イルーナ戦記〜四つの意思〜   作:弥生の一矢

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オンラインゲーム”イルーナ戦記”の小説を始めようと思います。イルーナ戦記をやっている方はもちろん、やってない方も興味を持っていただけるよう努力していこうと思います。


エピソード1 パルル編 序章 夢の終わり×仲間との出会い
第0話 夢の終わり×冒険の始まり


 

 

ここはイルーナという世界。その世界を支配するものがいるこの城の名は”メザルーナ宮”。そこに挑戦しようと言う4つの影があった。

その4つの影は

聖剣を携えし者:パラディン

極大魔法のスペシャリスト:ハイウィザード

無死の護身:ビショップ

状態異常の護射手:スナイパー

である。

彼らはこのイルーナの闇から世界を救ってきた者達。

 

パラディン「俺一人で十分だぜ」

ビショップ「いいえ、貴方は一人で突っ走り過ぎなのです」

ハイウィザード「MPが無くなったら、ただの木偶の坊じゃないですか」

スナイパー「まぁまぁ、みんな落ち着いてよ」

 

そして、神力炉にたどり着き、4つの影はその中に入っていった。そこで待ち受けていたのはシアナスという者。彼は神の子というイルーナ12神の子供である。

 

シアナス「待っていましたよ、冒険者達。はじめまして、と言うべきですか?君達は私の顔を知らない」

パラディン「誰だこいつ」

シアナス「貴方方が知らなくても私はかなり前から邪魔されてきましたからね。私は闇の結晶を作り上げ、いろいろな世界でイルーナ世界の支配を目論みました。悉く邪魔してくれましたね」

ビショップ「あら?あのイスルギに手を貸した方でしたか」

スナイパー「うーん、グリーシアじゃない?」

ハイウィザード「いや、アジーモフでしょ!」

パラディン「そんなことどうでもいい。こいつ倒せば全て終わりだ!」

シアナス「そうは行きません。今はこの神力炉で神の力を使い、イルーナ世界に天罰を下すのです!」

スナイパー「シアナス、諦めなさい!」

 

弓を引いて威嚇するスナイパー。しかし、シアナスは微動だにしない。ビショップは何かに気付いたように口を開いた。

 

ビショップ「それより、後ろに囚われの人がいるような…」

スナイパー「え?あ、本当だ」

シアナス「彼の名はオリティウス。イルーナ12神の戦神さ。私の父でもある」

 

そして、対峙する両者は遂に激突する。

 

シアナス「さて、そろそろ始めましょうか」

パラディン「覚悟しろよ。いくぞ!」

 

パラディンはウォークライを使用し、みんなに活気を与えた。

 

ビショップ「私はこれを」

 

ビショップはリザレクションとリベレイションを使用し、みんなを守るのと同時に秘めたる力を解放した。

 

スナイパー「みんなの身体は私が守る!」

 

スナイパーはあらゆる状態異常の無効化スキルを使用し、耐性を付けた。

 

ハイウィザード「みんな、MP回復するね」

 

ハイウィザードはマナリチャージを使用し、みんなの減ってしまったMPを回復させた。

 

シアナス「準備はできましたか?待っていたので期待に答えてくださいね?」

パラディン「ぬかせ!お前なんか俺が倒してやるよ」

ハイウィザード「貴方の出る幕ではありませんよ。俺にかかれば一撃必殺で決めてみせます」

ビショップ「二人とも止めてよ〜」

スナイパー「そうよ、ハイウィザードの君なんて一撃必殺で負けちゃうじゃない」

シアナス「良いことを聞きました。貴方から死んでもらいましょう!!」

ハイウィザード「な…に…!?……なんてな」

シアナス「な…んだと!?」

スナイパー「ハイウィザードの君はすぐ調子に乗るんだから、油断しないの!」

ハイウィザード「はい、すみません」

パラディン「俺が引きつける。後に続け!」

ハイウィザード「あぁ」

ビショップ「回復は私が」

スナイパー「補助は私がやるわ」

 

シアナスと4つの影は一進一退の攻防を繰り返す。そんな時、シアナスの様子がおかしくなった。

 

シアナス「フッフッフ…」

スナイパー「何がおかしいの!?」

シアナス「そろそろ本気を出させていただきますよ」

 

その瞬間、シアナスが巨大な悪魔みたいになった。

 

パラディン「なんだこれは!?くっ…こいつの力を抑えきれない…」

ビショップ「うそ!?回復が間に合わない…」

ハイウィザード「くっそ、全てのスキルを解除しやがった」

スナイパー「(この力を使うしか無いっていうの!?)みんな、アレを使うわ」

パラディン「だが、スナイパー、お前の身体への反動は…」

スナイパー「そんなこと言ってられない」

 

スナイパーは左目に付けている眼帯を外し、リミッターを解除した。

 

シアナス「その対策を全くしてないと思いましたか?くらいなさい!」

スナイパー「な…そんな…みんな…」

 

スナイパーは気絶した。

 

パラディン「スナイパァァァア、貴様ぁぁあ!」

ハイウィザード「ダメだ、今攻撃したら!」

シアナス「貴方も死になさい!この猛毒で!」

パラディン「ぐっ…」

ビショップ「回復すれば」

シアナス「させませんよ」

ビショップ「いやぁぁぁぁあ」

ハイウィザード「トールハンマー!!!」

シアナス「それがどうしたんですか?」

 

その後、パラディン、ハイウィザード、ビショップは力尽きた。スナイパーはその数分後意識を取り戻した。

 

スナイパー「う…」

シアナス「おや?お目覚めですか?」

スナイパー「は!?シアナス!みんなは…うそ…そんな…私が気絶している間に」

シアナス「貴女も後を追わせて差し上げますよ」

スナイパー「そんな…いやぁぁぁぁあ」

 

…………………………………

…………………………

…………………

…………

……

 

???「は!?今のは!?ここは?」

???「ここはバイルーン陣地よ。私はティリア。貴女は冒険者よね?」

???「あ、はい。カザナミと言います」

ティリア「そう、これから女神の雫を取りに行くんだけど、一緒にどう?」

カザナミ「あ、はい。いいですよ」

 

カザナミと名乗った女性は冒険者の一人。このバイルーン陣地と言われた処では冒険者が何万と生まれている。その一人である。

 

???「あれ?あの子、可愛いじゃないか。俺のフィアンセにしちゃうか」

 

ここにも一人、冒険者がいる。名はローゼン。バイルーン陣地では有名なナンパ師だ。

 

???「ちょっと待ってよ〜」

???「遅いんだよ!ルリ」

ルリ「だってぇ〜、この服ダボダボなんだもん。シュウガ君待ってってばぁ」

バルナ「おい君達、あそこにいるティリアに…いないな。たぶん、バイルーン街跡地にいるから手伝ってやってくれ」

シュウガ「わかりました。ルリ、行くぞ」

ルリ「ふえぇ〜、シュウガ君待って〜」

 

このシュウガとルリも冒険者である。この二人は同僚みたいなもので結構仲良しである。

シュウガとルリがバイルーン街跡地に行くとティリアと見知らぬ冒険者がチャコを狩っていた。

 

ティリア「待ちなさい!それは私たちの女神の雫よ!」

カザナミ「攻撃していいですか?」

シュウガ「こんなやつ倒しちまえよ!」

 

シュウガはカザナミの目の前でチャコを斬った。

 

ルリ「シュウガ君!それは横取りだよ…」

ティリア「シュウガ君、ルリさん。手伝いに来てくれたのね?」

シュウガ「あぁ、バルナさんが手伝えってよ」

ルリ「よろしくお願いします」

カザナミ「じゃあ、私は必要ないですね。陣地に戻ります」

シュウガ「待てよ」

カザナミ「なんですか?」

シュウガ「手伝うって約束したのに投げ出すのかよ」

カザナミ「(イラッ)誰のせいですかね?」

ルリ「あわわわわ」

ローゼン「まあまぁ、二人とも落ち着きなよ」

シュウガ&カザナミ「あぁ!?(怒)」

ローゼン「ひぃ!?」

 

その瞬間、ローゼンが見たものはチラッと見えたカザナミの左目だった。

 

ローゼン「その眼…」

カザナミ「やば…見なかったことにして!またね」

 

カザナミはティリアと三人の冒険者と話を無理矢理切り、陣地に走っていった。

 

シュウガ「あ、あいつ逃げやがった」

ルリ「シュウガ君、追わないであげて!なんか事情があるんだよ」

ローゼン「じゃあ、俺もこの辺で…」

シュウガ「お前は手伝ってけ」

ローゼン「えぇー」

ティリア「ごめんなさいね。あの子はカザナミっていうのなんかさっき昼寝してた時にうなされてたわ。気遣ってくれるとありがたいんだけど」

ローゼン「わかりました。俺が今から声かけてきます」

シュウガ「今はクエストクリアが先だ。手伝え」

ルリ「シュウガ君、強引…」

シュウガ「なんか言ったか?ルリ」

ルリ「いやいや、なにも」

 

ティリアと冒険者3人は女神の雫採取を続けるのであった。その頃、カザナミは…

 

カザナミ「(危なかった。左目を見られたらその人の未来が見えちゃうし、私も力の制御がまだ出来ないから大変なことになる)」

 

左目を押さえつつ、ある事に気付いた。

 

カザナミ「(そういえば、あのシュウガとルリとローゼンは夢に出てきた三人…アレはまさか、私達の未来なの)…………いや、ないわね」

バルナ「何がないんだ?武器か?」

カザナミ「(まさか、聞かれてた?!)いえ、武器はあります。ほら」

 

カザナミがバルナに見せたのは弓だった。

 

バルナ「なるほど、君は弓士を目指しているのか?」

カザナミ「あ、はい」

バルナ「シュウガとは戦士派生ではあるが変わった職種だな」

カザナミ「シュウガは何になりたいとか言ってました?」

バルナ「パラディンだと言ってたな」

カザナミ「(そんな…まさか…夢と一緒…)」

バルナ「どうした?顔が真っ青だぞ?」

カザナミ「いえ、なんでもありません。失礼します!」

 

カザナミはシュウガがパラディンになりたいことを知ってしまったことであの夢が本当かどうか確信に近づこうとしていた。そんな時、合成屋のテレナに話しかけられた。

 

テレナ「ねぇ、貴女」

カザナミ「は、はい」

テレナ「ローゼンを見なかった?」

カザナミ「見ましたけど…」

テレナ「あの子、ハイウィザードになるとか言ってたけど…どうしたの?顔が真っ青よ?」

カザナミ「(あ…ダメ…これ以上、あの子達と関われない)」

テレナ「大丈夫?」

カザナミ「あ、はい、大丈夫です。急用思い出したので失礼いたします」

テレナ「あ、うん」

 

カザナミは陣地に居てはダメだと判断し、陣地を飛び出した。その時、何かとぶつかった。

 

カザナミ「あ、すみませ…」

シュウガ「どこ見てんだよ」

ルリ「あ、カザナミさん」

カザナミ「ごめん!」

 

カザナミはミシェルヌ平野方面に向かって走って行った。

 

シュウガ「待て、そっちはお前が行けるような場所じゃ…あぁ、くそっ!ルリ。ローゼン。行くぞ」

ローゼン「えぇ、俺も!?」

ルリ「カザナミちゃんが危ないんだよ?いこ」

ローゼン「俺がかっこよく助けてやるぜ」

シュウガ「調子に乗って、また、俺に助けられたりしてな」

ルリ「ほら、二人とも手遅れになる前に行くよ」

 

シュウガ達はカザナミを追って、ミシェルヌ平野方面に向かうのだった。




前半に出てきたシアナスですが、実際に戦うとパラディン一人で勝てます。これは本当です。ハイウィザードやビショップも一人で勝てると思います。
きっと、やっている人なら「え?気絶そんな長い?」とか「猛毒だっけ?」とか思うんじゃないかなぁ。
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