ヘタレ勇者が建国するようです!   作:arnehe

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今後の予定を決めかねてる今日この頃

そんな経緯をつゆ知らず魔王は俺にこの三人を授けてきた。おう喧嘩売ってるね。買わないけどそんな俺の心もなかったかのように一言。

 

「今日から私たちはあなたの部下…。今宵の月夜のように欠けることのない立派な満月となれる我が主人様ならば今後も平然と事を成すことでしょう。」

 

「ふん、まぁ新月にならん事を祈るとしよう。」

 

そして圧倒的嫌味のような発言の気がしたので仕返しすると、こちらを見て任せなさいと不敵に笑う悪魔が一人。くそー躱されたー。

 

「お前のことだ。募る話や今後のこともあるだろう。三日へやを貸してやる。それ以上いると俺のコレクションとか置くところになるはずだからお前らを適当に締め出すから。」

 

おー怖い怖い。魔王に締め出されるとかただ事にならないよ⁉︎今まで赤子の手をひねるくらいだったんでしょ?

 

「こちらの勝手な都合で国を作らせてもらうんだ。その位分かってるよ。」

 

嘘です分かってませんー!!時間ねーよ!ていうか俺の口の馬鹿!ダメでしょう。魔王だよ。明らかに今までのは大目に見てもらって済んでいるんだよ。何でもかんでも突っかかってると殺されますよ。戦士1みたいに。

 

と心の葛藤を繰り広げていると宴は終わりのようだ。

 

くく、面白いやつよ勇者とてこちらの事情など知らぬと思っていたが

 

「新月ならん事を祈るとするよ」

 

これは暗黙の決意表明でもあるのだ。魔族には祈る対象は居ない。→故に祈る意味などない。→新月になる事はない。→そんなのは当たり前だ。

これはいいジョークだ。是非いつか俺にもみしてほしいものだ。彼女達もやる気に満ちているし、あいつは人心掌握術も長けているようにも思える。魔心掌握術か?まぁ侮れぬ男だ。

 

三日経ちました。えっ?速いって?そんなの知らねーよ。俺にとっては波乱は日々だったんだよ。

 

1日目

 

ドラゴン族の戦闘狂が殴り込みすんでのところをアウラウネが確保。そのまま頭を冷やさせる「牢獄行き」まじアウラウネ有能。

 

二日目

 

魔女の会合に出席して見たところ。気を使ってというか素のまま

「お姉さんがたの研究が今後、日進月歩のように進む事を願います。」

と言ってしまい、一日中魔女の方々に襲われかけた。良い経験だ。「遠い目」

 

三日目

 

やっとのこと三人と話ができると思ったら、俺の世間話をそんなことと言い切って俺に精神的ダメージを与え日頃の疲れのピークが来て、昏睡。寝ている間に寝言を言っていたらしいがそのおかげなのかは知らないが簡単に今後が決まった。

 

ゴーレムの王国に殴り込み

 

うん?おかしいなーそんなこと言ってたの俺?ははは、寝言は寝て言えっか。ははは……笑えねー。今は亡き母と父に一言送ります。俺の人生って本当にろくな事ないな!!

 

序列3位

 

初めて会って挨拶した後わたしはあの元勇者に驚かされぱなし。だからあの後の会合にも招待してみたの。そしたら笑っちゃったわ。あの子は魔女のツボもおさえてるのね。ふふお姉さん…か。おっとあぶない。部下がいる前で顔をふやけさせてはいけない。目の前の部下はサナという獣人、種族は狼で性別はメス。私の領地で野垂れ死にそうだったから食べ物や水を与えてたらなんか憑いてきた。漢字が違うわね。付いてきた。彼女が所属して居たコミュニティが人間によって崩壊したらしいわ。話は戻って食事をあげただけで狼は懐くはずがない。つまり獣人の種族の狼は己よりも強いものについていくの。それは男女関係無い。しかし強いかどうかなど闘わないとわからないのがこの世界の真理。好奇心がくすぐられるし私も知りたいわ、いつかね。何故かは分からないけどそのせいでこの世界の食物連鎖は盛んなの。因みに私はサナと一度も対峙したことないわ。

「それで彼はどのように見えたの?」

「いえ、何も見えませんでした。」

このやり取りも可笑しいと見えるでしょ?それが彼女のスキルよ。確か彼女は見ただけで相手のスキルや個人的身体能力を見分けることができ、それを判断できる「一匹狼の視覚」と言うんだったかしら?この世界にはスキルという世界の不思議の一つがあるの。今の所の研究ではどの種族も必ず一つは持つことができるらしい。発現条件は人それぞれだけど一つ共通しているのは成人の儀式の時に発現しやすいこと、きっかけが必要な事。彼女の場合は人間に襲われかけたことにより発現したらしいわ。敵との対峙で強弱がはっきりした場合はとても強い。事前に強弱を知ることができたおかげで危険から逃げてきた。見ただけ強弱がわかる、それはつまり一匹の狼であり一種の情報源でもある。だから私はこの子を起用している。

「私あんな人間知らない!……です。」

「でも魔王様も認める男よ。弱いなんてことはあり得るはずがない。」

あらあら敬語が素だと使えないのね。後でしっかり矯正しないと…ふふ。それにしても見えないとなると彼女のスキルの干渉より強いということかしら?まずはその線で間違い無いわね。

 

実際デューマにはスキルや身体能力が皆無なのだが彼女たちには知るよしもないことである。

 

休題

 

二日目の魔女のお姉さんがた?に追いかけられて居た。

 

(なんで!なんでこうなったとりあえず逃げろ〜)

 

しかし知らない土地勘のない場所でお姉さんがたに勝てるわけでもない。

 

魔女のお姉さんがたが現れた。

 

どうする?

戦う→無理

道具→ない

魔法→欲しいです。

逃げる→できると思った?

 

詰んでいる明らかに詰んでいる。こっちの扉は?

 

デューマは右の扉を開けた。残像だった。ふぁ!?

 

魔女のお姉さんがたの誘惑。

 

デューマは必死で逃げた!

 

魔女のお姉さんがたの攻撃。

 

お願いしますやめてください。

 

デューマは必死で避けた!

 

どうする?

戦う→なんども言わせるな。

道具→なんども(ry

魔法→お願いしますなんでもしますから

逃げる→ん?今なんでもって言ったよね?

 

なんで選択肢が会話してんだよ!

 

と心で突っ込んでいると手をすごい勢いで引っ張ってきた。逃げられたらしい。だがそれは

 

「ははは〜お兄さんだー」

 

ナナに捕まった。序列に入ることのできる彼女なら追いつかれることもないだろう。違う原因で心臓が死にかけてます。あー天使が僕の周りを…うげ!

ソファに乗っけられた。つまりこれは。

 

「お兄さん、遊ぼ!」

 

おお、お父さん、お母さん僕の寿命が尽きそうです。

 

この脳筋娘は遊びと称して肉体労働をさせ殺そうとしてくるだろう。どうにか気をそらさねば…。ここは駄目元で言うか。もうヤケクソだ。他力本願万歳!

 

「おい、見てるんだろう?大人しく出てこれないか?俺はお前達とも仲良くしたい。」

 

まだ魔女のお姉さんがたの方がマシなのでこう言った。

 

あー誰か助けて〜

 

序列10位

 

現在こうしてあいつの動向を調査している。あいつがどういうやつかを調べるためだ。俺はスライム族であるが故に会話が乏しい。なら、お得意の隠密行動で知るしかない。そんなこんなで今の所追い掛けられて部屋に飛び込んだ辺りで今に至る。

 

「おい、見てるんだろう?大人しく出てこれないか?俺はお前達とも仲良くしたい。」

 

とっくにバレて居たか。俺の隠密はレベルが高いと好評なんだけどなー。仲良く…か。スライム族を軽視しない人間は初めて見たがこいつも喜ぶかな?と言いつつ横の小さいスライムを見る。ぷるんとした肌に黄色が特徴的なこの子は希少種だ。魔女には渡せんしただの人間には殺されてしまう。俺が世話をすることもできるが俺には隠密と色々忙しいのだ。だから

 

「イッテコイ。」

 

黄色いスライムはハイと呼応するかのようにぷるんと揺れる。

 

さぁ何が起こったかを説明しようか。いま黄色のスライムに連れ去られて居ます。…は?確かに誰か助けてとは言った。うん。言ったよ?なんでかな?

 

これが危機を回避したとともに黄色のスライムとの出会いである。

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