ロックマンX IRIS OPERATION 作:走り屋になりたい田舎者
9月入って実家の稲刈りやら大学のサークルの合宿やらで忙しい毎日送ってたら遅くなりました!
おまけに4000文字以下って短さ。
まあ、さっさとX5本編に行きたいからちょい強引に片付けました。
大戦から2ヶ月後、現実世界へと帰還したアイリス。
覚醒した彼女の処遇は如何に。そして愛する彼はどうするのか。
再会の時 そして彼女はハンターとなる。
レプリフォース大戦終結から2ヶ月後ハンター本部技術部 第1メンテナンスルーム
「うっ。ここは?」
ハンター本部の地下の最奥の重大メンテナンス設備が置かれた第1メンテナンスルーム
3台並べられたメンテナンスベッドのうちの一つ、一番右に置かれたベッドで彼女 元レプリフォース作戦オペレーター アイリスはおよそ2ヶ月ぶりにメインシステムが復旧し再起動という名の目覚めを果たした。
「おっ、起きたかい嬢ちゃん。よく戻ってきたな。」
「誰!」
聞きなれない声を聞いて慌てて声のほうを向くとエネルギーボトルを手にして笑みを浮かべたダグラスがいた。
「すまない、そりゃ再起動していきなり知らねえ奴の声聞いたらそういう反応しちまうよな。俺はダグラス、新生イレギュラーハンターの技術部長をやってる。まあ、2ヶ月前からだけどな。そんでもってここはもうすぐなくなっちまうんだけどハンター本部の地下、技術部の第1メンテナンスルームだ。嬢ちゃんは2ヶ月前の大戦後ここに運び込まれたんだよ。さて、とりあえずエネルギーボトルを飲みな。2ヶ月も眠りっぱなしだったんだ、今は予備エネルギーで動けんだろうけどすぐに動けなくなるだろうから飲んどいたほうがいい。」
「あっありがとうございます。・・・・・ケホ。」
とりあえずエネルギーボトルを受け取って飲み始めるが暫く何もエネルギーを取っていなかったからか少し飲むと口を押さえて咳き込んだ。
「まだ動力炉も完全に動き出したわけじゃないからな。ゆっくり飲んでくれって言いたいところだが本題に入らないとな。今から嬢ちゃんに俺がいくつかの質問をする。なに、別にこれの返答でここにいられなくなるなんて心配はしなくていい。ただ嬢ちゃんのメモリーが正常に動いているかの確認をするだけだからな。」
「わかりました。」
その様子を見たダグラスはひとまず補給を止めさせるとこれまでの笑みから一転、真剣な面持ちでアイリスに質問をしはじめた。
「そんじゃあ聞かせてもらう。まず、嬢ちゃんの名前はアイリスで間違いねえな。」
「はい。」
「次だ。レプリフォースに所属していて作戦オペレーターを担当していた。」
「そうです。」
「カーネルを兄に持ち、ゼロとも親交がある。」
「はい・・・・・」
「なんかあるみたいだがまあそれは後にするとして次だ。大戦勃発後にイレギュラーハンターに軟禁されるも大戦末期に脱走、ファイナルウエポンでゼロと戦った。間違いないな。」
「いったいどういうおつもりですか?私にイレギュラーの疑いがかかっているんですか?」
はじめはなんともなかったが段々とその質問が痛いところをつき始めたために徐々に彼女の顔に不機嫌さが増していく。
「いや、イレギュラーの疑いはかかってない。ただの確認さ。よし、メインメモリーは正常に動いてるみたいだな。」
その様子を見てこれ以上の質問は無理とわかりダグラスは質問を打ち切り、手に持っていた書類に異常なしと書き込む。
「悪かったな、傷を抉るような質問をして。運び込まれたあと調べた時にメインメモリーに若干破損があったので記憶障害があるかと思ってたんだがとりあえず最近のものに関しては問題ないみたいだな。もしかしたら過去については一部が思い出せなくなってるかもしれねえけど今はまあいいだろう。定期メンテナンスも暇を見てその辺の復元ができねえか探ればいい。よし、そんじゃあ俺さんの仕事はおしまいだ・・・・・会わせる顔がなくて聞き耳立てんなとは言わねえけどあとは自分でどうにかしやがれ、0番隊隊長殿。」
不機嫌な顔を浮かべたアイリスにバツが悪そうにダグラスは謝罪をして質問と仕事の終わりを告げると・・・・・遠隔操作でロックしておいたドアを開けて外で聞き耳立ててた紅いやつこと0番隊隊長 ゼロが中へ倒れこんでくる。
「え!」
突然のゼロの乱入に驚愕するアイリスを尻目に倒れこむゼロを跨いで部屋から出て行こうとするダグラス
「ダグラス、お前気づいてたのか!」
「わかりやすすぎんだよ、お前は。それでも0番隊の隊長か?それとこの一件の原因はおまえだろ。前任者から引き継いで直してやったんだ。しっかり責任取れ。そんじゃあ嬢ちゃん、あとはごゆっくり。ゼロ、この件は貸しな。」
「くっ。」
即座に起き上がって異議を申し立てるゼロを軽くあしらうとアイリスに一礼してダグラスはメンテナンスルームを後にする。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
それによって2人きりになったことで互いに大戦での一件のせいで互いに相手の顔を見るも黙りこんでしまうのはまあ仕方のないことか。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・ねえ、ゼロ。私、夢の中で兄さんにあったの。」
「なに?」
しかし、それも長くは続かず目を合わせることはしないがアイリスの方から夢の中でのことを話し始めた。さすがに自らの親友のことには興味があるのか目線だけだが彼女の方に向けるゼロ。
「そこで兄さんに止められたの。まだあの世へ来てはいけない、お前はまだ死んでいないしやり直せるって。」
「やり直せる・・・か。」
その言葉を受けてゼロは思い出す。あの日のことを。
2ヶ月前 スペースポート
「ゼロ、アイリスに伝えてくれ。兄は満足して死んで行ったと。」
「馬鹿野郎!なんで避けなかった。お前なら避けられたはずだ!」
崩壊したスペースポート管制センターでの闘いの最後、ゼロは膝をついた友に問うた。どうして避けれたはずの斬撃をあえて避けずに斬られるような真似をしたのかを。
「私は、本気のお前と戦いたかった。お前に裁いてほしかったんだ。大戦の引き金を引いてしまった私を。」
「お前が死んだらアイリスはどうなる?あいつは1人になっちまうだろうが!兄貴なら、家族を守るのが筋だろう!」
「大丈夫だ。あいつにはまだお前がいる。アイリスを・・・・・妹を頼んだぞ、ゼロ。さらばだ!」
「カーーーーーーーーネーーーーーーーーーーーール!」
最愛の妹を託し倒れる友。その光景をゼロはただ見届けることしかできなかった。
あの日のことをゼロは忘れてはいない。否、忘れることなどできない。彼女を託されたにも関わらず数時間後に今度はその彼女までも死なせかけたのだから。
「アイリス、俺にもう一度お前を護らせてくれ。あいつとの誓いを果たすために。そしてやり直すんだ。俺たちでもう一度。あのような惨劇をもう2度と起こさせないためにも。」
ゼロは再度誓う。自らが手にかけた友の忘れ形見である彼女を守り、戦いのない平和な世界を築くと。
「ごめんなさいゼロ。私もただ貴方に守られるつもりはないわ。」
しかし、そんなゼロの願いを笑みを浮かべながらもアイリスは拒否する。
「オペレーターなら問題ない。上に掛け合ってやるから心配する必要は「そうじゃないの。」なに?」
「私にも貴方を護らせて欲しいの。貴方の作戦オペレーターではなく、1人のイレギュラーハンターとして。」
その代わりに彼女が提案したのは自身がハンターとして戦うということだった。だが、当然ゼロにはそれを認めるわけにはいかず語気が荒くなる。
「なにを馬鹿なことを言っているんだ!君は戦闘用に造られていないんだ。イレギュラーの相手ができるはずがない!」
「私にだって戦う力はあるわ。」
「カーネルのメモリーチップなら使わせないぞ!もう俺はお前を喪いたくないんだ!」
彼はもう懲り懲りなのだ。大切な存在を喪うことが。故に全力で武力ではなく言葉で彼女を止めようとする。
「兄さんのチップはいらない!私はもう、貴方に護られるだけなのが嫌なのよ。それにもし貴方に何かあったら私はどうすればいいの?」
「うっ。」
しかしそんなゼロに負けじとアイリスも声を荒げて告げた反論になにも言い返せなくなるゼロ。
「私のことが心配なのは承知よ。でももうこのままでいるのは嫌なの。だからゼロ、お願い。私に貴方を支えさせて!」
涙を流して懇願する彼女を見てゼロはもう説得を諦めた。
「はあ。全く、兄妹は似るとはよく言うがこれほどとは。兄に似て頑固だなお前も。」
こうまで言われてしまってはもはやどうしようもない。半ば呆れつつ真剣な顔でゼロはもう一度アイリスの方を向く。
「わかった。だがひとつだけ約束して欲しい。絶対に無茶だけはしないでくれ。お前に今度こそ死なれたら、俺はカーネルに会わせる顔がない。」
「もちろんよ。ありがとうゼロ。」
そう約束する彼女の顔は彼が今まで見たことがないくらい一番の笑顔だった。
あの大戦によって引き裂かれた絆。1人はこの世を去ってしまったが、残された2人は新たに強い絆で結ばれた。
レプリフォースの数少ない生き残りとなった彼女はこの後、イレギュラーハンターとなり大切な彼とお互いを護りながら大戦からの復興に向け動き出す。
あとがきコーナー
ここでは作者と各キャラ達がいろいろと話をするコーナーです。
ゼロ「さて、作者。斬られる用意はいいか?」
ちょっ、ゼロさんいきなりなに!
ゼロ「アイリスを復活させてくれたことには感謝している。だが、彼女の前では渋々承諾したが俺は今も彼女をハンターにすることに賛成ではないんだ。そしてそれは作者に責任があると俺は思うから斬る。」
私、イレギュラーじゃないんですけど!人間なんですけど!セイバー下げなさい怖いから!
ゼロ「安心しろ。いつかは俺も人間を」
分岐した未来に関して言うのやめい!そしてこの作品そっちルート行く気ないから!
アイリス「ゼロ、作者さんを殺してしまったらこのお話が終わってしまうわ。」
ゼロ「それはまずい。命拾いしたな作者。」
ふー。アイリスさんマジ感謝です。
アイリス「ふふ。それよりも作者さんに聞きたいのだけれど私の武器ってどうするの?本来なら戦闘型じゃない私は戦えないのに。」
それは大丈夫。ゼロがちゃっかり持ち帰って部屋に飾ってるカーネルのサーベルとゼロシリーズ武器で解決。ついでにダグラスさんに三徹してもらって改造してもらいますから。
ゼロ「どうしてそのことを。」
ダグラス「作者おめえ、俺にあれやらせる気か。」
はい。大丈夫っすよね〜なんてったってダグラスはハンター本部で一番のエンジニアだから
ダグラス「はっはっは、わかってるじゃねえか作者。よーし、ちょいと技術部総動員でやってやらー!」
ちょろい。
アイリス「作者さん・・・あまりおふざけが過ぎるとどうなるか・・・わかってますね?」
ひい!わっわかってますとも!変な改造するつもりはないですから。だから、どこから出したか知らないけどカーネルのビームサーベル下げて!笑顔で構えるとか怖いから!
アイリス「それなら楽しみにさせてもらおうかしら。さて、読者の皆さんに飽きられたら大変なのでそろそろ次回予告に行きますね。またお会いしましょう。」
予告
「そんな、復活したというんですか。また!」
「兄さん、私に力を貸して!」
レプリフォース大戦から数ヶ月後、イレギュラーハンターとして働き始めたアイリス。
ハンターとしての仕事が板につき始めたある日、ついに奴が復活する。
次回《発生 シグマウイルス 消えた悪魔を追え》