イルーナ戦記〜四つの意思〜   作:弥生の一矢

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第16話 闇の館の番人と闇の魔法〜vsヴェーテンデス〜

 

 

 

 

ヴェーテンデス『クックック…いいぞ。その調子だ』

ナギ「明らかにさっきより強くなってる…」

明日菜「こいつ、強さが底なしなの」

古菲「でも、このくらい強い方が楽しいアル」

アスナ「いや、古菲さん、その反応おかしいと思います」

キリト「俺も古菲に賛成だぜ」

アスナ「キリトくん!?」

古菲「流石、わかってるアルね、キリト」

 

ユイとストレアを救出した後、キリト・アスナ・ナギ・明日菜・古菲の5人はヴェーテンデスと対峙していた。

その頃、カザナミ達は…

 

シュウガ「なぁ、カザナミ」

カザナミ「何よ」

シュウガ「俺さぁ、あの刹那って姉さんの探してる先生がやたらあの人に似てたんだよな」

カザナミ「誰に似てたの?」

シュウガ「ネギさん」

刹那「え?この世界にネギという方がいるんですか?」

カザナミ「えぇ、まぁ。赤髪で魔法使いで…」

刹那「ネギ(食べ物)が嫌いで?」

カザナミ「そうそう…って一致しすぎでしょ!?」

シュウガ「でも、大人だぜ。探してるのは17歳くらいの青年だろ?」

刹那「はい」

リズ「ねぇ、その話ちょっと待って」

シュウガ「どうした?」

リズ「ほら、さっき、キリトにネギさんが連絡してきたじゃない?」

シュウガ「あぁあったな。それがどうした?」

セブン「そこまで言っててわからないって貴方、頭大丈夫?」

レイン「ちょっと七色!言い方酷いよ?」

セブン「あ…ごめんなさい」

業「つまり、なんでネギさんがヴェーテンデスに娘が捕らえられてるかわかったか?ということか?」

リズ「流石、業ね。わかってるじゃない」

シュウガ「確かに不自然だ」

カザナミ「うーん、だったら会いに行けばわかるんじゃない?せっちゃんとこのちゃんがね」

木乃香「んー?どこに?」

カザナミ「たぶん、いるとするとソフィア辺りかなぁ」

刹那「ソフィアってどの辺でしょう?」

カザナミ「場所わからないか…うーん、エルスィ、案内してあげて」

エルスィ「えぇ〜、お姉さまは誰が守るんですか?もしかして、そこの殿方ですか?」

カザナミ「……ごめん、ローゼン頼める?」

ローゼン「お安い御用だよ。ソフィアでネギさんに会わせればいいんだね?」

カザナミ「えぇ、よろしく。さてと、キリト達が待ってるわ。急ぎましょう」

「「「「おぉ!」」」」

 

ローゼンは刹那と木乃香を連れて、ソフィアに向かった。カザナミ達は月の民の集落から闇の領域を抜け、闇の館に入った。

 

カザナミside

 

カザナミ「ん?」

シュウガ「どうした?」

カザナミ「いや…異様な力を感じて…」

シュウガ「ふむ………」

???「…」

カザナミ「気のせいかしら?」

エルスィ「てぇい」

???「いったぁぁい」

カザナミ「え?」

???「痛いじゃないですか。エルスィさん」

エルスィ「…誰?」

???「僕がわからないってことは飛び過ぎましたか…」

カザナミ「飛ぶ?っというか貴方、やたらと私に似ているわね?」

???「ハハハハ、そんなわけないじゃないですか。天下のカザナミ様に似ているわけがないじゃないですか」

カザナミ「様って…」

エルスィ「おねぇさま?」

カザナミ「(いい響き…)はっ!?っていないし!」

エルスィ「本当ですわ」

シュウガ「それにしてもカザナミに似てたな、かなり(性格は似てねぇけどな)」

カザナミ「うーん、未来の映像とかでは見たことないのよね」

エルスィ「でも、私はあのような殿方には会ったことがございません」

カザナミ「それは私もよ」

シュウガ「!?…この上みたいだな」

ルリ「そうみたいだね」

リズ「いよいよね」

 

カザナミ達が階段に近づくと奥から剣と剣がぶつかり合う音がするかと思うと、地面を抉るような音が響いてきた。カザナミ達は階段を駆け上がった。

 

カザナミ「キリト、大丈夫?」

業「加勢するか?」

キリト「おぉ!みんな。いや、業、このナギって人のおかげで俺は無傷だ」

明日菜「ほら、キリト。ネ…ナギのフォロー忘れないでよ」

ヴェーテンデス「ん?んん?おぉ、姫じゃないか!さぁ、我と結婚しよう」

カザナミ「イヤ!!業、キリト」

業「なぁにぃ?お姫様」

キリト「おぅ」

カザナミ「あいつに手加減なしで叩き潰して」

???「おやおや?心配で来てみたら求婚されてますね」

カザナミ「あんた、さっきの」

エルスィ「あぁー!」

???「魔槍フォルカスよ、我に力の象徴を見せよ!光の化身、ここに降臨!いでよ、王龍カイザァァァァァァァア!!!!」

カザナミ「なっ!?カイザーですって!?MPは…減ってないってことはアレはまさか!?」

カイザー『グォォォォォォオ!!!!』

???「自己紹介がまだだったな。俺の名前は”カザナギ”。未来からの使者ってとこだ」

カザナミ「”カザナギ”…やっぱり私関連なのね」

カザナギ「まぁな、俺は君の別世界の住人さ。で、これが俺の伝説の武器”魔槍フォルカス”」

カザナミ「職種は?」

カザナギ「サマナーだ」

ヴェーテンデス『クックック…まさか、あの占いが当たるとはな』

シュウガ「どういうことだ」

ヴェーテンデス『占いはこうだ。”汝、姫を欲する時、未来からの使者現れん。其の者、強大な力を持ち、汝を退けるであろう”』

キリト「今の現れ方そのままじゃないか」

カザナミ「でも、私はサマナーなんて職種知らないわよ。確かに隠された職があることは知ってるけど」

カザナギ「未来の職だ。知るわけがねぇよ」

エルスィ「じゃあ、私達はいずれ貴方に会うと?」

カザナギ「あぁ。俺はある人と会うためにこの時代に来た」

リーファ「ある人って?」

カザナギ「二回の異世界移動をしたネギって人さ」

ナギ「え?この世界にネギって人がゲボッ!?」

ヴェーテンデス『おいおい、よそ見するなよ』

明日菜「あんた、魔法障壁は?」

ナギ「張ってますよ。でも、貫通してくるんです」

明日菜「あんた、パクティオは?」

ナギ「奴に取られまし…」

ヴェーテンデス『フハハハハハハ、この剣は使い勝手がいいな』

明日菜「取られてるんじゃないわよ!どうして、あんたはそんなにドジなの!?」

古菲「まあまあ、明日菜。ナギも奴の強さに押し負けたってことアル」

カザナミ「シュウガ、手順はさっきと一緒よ」

シュウガ「わかったぜ!」

エルスィ「食らいなさい!アイススピア!」

ヴェーテンデス『フッ…』

 

エルスィのアイススピアはバターのように溶けた。

 

エルスィ「な!?」

カザナミ「ちょっとカザナギ、どうにかしなさいよ」

カザナギ「俺のスキルも魔法だからな…」

明日菜「そうだ、ナギ。アベアットは?」

ナギ「そうか!その手があった。アベアット!!」

ヴェーテンデス『ぬ!?なんだ?この手帳みたいのは?こんなものはいらん。小娘、その剣をよこせ』

ナギ「こっちにパクティオカードが戻った今、手加減する必要はありませんね」

シュウガ「うぉりゃぁあ!」

ヴェーテンデス『ぬ?そんな攻撃…何!?力が抜ける…まさか、それは…ホーリー…アーム…か…』

ナギ「左腕、解放固定(エーミッサ・スタグネット) 、千の雷(キーリプル・アストラペー)!!右腕、解放固定(エーミッサ・スタグネット) 、千の雷(キーリプル・アストラペー)!!双腕掌握(ドゥプレクス・コンプレクシオー)!!!術式兵装(プロ・アルマティオーネ)雷天大壮2!行きますよ!」

「「「「「おぉ!!!」」」」」

 

少し時間を戻して、ローゼン達は…

 

ローゼンside

首都ソフィアにて…

 

ローゼン「まさか、こんな美女二人を案内することになるなんて」

木乃香「そうなん?せっちゃん、美女やって!美女やって!!」

刹那「おじょ…このちゃん、興奮しすぎです」

ローゼン「さて、ここがネギさんがいるはずの大聖堂ですよ」

 

バァン!

 

木乃香「ネッギッくぅぅん!ん?ネギさん?」

ネギ「や、やぁ、木乃香さん。それと刹那さん」

刹那「ネギ先生…なんですね?」

ネギ「はい…ただ、貴女方が卒業した10年後の未来から来ました」

木乃香「10年後っていうとウチら25やない?」

ネギ「そうなりますね。因みに木乃香さんは結婚してます」

木乃香「ほんま!?誰とやろ…まさか、ネギ君だったり」

ネギ「ははは…そのまさかだったり…」

木乃香「ほんま!?せっちゃん、ネギ君が、ネギ君が」

刹那「はいはい、わかりましたって、それで?ネギ先生、何故、私達はこの世界に?」

ネギ「それは呼ばれたからですね」

刹那「呼ばれた?誰に?」

ネギ「この世界にです。しかし、僕らは呼ばれてません。呼ばれたのは10年前。即ち、魔法世界にいた僕らです」

刹那「僕ら?ネギ先生の他に誰か10年後の人がいるんですか?」

ネギ「はい…ただ、記憶がまだ戻っていなくて…そうだ!ローゼン、ルリは伝説の武器を手に入れたか?」

ローゼン「いや、まだですが、ルリちゃんも伝説の一人なんですか?」

ネギ「そうだ。ルリは伝説のビショップだ。蘇杖があればあいつの記憶も、きっと…」

木乃香「ん?あれ、ウチに似てない?」

ネギ「木乃香さん、触ってはダメです」

木乃香「どうして?」

ネギ「実は、この女性が木乃香さんの10年後ですが、記憶喪失によって、触れたものにも記憶消去が発動するらしく」

刹那「このちゃんの10年後…」

木乃香「ウチの10年後か…」

ローゼン「流石、美人ですね」

ネギ「ローゼン…お前、ここで丸焦げになっとくか?」

ローゼン「な!?」

ネギ「大丈夫だ、木乃香さんがきっと治してくれる」

ローゼン「そういう意味じゃなくて」

刹那「まあまあ、やめましょうよ、ネギ先生」

木乃香「でも、これ、魔法なんやろ?」

ネギ「えぇ」

木乃香「だったら、明日菜がおるやん」

ネギ「あ…その手があった!!どこにいるんですか?!」

木乃香「今だと…カザナミちゃんと一緒にいるんやない?」

心奏「ネギさん…どこか行っちゃうんですか?」

ネギ「心奏…大丈夫だ。僕はこのギルドを見捨てたりしないさ」

心奏「よかった…」バタッ

ネギ「おい!」

ローゼン「すごい熱です」

ネギ「これは…心奏!なんで、木乃香に触れた!?」

心奏「ネ…ギ…さん…?あれ?ここどこ?私はだれ?」

刹那「これは…かなりまずいのでは?」

ネギ「カザナミ!!!聞こえるか!?」

 

カザナミside

 

ヴェーテンデス『ぐぅ…こんなやつらに遅れを取るとはな』

???「可哀想なヴェーテンデス…ゆっくりお眠りなさい」

カザナミ「え?この感じは…お母様なの?」

デュンケリス「あらあら、カザナミちゃんにカザナギちゃんまでいるなんてこれは困ったわね〜」

カザナミ「カザナギを知ってる!?どういうことよ!?」

デュンケリス「ふふふ…まぁ、いいわ。ここまで来たんですもの。貴女にはもう一人止めてもらわないいけないわ」

ネギ『カザナミ!!!』

カザナミ「なによ?さっきから!ってネギさんじゃない」

ネギ『今、お前に送った転移札で明日菜をこっちに送れ!』

???『その必要はないわ。全く、あんたは私がいなきゃ何もできないみたいね』

ネギ『え?』

 

ローゼンside

 

???「あら?私の木乃香が二人…ふふふ…なるほど…ここは過去なのね?さて、ネギ、どうすればいい?」

ネギ「明日菜さん…この魔法を打ち消せますか?」

明日菜(未来)「お安い御用よ。あんたも手伝いなさい、刀太」

刀太「おうよ。行くぜ、黒棒」

明日菜(未来)「アデアット…ハマノツルギ」

ローゼン「ハリセン?」

刹那「アレ、ただのハリセンじゃないんですよ」

刀太「俺の黒棒も同じようなもんすよ」

明日菜(未来)「この魔法は木乃香のを解除すれば全員助かるわ」

刀太「だったら」

明日菜(未来)「そうね、触れた方が早いかも」

 

ピシッ…パキャン!!

 

木乃香(未来)「んん…ん〜?ふぇ?ネギ君?なんで泣いてるん?」

ネギ(未来)「ははは…よかった…」

明日菜(未来)「さてと、刀太。挨拶したら?」

刀太「そうだった。俺、近衛刀太っていいます」

ネギ(未来)「近衛?って木乃香の家系?」

木乃香「せっちゃん…なんか話がでこうなってない?」

刹那「はい…ついていけません」

木乃香(未来)「あぁ〜!せっちゃんだぁ、可愛いぃ〜」

ネギ(未来)「刹那さん、逃げないと大変なことになりますよ?」

木乃香(未来)「せっちゃ…ん?」

木乃香「ウチのせっちゃんに何する気なん?」

刹那「お嬢様…」

ネギ(未来)「まぁまぁ」

木乃香&木乃香(未来)「「ネギ君は黙ってて!!」」

ネギ(未来)「はい…」

心奏「ネギさん…」

ネギ(未来)「悪かったな、心奏」

心奏「いえ、私が触れなければこんなことには…」

ネギ(未来)「ははは…まだ、子供だな、心奏は…」

心奏「ううう…」

木乃香(未来)「じ〜…」

ネギ(未来)「ゾゾゾ…あの、木乃香さん?」

木乃香(未来)「何?ネギ君?」

ネギ(未来)「深い意味はありませんからね?」

 

カザナミside

 

カザナミ「どうやら、向こうはハッピーエンドみたいね」

カザナギ「俺はネギさんに会いたいんだが」

カザナミ「いいわよ。ほら転移札よ」

カザナギ「サンキュー」

カザナミ「キリト、その子達が目覚めたら追ってきて」

キリト「いいのかよ」

カザナミ「いいのよ、さぁ、行くわよ、グリーシアを倒しに」

 

次回:vsグリーシア まさかの決着が待ち受ける。

乞うご期待

 




次回のコラボどうするかなぁ
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