イルーナ戦記〜四つの意思〜   作:弥生の一矢

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今回はカザナミ×シュウガと次回の前文的なとこです。


エピソード1 休息の時間①
第19話 私と彼〜犬猿のはずだった仲〜


グリーシアを倒してから3日が経った。

 

闇の城で出会ったカザナギは

カザナギ「用が済んだから帰るわ!」

と、未来に帰って行った。

 

闇の城の最奥で倒れていた青年は未だに目を覚まさないでいた。

そんな中、私(カザナミ)とシュウガはネギさんに呼ばれ、ソフィアに来ていた。

 

カザナミ「はぁ…なんで呼ばれなきゃならないのよ、まさかアンタと」

シュウガ「知るかよ、俺だって呼ばれたかないさ、お前と」

カザナミ「まぁ、いいわ、先に行くから付いてこないでね」

シュウガ「いやいやいや、俺も呼ばれてるんだっての」

ネギ「相変わらず仲がいいな、お前ら」

二人「「良くない!」」

カザナミ「なんでこんなやつと」

シュウガ「なんでこんな捻くれ者と」

心奏「まあまあ、落ち着いて」

ネギ「お前らさぁ、お互いに好きなのに…むぐっ!?」

カザナミ「(ネギさん!?それ以上言ったら狩りますよ?)」

ネギ「(わかったわかった。シュウガの事好きなんだよな?)」

カザナミ「違います!!あ…な、なんでもないわ」

シュウガ「はぁ…わかってるって」

カザナミ「なにがよ…」

シュウガ「お前、俺に惚れてんだろ?」

カザナミ「な…違っ」

シュウガ「俺はお前に惚れてるぜ?」

カザナミ「な…何言ってんの…私が…アンタなんかを…好きになるわけない…ないはずなのに…」

心奏「嬉しいんだよね?カザナミちゃん」

カザナミ「う…うん…」

 

闇の城の一件でカザナミとシュウガは惹かれあい、カザナミが未来で見た関係に近づいていた。お互いに"ありえない"と思っていたが、今ではお互いに"好き"になっていた。

 

???「まぁ、当然よね」

???「ウチらも見てきたけど、随分早くくっ付いたんちゃう?」

???「そうなんですか?」

???「うん、せっちゃんもウチとくっ付いとこか?」

刹那「お、お嬢様!?」

木乃香「ダメや!ウチのせっちゃんや!」

木乃香(未来)「ほな、ウチのせっちゃんでもあるはずやで」

ネギ「またやってんのか、お前ら」

ナギ「まあまあ、みなさん落ち着いて」

W木乃香「「ややこしい!!」」

 

ボンっ

 

ネギ「お?それ、マスターの年齢詐称薬か?」

ナギ「えぇ、時間制限あるのがちょっと困りますけどね」

カザナミ「あ、そうだ、刀太くんは?」

ネギ「刀太ならキリトとかと一緒にいるはずだぜ」

カザナミ「そうなの…」

シュウガ「どうした?会いたいのか?」

カザナミ「いや、そういうわけじゃないの。ただ…」

シュウガ「ただ?」

カザナミ「未来の私に聞いた七大悪魔の一人に刀太くんと同じ能力を持った人がいたそうなのよ」

シュウガ「まぁ、もしお前が危険なら守ってやるって」

カザナミ「…それは嬉しい…けど…」

 

一方、ローゼンとルリは…

 

ローゼン「そういえばさぁ、ルリちゃん」

ルリ「ん?」

ローゼン「俺らなんでこんなとこに?」

ルリ「ネギさんの頼まれごとだよぉ」

ローゼン「いや、それはわかってるんだけどさぁ、俺のサンダーボルト習得試練にしか見えないんだけど?」

ルリ「……ん?………そうなの!?」

ローゼン「気付いてなかったの!?」

 

ルリとローゼンはカザナミとシュウガから遠ざける為にネギが一計組んでいた。

その頃、ディールの里では、闇の城で発見された男の子を看病するエルシィとリーファが話していた。

 

エルシィ「スグさんは何故剣術使いじゃないんですか?」

リーファ「あ〜、これはお兄ちゃんとかが剣術使いじゃないですか、だから回復役をやってただけですなんです」

エルシィ「ん?だとアスナさんは?」

リーファ「あー、えーっと、アスナさんは私より高位な人なんで…」

エルシィ「立ち位置奪っちゃえばいいじゃないですか」

リーファ「そんな!恐れ多い…」

???「あ、お前らここにいたか」

リーファ「瑠璃ちゃん!?」

リム「兄さんに頼まれた物を取りに行くのにエル連れてけってよ。あと、もう一人が見つからなくてよ」

エルシィ「だれ?」

リーファ「(あれ?口調が…)」

リム「あ?楓だよ、楓」

エルシィ「あ〜、楓ね。別に私は楓と二人きりでも構わないんだけど?」

リム「あ〜、俺も兄さんにそれは言ったんだけどな、断られたんだわ、悪いな」

エルシィ「チッ」

リーファ「(え?え?いきなり険悪モード!?)」

キリト「(スグ、一応言っとくが、そこにいる二人は物凄く仲が悪い。危なかったら、凍らすなりして、動きを止めろ!)」

リーファ「(えぇ!?そういうレベルならなんで組ませたの!?)」

キリト「(仕方なかったんだ、動ける奴がお前らしかいなくてな)」

リーファ「(ねぇ?キリトくん?まさか…)」

キリト「(違うぞ!決して面倒だからとかじゃない!本当にあの三人しか動けないと判断したんだ!これはちゃんと渚とかと話して決めたことで)」

楓「おまた…せ…え?何…この状況…」

リーファ「あ!楓ちゃん!さっさと出かけて!このままじゃ、この里が危ないから!」

楓「え!?エルさん!リムさん!行くよ!?」

リム「あ?あ〜、悪いすぐ行く」

エルシィ「あら?いたのですか?なら、この殿方は置いて…」

リム「あぁ?誰を置いて行くって?」

リーファ「(ひぃぃ…)」

楓「やめて…」

エルシィ「リムさん以外いらっしゃいますか?」

リム「ほぅ…剣の錆になりたいみたいだな」

エルシィ「何故、そのような話になるのかわかりませんが、物を集めるまで操って差し上げますわよ?」

リム「やってみろ」

エルシィ「えぇ」

楓「やめてってば!もう!私、一人で行っちゃうよ?!」

リム「ま、待てって、場所わかるのかよ」

エルシィ「ちょっと待ちなさいよ、私を置いて行く気?!」

 

エルシィとリムの間にバチバチと火花が散っていたが、この2日後、あるクエストで、非常事態に陥る事になるとは三人は思っていなかった。

 

 

キリト「行ったか…」

渚「まあ、大丈夫だと思うよ、茅野がいるしさ」

キリト「だといいんだがな」

渚「カザナミさんからもらったの?エルシィさんの情報」

キリト「あぁ、不明な点が多すぎるがな」

渚「不明な点?」

キリト「あぁ、生まれが記載されてないんだよ」

渚「確か、カザナミさんの話だと風穴の奥深くの祭壇辺りで見つけたって」

キリト「あぁ、もしかしたら、別世界の人間なんじゃないかってな」

渚「まさか」

キリト「俺の思い過ごしであればいいんだが」

 

to be continue…




今回でエルシィとリムの仲が悪い現状を出しておきました。
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