カザナミ達はウィザレオンを倒した後、エルスィが闇化したのである。実はエルスィは異世界の女王だったらしく、闇の親衛隊を呼び込み、カザナミ達を消そうとしてきた。そんな中、ロココ平野を猛スピードで走り去る集団がいた。
???「姉々、空を飛べる者は先回りした方がいいのではないか?」
???「いえ、そうはいかないわ。カザナミさん達のいる塔は魔法で隔離されていて、外部からの連絡ができないそうよ」
???「急いではいるが、途中で回復薬を用意していった方が良さそうですね」
???「団長、それならオイラ達が行くよ」
???「うん、ボクらに任せて」
???「次の街で一旦別れて、例の塔で待ち合わせるぞ!」
「「おう」」
……………………………
…………………………
……………………
………………
……………
………
ガキン!
カザナミ「く…」
エリーゼ「ほらほら、どうしたの?手に迷いがありますわよ?」
カザナミ「当たり前でしょ、妹なんだから」
シュウガ「大丈夫か?カザナミ」
カザナミ「ふ…アンタに心配されなくても大丈夫よ。ありがとう、シュウガ」
サラダ「余所見とは舐められたものですね!」
シュウガ「お前も父親の幻影を追い求め過ぎてるんじゃねえか?」
サラダ「うるさい!うるさい!別にいいでしょ!パパは偉大な忍者だったけど誰かに殺されてしまったのよ!」
カルマ「あれぇ?カザナミさん、戸惑いが見えますよ?」
カザナミ「(イラッ)なんですって!?」
エリーゼ「隙あり!」
カザナミ「危なっ!」
エリーゼ「チッ」
カザナミ「カルマ、あとで覚悟してなさいよ!」
カルマ「おお〜、怖っ」
骸「ファイアランス!」
カルマ「そんなの眼を瞑ってたって避けれるよ。もっと、真面目にやってよ」
渚「カルマ君、流石だね。僕も付いて行くよ」
骸「小賢しいんですよ」
心奏(闇)「ははははははは…」
ナギ「動きが読めませんね」
刹那「あの動き、どこかで…」
ナギ「刹那さん、見たことあるんですか?」
明日菜「私も見たことあるわ。魔法世界で戦ったことがあるわ。刹那さん、協力して」
刹那「はい」
ルリ「ローゼン君、彼女は操られてないわ」
ローゼン「え?あのクロエって人?」
ルリ「それと、ユウカって子」
クロエ「見えたわ、そこね!」
ルリ「させないよ!」
クロエ「ふふふ、動きが若いわね」
ローゼン「それ、褒めてるの?」
ルリ「え?褒めてるんじゃないの?」
クロエ「エンチャント:ベニマル」
ローゼン「エンチャント?」
ルリ「え?オーラが変わった!?」
クロエ「黒炎獄!!」
ローゼン「ルリちゃん!」ドンッ
ルリ「え?…ローゼン君!?」
ローゼン「リフレクショ…うわぁぁぁぁぁ」
クロエ「まずは一人目」
ルリ「ローゼン君が…」
ローゼン「どうしたって?」
クロエ「な!?お前の覚醒はもっと先のはず…」
ローゼンの右目は赤色に光っており、無傷だった。
クロエ「"赤眼"は反則よ…」
ローゼン「ん?赤眼?」
ルリ「ローゼン君、右目が赤色に変化してるよ?」
クロエ「その"赤眼"は敵の魔法攻撃を全て無効化するのよ!だから、反則って言ったのよ!でも、ルリさん、貴女は何も無い」
ローゼン「クロエさん、ここからが本当の勝負ですよ?ルリちゃんは俺が守るから」
リム「言うようになったじゃねえか、ローゼン」
キリト「瑠璃、来るぞ!」
ユウカ「余所見ですか?!」
ガキン!!
リム「お前の攻撃が軽すぎて、欠伸が出ちまうよ」
ユウカ「(イラッ)なんですってぇ!?」
リム「(短気なのはカザナミにそっくりだな)」
キリト「いくら弱いからって気を抜くなよ、瑠璃」
リム「わかってるよ、兄さん」
ユウカ「じゃあ、私もクロエさんの技使いますね?」
リム「クロエの技?なんだそりゃ?」
ユウカ「エンチャント:光の母」
キリト「光の母?」
ユウカ「聖凱…」
リム「ん?その武器、まさか、カザナミの」
キリト「いや、カザナミとシュウガのだ。なんでこいつが?」
ユウカ「エンペラー!!」
カザナミ&シュウガ「「な!?」」
カザナミ「嘘でしょ!?」
シュウガ「おい、カザナミ!アレは俺らしか使えないはずだぞ」
カザナミ「わかってるわ。ただ、あの子はエルスィの子と言った。そして、私をエルスィは光の分際でと言った」
シュウガ「つまり、ユウカってやつは俺らの子供ってことか?」
カザナミ「えぇ、でも、魂変換みたいな事をしないと使えないみたいね」
ユウカ「貴女は目障りなんですよ!カザナミさん。貴女がいるだけで、頭がガンガンする」
カザナミ「それは、ユウカ、私が本当の母だからじゃない?」
ユウカ「いえ、お母様は一人だけです!」
エリーゼ「ユウカ!何を躊躇している!?奴を殺せ!」
ユウカ「え!?殺…」
エリーゼ「出来ないとでも言うつもりか?母の命令を聞けぬと?」
カザナミ「母は見守るのよ!命令なんか私が許さない!」
エリーゼ「ふ…なら、私を倒してみなさいよ!出来るものならね!!」
カザナミ「望むところよ!魂変換!付術士魂!」
一方、塔の下では…
???「ふむ、魔法障壁とは大掛かりな」
ティリア「貴方達はどこから来たの?」
???「俺らはリオネスってとこから来たんだけど、前に来たことあるんだよ。その時に約束したんだ。また、会ったら戦おうってさ」
ティリア「私達が塔を出た後、この結界みたいのが貼られてカザナミさん達の応援に行けなくなったのよ」
???「どうだ?マーリン」
マーリン「余裕だな。絶対強制解除」
ビシビシ…ビシビシビシビシ
ガッシャァァァァン!!
???「流石、マーリン」
???「行きましょう、時間が惜しい」
???「じゃあ、僕は外から行かせてもらうよ」
???「んじゃ、俺もキングと行かせてもらう」
マーリン「私も外から行こう」
???「急ぐぞ!」
戻って、カザナミ達は…
エリーゼ「な!?魔法障壁が破壊された!?」
ユウカ「う!?あぁぁぁ!頭が!?割れ…」
サラダ「う…ぐ…」
ルリ「え?え?え?」
心奏(闇)「ギギギ…ゴガギギ」
ナギ「なんですか、これは!?」
ローゼン「ユウカ、サラダ、心奏さん、骸の4名の身体の中の魔力が本来ある物と入り混じってるのが見えるよ」
骸「クッフッフ…うぐっ…どうやら、潮時の様ですね、エリーゼ様」
カザナミ「偽りの力で勝てると思ってるの!?」
エリーゼ「光の分際でいい気になるな!!」
シュウガ「カザナミ、もう一度やるぞ!エンペラーでこいつの闇を斬る!」
カザナミ「ダメよ、アレはもう今日は使えないわ。私もアンタも疲労困憊。エルスィの攻撃を去なすことで精一杯なのよ」
シュウガ「だが」
カザナミ「だがもなにもないわ!(誰でもいい。私を、私の仲間を、私の子であろうユウカを、救って!!)」
???「霊槍シャスティフォル第二形態:防御形態!」
エリーゼ「な!?何故、貴様がここにいる!?」
???「危なかったね、もう大丈夫だよ」
ルリ「貴女は?」
???「一度会ってるよね?あ、小さくなってるからか…」
マーリン「ふむ、面白い魔法だな。あの障壁はそういうことだったのか」
エリーゼ「貴様はマーリン!貴様はメリオダス共々、殺したはず」
???「さてさてさーて、俺を殺したって?俺はピンピンしてますが?」
???「団長はそんな弱くないですよ」
カザナミ「あ…よかった…」フラッ
シュウガ「カザナミ!」
メリオダス「休ませとけ、後のことは俺たちに任せろ!エリザベス、回復を頼む」
エリザベス「わかったわ」
バン「いくぜぇ」
クロエ「…ふぅん、貴方、不死身じゃないのね」
バン「関係あるのか?」
エリーゼ「くっ…ユウカ!サラダ!私を守れ!」
カザナミ「う…シュウガ、ユウカを助けてあげて」
シュウガ「はぁ…仕方ない。お前の頼みだしな」
メリオダス「手を貸すぜ」
シュウガ「あぁ、助かる。どうやら、あのサラダとユウカには何かモヤがかかってるみたいなんだ」
メリオダス「だったら、マーリン!頼む」
エリーゼ「させぬ。私の本来の力を使うわ」
クロエ「待ってくださ…」
エリーゼ「END NIGHTMARE」
エリーゼを中心に力を吸い取られる感覚に陥る一同。
シュウガ「う…ぐ…」
ユウカ「あぅ」
カザナミ「アンタ達、大丈夫?」
シュウガ「力が入らねぇんだけど、カザナミは大丈夫なのか?」
メリオダス「俺も大丈夫だな」
バン「この技、俺のハンターフェスよりも強力だぞ」
カザナミ「なんでだろ…付術士魂のおかげかな?」
キリト「お前ら、大丈夫か?」
カルマ「ち、力が入らねぇよ。渚、平気か?」
渚「一応、立てないね。あはは」
カザナミ「ユウカちゃん、大丈夫。大丈夫だから」
ユウカ「あ…」
エリーゼ「貴様、光の分際で」
カザナミ「人は光も闇もあるわ!私にも闇があるけど、貴女だって、エルスィという光があったんじゃないの!」
エリーゼ「うぐぐ…貴様はもう消えてしまえ!エンチャント:王龍」
カザナミ「な!?王龍!?」
メリオダス「まぁ、任せとけって。神器ロストヴェイン!来いよ、親玉さん」
エリーゼ「きさまぁ、これでも喰らえ!カイゼルブラスト!!」
メリオダス「お前さぁ、俺を倒したのにそんな攻撃していいのかよ?」
ゴオォォォォォォォォ……キン
メリオダス「全反撃-フルカウンター-!!」
メリオダスがエリーゼの攻撃を反射し、エリーゼは倒された。
その後、マーリンの絶対強制解除によって、サラダとユウカ、心奏に掛かっていた催眠を解除された。ユウカはカザナミに抱きつき、"ごめんなさい"と何度も謝っていた。
サラダ「あ…あ…パパは…私が…」
クロエ「エリーゼ様ももうダメね。サラダ、帰るわよ」
骸「帰るんですか?じゃあ、私も」
心奏「…」
マーリン「この者は死んでる。催眠に加えて、憑依とは中々、伝説武器も危ないな」
ユウカ「あの、ママって呼んでいいですか?」
カザナミ「うーん、ユウカちゃんのお母さんはエルスィじゃないの?」
ユウカ「そうなんですけど、私の母はカザナミさん、父はシュウガさんなので」
カザナミ「クロエさん、ユウカはいいの?」
クロエ「えぇ、ユウカは元々、親友でしたので」
ユウカ「ごめんね、クロちゃん」
クロエ「いいのよ、ユウカが幸せなら。あ、カザナミさん」
カザナミ「何?」
クロエ「たぶん、近々、リムルさんが来るから、よろしくね」
カザナミ「リムル?誰それ」
リム「呼んだか?」
カザナミ「瑠璃ちゃんじゃないわよ」
メリオダス「あ、カザナミ、ここに来る途中で、俺らに回復薬を売ってくれた奴がいたんだ」
クロエ「ふふふ、それ、リムルさんかもよ。じゃあ、またね」
ユウカ「クロエ、またね」
カザナミとエリーゼとシュウガは最後に残って、話をしていた。
エリーゼ「いいのか?」
カザナミ「エルスィは私だったんでしょ?これで、エルスィの中の闇が消えても、私はいつまでも未来のカザナミではなく、エルスィとして接していくわ!」
エリーゼ「フッフッフ…光が強いとこうなるとはね…惨敗だわ」
シュウガ「最初に会った時によく似た姉妹だと思ったけど、まさか、未来と現在のカザナミだったとはな」
カザナミ「まぁ、いいわ。もう、エルスィは私の妹なんだから」
エリーゼ「じゃあ、私は消えるわね」
カザナミ「消える?なんで?」
シュウガ「まあな、エリーゼもエルスィの一部だしな」
エリーゼ「あ…う…そんなこと言われたことないわよ…」
カザナミ「あ、やりたいことやっていい?」
シュウガ「何する気だよ」
パァァァァアン!!
エリーゼ「え?」
カザナミ「痛いでしょ?」
エリーゼ「う…グス…」
カザナミ「ほら、帰ろうよ、エルスィ」
エルスィ「うん!姉様!」
…………………………
………………………
……………………
…………………
……………
………
……
…
ピーノ「冒険者諸君、先日はお手柄でしたね。1週間の休暇をしてください」
カザナミ「あ、はい」
カザナミ達はピーノにエルスィとユウカを渡さず、穏便に済ました後、酒場の宿屋で休憩をした。カザナミとシュウガはユウカという義理娘が出来た。宿屋でカザナミが何かに気づいた。
カザナミ「あ!」
ユウカ「どうしたんですか?」
カザナミ「リムルって人のことよ」
ユウカ「探すのですか?」
カザナミ「そうね、後もう一箇所も調べたいのよね」
シュウガ「塔から見えた変な遺跡の事か?」
カザナミ「えぇ、ユウカはお留守番だけどね」
ユウカ「えぇー」
カザナミ「えぇー、じゃない!エルスィを守ってあげて欲しいのよ」
ユウカ「帰ってきたら、稽古付けてくださいね!」
カザナミ「だって、シュウガ」
ユウカ「ママがいいです!」
シュウガ「だってよ」
カザナミ「はぁ…まぁ、がんばるわ」
七つの大罪メンバーですが、
メリオダス、エリザベス、マーリン、バン、キング、ディアンヌ、ゴウセル、エスカノール、ホーク、エレインになります。
誰か追加したいキャラクターがいましたら、感想等で言ってください。