ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー『夏――通り過ぎて』 作:鍵のすけ
アニメの7話のあるシーンを見て思いついた話でございます。
それでは、よろしくお願いします。
皆様、ご機嫌よう。
私の名前は黒澤ダイヤ。
名門の黒澤家の後継候補として生まれ、様々な事を行ってきた私は今、浦の星女学院という高校の生徒会長をやっております。
因みに黒澤という名字とは言え、双子で儀式の生贄となったり、写影機で除霊したりするという家ではございませんので悪しからず。
そんな私は今─────
「んっ……おねぇ…ちゃぁんっ……」
「る、ルビィ……」
妹の下着に、手を突っ込んでいます。
……お待ちになって!!話せばわかるんですのよ!?これは不可効力であって決して故意にやっているなんてそういうわけでは──
────さわっ
「はぁぁああっ、ゃぁん……」
「ああああああああああああああああ!?」
妹の嬌声を耳元で聞かされ、私もその……へ、変な気持ちにイイイイイイイイ!!
なぁりませんわッ!!
全く、一体なんてことをしてくれたんですの!?
「鞠莉さぁああああああああああん!!!」
元凶の名前を呼ぶもこの現状がどうにかなるわけもなく。
私は昨日のあのやり取りへと思いを馳せます…
▼
「……何ですの、コレは」
「
昨日の放課後。夏に足を踏み入れ出した6月初旬、生徒会室で業務を行っていた私の元へ、小原鞠莉こと鞠莉さんが訪れてきました。
彼女が手に携えていたのは、一冊のマンガ。
「ToLo◯eる……聞いたこともありませんわね」
「えっ、ダイヤ知らないの!?T○Loveるだよ!?」
「このような類のものは今迄手に取って来ませんでしたので……」
「へぇ〜、ダイヤToL○veる知らないんだぁ〜」
「……鞠莉さん、先程から伏字が仕事してませんわよ?」
はぁ、と溜息を吐き私は言葉を続けます。
「で?どうして私にこれを?面白いんですの?」
「ねぇダイヤはさ────」
そこで鞠莉さんは私の体へと手を伸ばし……
「───こういうコトには、興味ないわけ?」
私の胸を、指先で優しくなぞりました。
「っ!?!?」
突然のことに私は椅子に座ったまま大きく後ずさり、鞠莉さんと大きく距離を取ります。
「ままままま鞠莉さんっ!?やめてください汚らわしいッ!貴女いきなり何をっ……!?」
「へぇ〜、やっぱりダイヤってこういう事ウブなんだぁ」
「う、ウブって……普通このようなことは女性同士では」
「───
「っ……」
「面白いね、ダイヤ。
「それは……せ、世間一般的に、ですわ」
「じゃあ世間一般で普通なことは、絶対に普通なんだ」
「……そう聞かれると…」
「ダイヤにとって同性愛者は汚くて、受け入れられないものってことなんでしょう?」
「そ、そこまで言っては───」
「──ダイヤの“普通”を、私に押し付けないで」
「…………って!!何をいい感じにまとめようとしてますの!?」
「あはは☆バレたバレたー♪」
「全く以って意味がわかりませんわ!」
机をバシバシと叩きながら非難をぶつける私を意にも介さず、鞠莉さんは悪びれる様子もなく笑っています。
「…で?結局これをどうすればいいんですの?」
「読んで。知識を得て」
「は……?」
「さっきも言ったけど、ダイヤはウブすぎなんだよ。だからそれを読んで少しは免疫をつければいいんじゃないかなーって、ね♪」
「『ね♪』、じゃありませんわ!大体こんなもの何処で……」
「ホテルの館長室のデスクの上よ?」
「とんだエロ親父ですわね……」
業務中に青年漫画ですか……淡島最大のホテルオーナーが聞いて呆れますわね。
私は溜息をついて頬杖をつきました。
そんな私に、鞠莉さんはただ一言。
「ねぇダイヤ───こっち向いて」
「……一体何です─────」
その言葉は最後まで言えず
「っんんっ!!?」
鞠莉さんに捻じ込まれた舌によって、遮られてしまいました。
時間にして一瞬、口付けたという実感が訪れた時には既に唇は離れてしまっていて。
しかも確実に───
恐るべきことは、私がそれを、
「ま、鞠莉さん今のは───」
「私からの、スペシャルプレゼント♡それじゃあね〜!」
「ちょ、お待ちに」
私の言葉に返事をすることなく、鞠莉さんは手を振りながら軽やかに生徒会室を去っていきました。
残された私は1人、未だに温かみの残る己の唇を指でそっとなぞる。
「………」
────全く以て理解不能、ですわね。
机の上に残されたその漫画本を一瞥し、残しておくのもまずいと思いカバンに入れる。
こんなことで悩んでる場合ではないのに。
先日、この浦の星女学院が統廃合されるという話が持ち上がった。
私は生徒会長としてこの学校を守ろうと活動を続けていますけれど───その最中、Aqoursというスクールアイドルが浦の星に誕生しました。
認められるわけがない。だってそれは……
私たちが“夢”見て、私たちを壊した“悪夢”。
悪夢は私からたくさんのものを奪っていきました。
夢、希望、友情、そして───鞠
「っ!!!」
机を両の拳で叩き付け、回顧に走っていた思考を無理矢理現実へと引き戻す。
────何を考えているのでしょう
そんな想いは、もう。
そして何とも言えない思いを抱えながら、私は業務へと戻りました。
▼
その日の夜。
部屋のベッドの縁に腰掛け、私は今日あったことを思い返していました。
そして、机の上の本──先ほどまで読んでいたその本を見やります。
それは今日、鞠莉さんが私に残していったマンガ本でした。
「───なんで鞠莉さんはこんなモノを」
内容に関しては、正直私には理解しかねるものでしたわ。言い切って仕舞えば低俗、あそこまで品位を欠いたものをよく世に放てましたわね、と言いたい。あくまでも私の主観ではありますが。殿方がこれを見て喜ぶ理由は私には到底わかりません。
だからこそ、わかりませんの。
何故鞠莉さんは、これを私に見せたのか。
──『ダイヤはウブすぎなんだよ』──
鞠莉さんに言われたこの言葉が、頭から離れない。
確かに私は“そういった知識”には疎い自覚がありますわ。まだ必要ないと思っていますし、そもそも興味がありませんから。
────でも
あの口付けが、私の頭をおかしくしてしまった
今までの私ならこんな気持ちにはならなかったでしょう。
────“もっと知りたい”、なんて
私の方が、悪いような気がしてきますの。
無知が罪に思えてしまって、先程からモヤモヤが止まりません。
「ああもうっ!!」
モヤモヤを晴らそうと叫びながら、勢いよくベットへと倒れこみました。そのまま寝返りを打ち、天井を眺めます。
───らしくないですわね、本当。
フフッ、と自嘲的な笑みが零れる。
こんなもので悩むなんて時間の無駄も良い所ですわ。もう今日は寝てしまいましょう。
全てを放っぽり捨て、私は眠ることを選びました。
“芽生えだした本心”に、嘘をついたまま。
───そして、恐怖の1日は始まる。
▼
明くる日。
今日は土曜日、しかし私にとっては休みなどではなく、“黒澤家”としての様々な業務を行わなければなりません。今日も朝から晩まで忙しいのです。
「お嬢様、おはようございます」
住み込みの執事にドア越しに呼ばれ、既に身支度を整えていた私はその声に応えようとドアを開きました。
────それが、悲劇の始まりでした
「おはようござい…んまッ……!!」
ドアを開いた瞬間に、何もない所で足を絡ませて、私は前に大きくつんのめってしまいました。
体勢を整えようとして伸ばした両手は、ドアの前に立っていた執事を押し倒す形になってしまい────
「あいたた………ってんんんっ!?!?!?」
「あっ……お、お嬢様……いけません、このような所で……」
ふと気づけばこけた拍子に、私は執事の上に乗り、左手は首筋に、右手は……
……この右手に触れる棒のような感覚…こ、これはもしかして、殿方には皆平等に存在するというあの────
───“
ギュウッ!!
「んぁっ…!お嬢…様ァ……」
「わあああああああ!?」
“ソレ”を握った驚きで、手放すどころかさらに握る力を強めてしまった私は、今まで聞いたこともないような声を聞かされて一気に心拍が早まっていくのを感じました。
しかもタチの悪いというか奇跡的というか……私の右手は、その……し、下着の中に入っておりまして……直接、握っている…と言いますか…ってこんなことを実況している場合ではありませんわッ!!
必死で手を抜こうとするも、ベルトに阻まれてうまく手が抜けない。
……って言うかどうやって入りましたの!?コレ!!
そうしている内に、私の手は“逆刃刀”を弄る形になってしまい────
「あぁっ……あっあっ………」
逆刃刀はどんどん───
「いいいいいやああああああああああ!!」
自業自得極まりないのですが、あまりの嫌悪感に、私は咆哮を上げて力の限り右手を引き抜きました。
「も、申し訳ありませんでしたわッ!!」
「お嬢様……あと少しで、私も本気になってしまう所でしたよ」
「ほ、本気って……」
「しかしあの手捌き……お嬢様、なかなかのテクニシャンで御座」
「もう何も喋らないで!!聞きたくありませんわっ!!」
余りにも気まず過ぎて、私はその場から逃げ出してしまいました。
本当に、どうなっていますの……?
▼
居間へ顔を出すと、そこには既に上座に座っている父の姿が。
「お父様、おはようございます」
「おはよう、ダイヤ。随分と遅かったじゃないか」
「い、いえ……色々、ありまして」
「まぁいいが、今日のことで話がある。こちらへ来なさい」
「は、はい」
多少不機嫌な様子を見せる父に少々怯えを抱きながらも、私は父の方へと歩み寄っていく。
────そこで、またしても。
「話とは何でしょおぉぉおおおおおおお!?」
私は再び何もない所で足を躓かせ、またもや前に倒れてしまいました。
「へぶっ!!」
私が倒れこんだ先は……
「……何をしているんだい?」
「……はっ!!」
父の……股間の上。
「もももも申し訳ありませんッ!お父様!!」
「ふざけているのかな?」
「ちち違いますわ!!これは決してそんなつもりでは」
「じゃあ何故まだ顔をソコからあげないのかな?」
「はあわっ!!」
焦りの余り、父の股間に顔を埋めたまま話してしまいましたわ……!
そこから急いで飛び起きると、改めて怒りに満ちた父の顔を目にしました。
「……ダイヤ、改めて話をしようか」
「…………はい」
朝から不幸ですわ、本当に……
▼
「全く、本当にどういうことですの……?」
父から解放され、部屋に戻ってきた私は1人呟く。
父には体調が悪いということで、今日の業務を休めるようにしていただきました。
やはりあんな偶然が2度も続くなんて、どうにもおかしいですわ。
───それにあの奇跡のようなコケ方。
私はそれに、見覚えがありました。
「…………まさ、か」
瞬間。
─────────♬
着信を告げた携帯の音。液晶に映し出された名前は、まさしく今から連絡を取ろうとした人でした。
「もしもし、鞠莉さん!?これはどういうことですのよ!!」
『あっはは☆ その感じ……“なってる”みたいだね』
「やっぱり貴女がっ……!貴女私に何をしたんですの!?」
『……
「昨日……飲んだ……っ!!!」
────『ダイヤ、こっち向いて』────
「あの時の……!」
『ンフフ♡ あれはぁ……“ラッキースケベを起こす薬”よ!』
「ラッキー……スケベですってぇ!?じゃあ今起きてるのは全部…!」
『そ♪昨日の薬アナタに飲ませた薬の効果よ!
今ダイヤは、“何をしても、スケベなことをしちゃう体質になってる”んだよ!』
何てことをしてくれましたの!?
これじゃあまともに生活出来ませんわよ!
『まぁまぁ。今日1日経てば効果切れると思うから。それまでの辛抱だね♪』
「1日も!?私は1日中この体質に耐えなければいけませんの!?」
『1日なんてすぐ終わるよっ☆』
「他人事みたいに言うのはやめてくださる!?」
『他人事だもーん♪ それじゃ!頑張ってネ☆』
「ちょっ、鞠莉さん!鞠莉さんっ!!」
私の返事を聞くことなく、鞠莉さんは一方的に電話を切ってしまいました。
結局その意図も、真意も掴めぬまま。
私の元に残ったのは、“ラッキースケベ”という謎の体質だけ。
「………はぁああああ」
深いため息を1つ。幸い(?)にもこの体質は今日1日で終わるらしい。
業務も休みをもらったことですし、今日は一日中部屋にこもってしまいましょう。誰かと会わなければ、またあのような奇怪な現象が起こることもないはず。
こうして私は、籠城戦を行うことに決めたのです。
……意味が違うというツッコミは受け付けませんわ。
▼
着々と時は流れ、1日の半分が終わりました。
私は机に向かい、問題集片手にノートにペンを走らせていました。
こんなにゆっくり勉強できているのは久々かもしれません。普段は業務や稽古の傍に、無理矢理勉強の時間を作り出している感じでしたから。
─────コン、コン
部屋の戸を叩く音に、思わず体を竦めてしまいました。
「ど、どなたですの?」
『お姉ちゃん……大丈夫?』
「ルビィ……」
そしてゆっくりと襖は開き……そこに立っていたのは、鮮やかな紅色の髪をした私の可愛い妹、黒澤ルビィが立っていました。
「どうしましたの?」
「お姉ちゃん、体調悪いって聞いたから……お粥、作ってきたんだ……」
「作ってきたって…これ、ルビィが?」
「うん。お腹空いてない?」
「ルビィ……ありがとう、いただきますわ」
私の笑顔にルビィは安堵したようで、それこそ宝石のように輝く笑みを私に向けました。
そしてルビィが部屋に入った瞬間───
私は自分の“体質”を思い出しました。
「ルビィ!!いけませんわ!!」
「ピギィッ!!っあっ……!」
私の突然の声に驚いたルビィは体勢を崩し、手に持っていたお粥の乗ったお盆を手放してしまいました。
「ルビィッ!!」
今まさに倒れんとする妹と、お粥を救出するために私は椅子から立ち上がり、駆け出しました。
しかし──────
「ふーっあぶないっ」
「何でキャッチするんですのおおおおお!?」
火事場の馬鹿力というべきか、ルビィは空中にあったお盆を片手で受け止めてしまいました。
しかし私は止まらない。
そして再三私は足を絡ませて…
「ルビィ!避けて!!」
「へっ?お姉ちゃ─────」
私の祈りも虚しく。
私達は2人で床に倒れこんでしまいました。
「んっ……たたた……はっ」
そして、私たち2人の体勢は……
「ゃあ……んっ……」
「!!!!」
私がルビィの上に覆い被さり、右手は…ルビィの秘部に触れ、左手は……
……この指先で摘んだ突起…これはまさか、姫方のみ主張を激しくする───
───ルビィの、“
こうして、冒頭のあの場面へと至ったわけです。
▼
「鞠莉さぁああああああああああん!!!」
名前を呼びながら、私はルビィを振りほどこうと試みますが、不幸にもルビィの足が私の身体へと絡まり、上手く抜けられないのです。
無理に引き抜こうとすると、ルビィの秘部を刺激してしまい、さらに彼女を昂らせてしまう始末。
「おね、ちゃん……やだぁ……」
「ま、待ってくださいねルビィ、今すぐ引き抜きますからね!!」
「……っと……」
「えっ?」
「もっと──────してぇ…♡」
「なっ……!!」
これは完全に────スイッチが入ってしまっていますわ……!
何故!?これもあの“体質”の副作用とでも言うんですの!?
ルビィの目はトロンと垂れ落ち、涎を滴らせて息を荒くしながら嬌声を私の部屋の中で響かせています。彼女の細身の体からは想像もつかないほど強い力で絡まれている私は、手以外身動きできない。
この状況────どうすれば!?
導き出された答えは、1つ。
───
「ルビィ……許してくださいませっ!!」
「んはぁあぁあああああああ♡気持ちいいよ、おねえ、ちゃああぁぁぁぁんっ!!」
“そういうコト”の経験なんて、全くありません。ですが私はただ我武者羅に両手で妹を愛撫し続けました。
ぎこちない私の手の動きにも妹は身をよじらせ、気持ちよさそうに声をあげています。
そんな彼女の熱気に当てられて……私も、その気になってしまっていたのかもしれませんわね。
途中から、一体どちらのために行為を続けているのかわからなくなってしまったんですもの。
妹のためか、それとも──自らの背徳感による快感のためか。
もう────どうにでもなれ
「おねぇ、ちゃんっあっ、あっだめ、くるっくるくるくる!はぁあああぁあああぁあぁああああああん!!」
一際高い声を上げて、我が妹は────
▼
「……かんっぜんにやらかしましたわ」
我を取り戻した自分の目の前に広がっていた光景は、頬を上気させながら気を失っている妹と、汚く濡れた己の指先。
この状況、どうやって収集を───
「おー、やってるヤってる♪」
「うわあああああああああああああ!?」
ノックもせずに部屋に入ってきたのは鞠莉さん。ニコニコしながら私を見てきますが、私としては心臓が止まるような思い。
「なん!なん、なんで、こ、ここに……!?」
「ダイヤが心配だったからねー。どうなってるかと思えば……」
「これは、その……っていうか!元はと言えば貴女のせいですわよ!?」
「ほらほら、あんまり大声出すとルビィが起きちゃうよ?」
「っ……」
相変わらずの飄々とした摑みどころのない笑みで鞠莉さんは笑いかけてきました。
「ダイヤもやっぱり変態さんだね☆」
「うるさいですわっ!!私は別にやりたくてやったわけではありません!貴女の“ラッキースケベになる薬”とかのせいで─────」
「────
「………へ?」
「あれは、“ラッキースケベになる薬”なんかじゃない」
「う、嘘ですわ!!だって現に」
「確かにダイヤは今、ラッキースケベを起こす体質になってる。けどね、その理由はあの薬の、
「本当の……効能……?」
面食らった表情の私に、鞠莉さんは不敵に笑いかけました。
「あれは───
「───!!」
「寝る前に願ったことが、次の日になって叶う。そんな薬をアナタは飲んだのよ?」
「そんな……じゃあ……!!」
「願ったから、ダイヤはそんな体質になった」
「違う…」
「そうなりたいと、ダイヤは願った」
「違いますわ……!」
「もう素直にな」
「違うッ!!!」
────瞬間私は鞠莉さんを部屋へと引きずり込み、ベッドへと押し倒した。
「───今のは、
「いいえ───
……本当はわかっていますの。
あの口づけ以降、
「……やっとその気になってくれたね」
「ここまで貴女の計画通りなんですの?」
「さぁ……どーだと思う?」
「どうでもいいですわ、そんなこと。
──さぁ、私に蹂躙される心の準備はよろしくて?」
「いいよ───ダイヤになら、何されても」
私は、ずっとこの日を待っていたのかもしれません。
鞠莉さんが、2年前に消えたあの日から。
そして私たちは求め合う
互いを愛し、慰め
孤独を知ってボロボロになった体を
互いの歪んだ愛で縫い合わせるように
このあと私たちがどうなったのか────
それはまた、次の機会にでもお話いたしますわ。
ダイ鞠莉っていいよね!!
っていうことで書き始めたはずなのに。
どうしてこうなったのか……
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
そして快く企画参加を承諾していただいた鍵のすけさん、改めてありがとうございました!
それではみなさん、残る短編もお楽しみに!