「勿論その通りだ。しかしここでさらに提案がある。」
ふふ、楽しい。楽しいぞ。そしてこの状況でさらに提案とは、交渉などお手のものってか?
「なんだ?言ってみろ。」
「元は半分をくれるはずだったんだ。領土にいる。人間、魔物らは私が管理しお前魔王が干渉することを許さないとしたい。要するに独立だ。」
「そうかそうか、一国の主として国をまとめあげた暁には我らのところへと国と国の合戦をするというのだな、愉快愉快、実に愉快。」
「俺の意図に気づいたようだな。」
勇者は私の援助を要らないといった。これはつまり敵対すると取るべきだな。ああ、愉快だ。ここまで私を追い詰め、更に合戦で一国の主としての魔王を殺すと言うことか。面白い受けてたつぞ。
こうしてよき隣人が勇者に軽く敵対心を燃やし、後に合戦となる重要な一歩なのである。
魔王がめんどくさがりやというギャップ設定どうですか?本音と建前が介在する。物語にはもってこいですよね。まぁこんな感じで次回も続けていきます。
次回 会食