会食後部屋に入ってきたのは三人の魔物であった。デューマ・フリデリクとの関係とは?
魔王城へと向かう途中、デューマとその仲間は宿をとろうとしてたが森で迷い、ある屋敷を見つけるのである。
その屋敷はあたかも人住んでませんよ~と言ってるように荒廃しており窓は割れて屋根は吹っ飛び草木が生い茂っている。
うん。関わっちゃあかんやつだな。
と俺は屋敷を見なかったように通り過ぎようとする。
「勇者様ここで一旦宿をとりませんか?」
おいおい行きなりこいつら勇気ありすぎだろ。絶対罠かなんかだよ。駄目な雰囲気あるじゃん。なぁやめようぜ。とかいうとそんな腰抜けな勇者なんて要らね。ぺっ!ぺっ!みたいな形で一人取り残されそうで嫌だった。しかし、
「うーんここはやめておこう。」
「勇者様、中広いですよ。」
ってばかー!なに勝手に人様の家にあがりこんでるの!?忠告とか聞かないの?やめてほんとそういうの!
こんな感じで入っていくと実際に中は広く前の屋敷の主は何してたんだと思うほどの豪邸であった。
「むっ!魔物!?」
戦士の一人が刃を構える。
「やめろ!」
とりあえず慌てて俺は止めさせる。だって勝手戦闘に入ってみ?相手の強さも知れないしこっちはまともにレベル上げしてないし無理ゲーですよ。
「...はい。分かりました。」
渋々下がると魔物の数を確認する。...三人か。あくまでも戦う気ありませんよーというアピールは大切だ。ここは、
「この屋敷について何か知っているなら聞かせてほしい」
よし、珍しく優しく話せたぞ。時間稼ぎスタートだ。
そして三人のうちリーダー格であろう悪魔族が声を上げる。
悪魔族
並大抵でない狡猾さと残忍さを合わせ持つ。基本的には人を騙したりと人からの評判は悪い。また、悪魔族は成人の儀を行う際、親によって性格を矯正される。しがらみの多い種族である。
「お待ちしておりました。」
なんとも悪魔とも思えない言葉であった。何故なら歓迎します的な発言だったからだ。
俺はこの事に腑に落ちなく疑問をいった。
「いったいなんのことだ?」
「ええ。待ってたんです。私たちのような魔物でなく人間を」
うーん会話が成り立ってないなー。どう質問すればよいものか。
「事情は見てからの方が早いです。さぁこちらへ。ほらユウ案内して」「うん!」
とユウと呼ばれたアウラウネの者がツルを延ばして俺に巻き付き運ぼうとした。
時間稼ぎ失敗だなー。死ぬのかな?
っておっと
と、戦士たちがこちらに向かって牽制しようとしていたのを目で止めさせる。
「俺のことはいいからお前らは待っていろ。」
戦士たちは何かに納得したのか。笑って送ってくれた。
えっ?ちょっと恐いんだけど。それなんの笑み?ちょまっあーー。
アウラウネの少女に
そこには可愛いネームプレートがかけてあり名前であろうものが書かれている。
サーヤ
名前を確認すると悪魔の少女が
「どうも初めまして普悠館にようこそ、御察しの通り私は悪魔の子。名前をマイナと申します。」
ペコリを挨拶してくれた。おおこれはご丁寧に、相変わらず悪魔は腰の低いことで、いや別に腰ら辺なんて見てないよ?慣用句的な表現だよ?
そんな葛藤をつゆ知らず
「こちらはアウラウネのユウ、シルキーのリンと言います。二人も挨拶。」
ペコリ。
「本来は客室にて一夜を過ごさせてもらうのですが現在は勝手が違うものでして…勇者とそのご一行とお見受けします。」
ひゃー!?何?魔王とかに知らされてるの?勇者きたら対処しろよー的な?俺何かしたか?待て待て落ち着け取り敢えず表情に出さないように…
「真実を確かめてください。」
?思ってたのと違うぞ?真実?なんの話だ?
「こちらの扉には魔封じの鈴が付いていまして私たち魔物には触れられないのです。だから入れずこの部屋にいたサーヤおねぇさんの生死を真実を確かめて欲しいのです。」
取り敢えず人質でないのならいいか。まぁここは雰囲気に任せて…。
「話はわかった。ここは俺に任せなさい。」
と頷くのを確認して扉に手をかける。
ギィー(しゃーん)
古い扉は音を立てて開き中を露わにする。
これでいいのかとマイナの方に顔を向けたデューマは固まる。
一切動かないなー。あーさっき言ってたっけ?魔封じがなんとか。まぁいいか確認しろと言われてるしていうかそうしないとここから出れないし。
サーヤと呼ばれた人の部屋に入る。バギッと酷く荒廃している床に足を取られたのはデューマの人生の永遠の削除予定メモリーに保存された。
サーヤの部屋に本当に場の雰囲気に流されて入っていくデューマは彼女の書斎を目にする。彼女たちの言う真実とは
次回 サーヤという人間