ハイスクールN×K(なんだかんだ)   作:トメィト

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最近またBLAZBLUEをやりだしふと思い当って書いた。
今では反省している。
しかもその割には主人公ラグナじゃなくて、もどきなんですよねぇ。そこもご注意ください。

こんなことやるくらいなら、マスター仁慈のほう更新しろとか、ダンまち編だけで連載しろやコラァとか言われるんだろうな……。





完全無関係なディアボロス
それが彼の始まりでもあり苦労も始まりでもある


 

 

 

 

 

 

 一体、何がいけなかったのだろうか。

 

 

 

 

 

「ほら、早くこのガキを連れていけ」

 

 

 

 

 

 自分たち―――――いや俺は、何かいけないことをしてしまったのだろうか?生まれ変わってしまったことが間違いだったのだろうか?

 

 

 

 

 

「この鬱陶しい人間はどうする?」

 

 

 

  

 

 

 それをしたからこそ、今、目の前の光景が広がっているのだろうか。

 

 

 

 

「もちろん殺せ」

 

 

 

 目の前に広がるのは家の壁いっぱいに塗りたくられた赤。その目に痛いほど鮮烈な赤は自分の大好きだった者たちから溢れ出たもの。自分のあったはずの右腕から出たもの。

 元々あったはずで、今はなくなってしまった右腕を抱え込みながら俺はソレを行った奴らを睨みつける。

 

 

 

「おいバカ。ガキを巻き込むな。死んだらどうする」

 

「ちっ、これだから人間は下等生物なんだ。右腕切れたくらいで死にかけやがって……」

 

 

 

 そんな勝手なことをほざくのはヒトの形に歪な翼を生やした者達。その姿はおとぎ話などで良く聞く悪魔のようで、より俺の怒りを増長させた。

 

 

 

「てめぇもいつまでもうずくまってないでおとなしく来い。お前だけじゃ無駄にするだろうその力を俺が再利用してやろうってんだ」

 

 

 

 リーダー格と思われる悪魔の手が伸びる。本当は悪魔じゃないのかもしれないが、このような所業を平気で行うような奴らなんて悪魔で十分だ。………俺はこのまま捕まるわけにはいかない。捕まるわけにはいかない。俺の大切なものを奪った奴にいいように利用されるなんて真っ平ごめんだ。

 俺の中に、この悪魔どもが言ったような強力な力が眠っているなら、今こそ使う時じゃないのか?今こそ目覚める時ではないのか?未だ齢二桁にもいっていないようなガキがこの悪魔どもを蹴散らすには、その協力でご都合主義にも似た力の覚醒が必要なんだ。だから――――――――さっさと目覚めやがれ……!

 

 

 

 

『――――――ッ!?』

 

 

 

 

 俺の呼びかけに答えたのかはわからないが、自分を中心として――――正確には自分のなくなった右腕を中心として強力な力の渦が巻き起こる。その直後、肩からなくなったはずの俺の腕がまるで何処かのアニメキャラクターのように生えてきたのだ。だが、その腕は普通の肌色ではなく、漆黒の中に紛れるほどの黒だった。

 悪魔どももいきなり俺の右腕が生えたことに驚愕の表情を浮かべるが、すぐに余裕のあるものに変えた。

 

「は、ハハッ!ホントに神器(セイクリッド・ギア)を持ってやがったぜ!」

 

「本来の神器(セイクリッド・ギア)の反応とは違ぇから多少は疑っていたが……こいつはいい……!大当たりだ!」

 

 悪魔どもは俺の生えてきた腕を見て大喜びをしている。

 おそらく、目的のものを俺の方から出してくれたため自分たちは正しかったのだということで歓喜しているのだろう。だが、悪魔どもの歓喜の表情はすぐに固まることとなる。

 

 何故なら、元々三人居た筈の悪魔の姿が一人足りなくなっているからである。

 これには喜びの表情を浮かべていた悪魔どもも困惑した。自分たちの仲間は一体どこに行ったのかと。そこで目にするのは当然俺の方だろう。

 この場にいるのは俺と悪魔ども、そしてもう動かなくなった俺の両親だけなのだから。さらに幸いなことに奴らの予想はあっている。三人いた悪魔の一体の姿を亡くしたのは俺の所為だからだ。まぁ、その方法は単純明快――――

 

 

「う、うがぁぁあああ!!??………あ、あぁ……た………す……………て………」

 

 

 俺の右腕に喰われただけだ。

 

 

「チッ!神器(セイクリッド・ギア)が暴走しているのか!?」

 

「だから神器(セイクリッド・ギア)だけ抜き取って利用してやろうって提案しただろうが!」

 

 

 悪魔どもが何か言っているが関係ない。俺は悪魔一体を平らげた右腕をもう一人に向ける。すると右腕は俺の意思に従うかのようにもう一体の方に殺到し、その身体に絡みついた。二人目の悪魔もそれだけで特に抵抗をする暇もなく右腕に吸い込まれて消えた。

 

「なっ!?何なんだ!ソレは?」

 

 怯えるリーダー格の悪魔を前に俺は歩みを進める。

 右腕の使い方は体が分かっているかのように、自在に扱うことができる。

 俺は右腕を大剣の形に変化させるとリーダー格の悪魔の右腕を切り裂く。恐怖で足がすくんで動くことができなかったソイツはあっけなく俺の攻撃を受けて右腕を失った。失った右腕は俺の黒い右腕に喰われてこの世から消え失せる。

 

「ぐっ、ぐぉぉぉおぉおおおおおお!!!!!?????」

 

 

 右腕を失った悪魔はその傷口を左手で抑えながらその場で膝をついた。

 その姿は先程までの自分とまんま同じで、それ以上に無様だった。

 

「右腕を失ったくらいで喚くなこの屑が。てめぇが先にやったことだろうがよ」

 

 そのまま俺は近づき、無事な左手で悪魔の髪の毛をつかんで持ちあげる。右腕がなんかよくわからない覚醒をしたせいで全体的な身体能力も上がっているらしい俺は大人ほどの大きさがある悪魔を問題なく持ち上げることができた。そのまま顔面を蹴とばして両親の血がべったりと付いた壁に叩きつける。そして間をあけずに左腕も切り取った。

 

 

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァアアアア!!!???」

 

「黙ってろ」

 

 

 左腕を失い、再び無様な叫びをあげる悪魔の口に立った今切り取った自身の左腕を突っ込んで黙らせる。

 その後、俺は自分の分と両親の分の苦しみをさらに凝縮して何倍にもしたような仕返しをしたのちに、右腕でそのまま喰らいつくした。

 あとに残ったのは、物言わぬ両親と赤く染まった家だけだ。

 

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

 俺は両親だったモノの前に座ると、彼らの身体に抱き着きながら、一晩中泣き腫らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんつー懐かしい夢だ」

 

 いつの間にか眠っていたらしい俺は、頬に伝っていた水を左手で乱暴に拭い取り頭をぼりぼりと搔いた。他にも敵が居たら今頃俺は両親と同じ所へと旅立っていただろう。

 空を見上げればとてもきれいな月が浮かんでおり、目の前にこんなものがなければずっと眺めていたいようなものだった。

 

「……ぅ……ぁあ……」

 

 その件の目の前に転がっているものとは、完全に異形である化け物がその辺に肉片をまき散らせながらうめいているという光景である。

 今日俺は、この化け物を殺すために態々睡眠時間を削ってまでやって来たのだ。どれもこれも、ここを管理(笑)している悪魔の所為である。管理(笑)しているならもう少し外敵のことに関して敏感になってほしい。ここ最近烏共もこの街に来ているみたいだし。そろそろ、両親との思い出の地ということで先送りにしていた引っ越しも視野に入れなければならないかもしれない。

 

「ったく、被害者も出てんのに何をチンタラやってんだか……」

 

 全く以って仕事をしない管理者に対する愚痴がついつい零れてしまう。自身のネームバリューの所為で厄介事が集まりやすくなっているということもあるのだ。少しはそこのところを自覚して、行動してもいいと思うと俺は同じ学校に通っているであろう学園の二大お姉さま(笑)に思いをはせる。多分何も考えてないだろうけど。

 

「さぁて、そろそろ帰るか。この時間、俺には本当に辛いわ」

 

 断続的に呻き声を上げる醜い肉片に持っていた大剣を突きつけて止めをさしてから自分の家の場所に向けて歩き出す。するとその瞬間、自分の背後に紅く光り輝く魔法陣が発生した。おそらく転移魔法の魔法陣であろうそれは自分にとって見覚えがありすぎて困るくらいの人物たちを転移させてくる。

 そいつらは、自分たちの身内が創設者という関係で自分たちの能力をフルに使ってオカルト研究部なる胡散臭さ全開の部活を立ち上げ、認識操作をはじめとするその他諸々で好き勝手やっている(誇張表現)問題児集団である。

 

 その問題児集団オカルト研究部は肉片に成り果てた隣の奴と俺のことを見比べると、すぐに俺に警戒を向けて戦闘態勢に入った。

 

「………そこで死んでいるはぐれ悪魔バイサーは私たちが正式に依頼を請け負って討伐するはずだったのだけれど……あなたいったい何者なの?私の管理する土地で好き勝手やろうっていうなら容赦しないわ。けど。何者か答えてくれるのであれば見逃すことを一考してあげるわよ」

 

 自信満々のその態度は、自分が絶対に負けるわけがないという自信がありありと見える。こいつ、絶対長生きしないわと思いながらも、俺は暗闇から体を躍らせる。別に逃げてもこいつらをぼこぼこにしてもいいんだけど、顔も隠れてて正体を知られる心配もないから自己紹介だけしておこうと思う。

 どうせ、こいつらが働かない時は俺が駆り出されることになるんだし。

 

 

 そんなことを考えつつ、俺はゆっくりと問題児集団との距離を縮め、お互いの姿がはっきりと見えるくらいまで近づいた後に簡潔に自己紹介を行った。

 

 

「俺は、ブラッドエッジ。好きで名乗っているわけではないので、中二病とかは言わないように」

 

 

 この自己紹介に奴らが驚いていたのはちょっとだけ笑った。

 

 

  

  

 

 

 

 




主人公

名前:野水黎凪(のみずくろな)

通り名(笑):ブラッドエッジ、反逆者(リベリオン)

神器?:捕食者(ザ・プレデター)

備考1

実は転生者。
しかし、神様とは会っておらず特典とかももらってはいるものの勝手に決められている模様。本人は普通に第二の人生が歩めると喜んでいた。のだが、本編のようなことになり、神様特典の能力のおかげで自分を攫おうとした悪魔を撃退。今にいたる。本当は色々あったけどカット。
現在、駒王学園で教師として勤める。本家ラグナのように面倒くさがりだけど面倒見はいい。そこそこ好かれている先生である。あだ名はなんだかんだ先生。公式通り。

備考2
通り名のブラッドエッジや反逆者については、オリ主御用達の稼ぎ職であるはぐれ狩りでついたもの。人間であるにも関わらず格上の存在を狩り続け、またその際に使用している武器が返り血で染まり切っていたことから呼ばれるようになった。本人は本名を言わなくていいというメリットと中二病と思われるというデメリットの間でさまよっている様子。

備考3
神器かどうかよくわからないが、とりあえず黎凪の力の根源。
あらゆるものを捕食する能力を持ち、また捕食した相手によって自身の力を増幅させていく強力なものである。ただし、自分の容量を超えるとパーンするので注意が必要。
食べたものの能力の一部を模倣もできるため汎用性はかなり高い。その反面、自分の意思がぜい弱だと喰ったものに乗っ取られる可能性もある。
ちなみに黎凪が使っている大剣(ラグナの持っているものと同じ奴)も、この模倣によって変えられた右腕の一部である。
ちなみに服装もラグナと変わらない。元々黒髪だったが、両親が目の前で殺されたことによるストレスで白髪化したのも一緒。唯、目の色は変わっていない。
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