カザナミはシュウガ達から逃げるように来たこの場所の名は”ミシェルヌ平野”。コロンという栗みたいなモンスターやブロッシュというカエルみたいなモンスターが生息している。
カザナミ「はぁ…はぁ…はぁ…うぐ…」
カザナミは頭痛がして、ふらふらと歩いていると丘の上に小屋があることに気がついた。
カザナミ「あそこなら少し休めるかも」
カザナミは小屋に向かっていた。この選択がのちに大変なことになるなんてカザナミはまだ知らない。その頃、陣地ではある話が持ち上げられていた。
バルナ「全く…なんだ、この被害届は」
ティリア「全部、盗難届ね」
バルナ「最近、多すぎやしないか?」
ティリア「そうね」
???「きゃー、盗人よー」
バルナ「なに!?ティリア、追えるか?」
ティリア「任せて」
ティリアは風のように走る盗人を追いかけていった。
その頃、シュウガ達はカザナミを追って、ミシェルヌ平野に来ていた。
シュウガ「来たはいいが見た感じいないな」
ルリ「ここは開けてるから、居たらすぐ気付くよね」
ティリア「はぁ…はぁ…はぁ…」
ローゼン「あれ?ティリア姉さんじゃないすか」
ティリア「あら、貴方達こそどうしたの?こんなところに」
シュウガ「カザナミですよ。こっち方面に走って行っちゃったんで追いかけて来たんですよ」
ティリア「貴方達、本当に優しいわね….ってそんな場合じゃなかった!ここに盗人が来なかった?」
ルリ「盗人?盗人ってあの噂の盗人ですか?」
ティリア「えぇ、追ってきたんだけど、ミシェルヌ平野に入った瞬間に消えたのよ」
シュウガ「なら、急いだ方がいいかも知れませんね。もしかすると、カザナミが巻き込まれてるかもしれない」
その頃、カザナミはというと…
カザナミ「スゥ…スゥ…」
???「なんであたいの家に小娘がいるんだい」
カザナミ「スゥ…ん?あれ?私、寝て…え?」
???「あんた誰だい」
カザナミ「えと、陣地の冒険者ですが…」
???「縛っときな」
カザナミ「え?ちょ!?いやぁぁぁぁ」
カザナミは捕らえられてしまった。
ローゼン「ん?今、こっちの方から女性の悲鳴が聞こえたような…」
シュウガ「なに!?手遅れか!?ティリアさん、俺たちはその方向にある小屋に行ってみます」
ティリア「えぇ、わかったわ」
シュウガ「行くぞ。ルリ。ローゼン」
ローゼン「えぇ!?俺も!?」
ルリ「カザナミちゃんを助けたいんじゃないの?」
ローゼン「俺が助ければ慕ってくれるかなぁ(ワクワク)」
シュウガ「いいから。行くぞ」
三人は走り出し、小屋に向かった。三人が小屋に着くとそこには見知らぬ少女が四人いた。
シュウガ「なぁ?ここらで左目に眼帯しているヤツを見なかったか?」
???「ん?左目に眼帯?」
シュウガ「知ってるみたいだな」
???「あたいは知らないよ」
シュウガ「俺の連れなんだがなぁ」
???「その小屋の中にいるよ」
???「喋るんじゃないよ!」
シュウガ「ほぅ…つまり、嘘を着いたと…」
???「く…サモン・ビースト!」
見知らぬ少女はモンスターを召喚した。
シュウガ「ローゼン、中だ」
ローゼン「オッケェ」
シュウガ「こいつらは俺らで十分だ。やるぞ、ルリ」
ルリ「はい!」
ローゼンが小屋の中に入ると薄暗い中に人影が見えた。
ローゼン「カザナミさん?」
カザナミ「んんん!」
ローゼン「今、ロープ外しますからね」
カザナミ「ぷは。なんで私なんか助けたのよ!」
ガチャ
シュウガ「それが助けてくれた人に言う態度か?」
ローゼン「もう終わったのか?」
シュウガ「あぁ」
カザナミ「私は貴方達と関わりたくないの!」
シュウガ「理由を話せ」
カザナミ「え?」
シュウガ「理由を話せと言ったんだ」
カザナミ「そ、それは…」
ルリ「シュウガ君!」バシッ
シュウガ「いってぇ。なにすんだ、ルリ」
ルリ「顔が怖い」
シュウガ「う…悪い…」
ルリ「ごめんね、怖かったねぇ」
カザナミ「触らないで!」
ローゼン「この拒否の仕方、異常ですね」
カザナミ「話せないよ…あんなこと…」
シュウガ「話せ!一人で抱え込むな!」
カザナミ「う…実はね…私、未来が見えるの…」
ローゼン「ほぅほぅ」
カザナミ「それでね、この前見た夢に貴方達三人が出てきたのよ」
カザナミは夢であったことを全て話した。
シュウガ「そうか、俺はパラディンになれてたか」
ローゼン「俺もハイウィザードになれてたみたいだな」
カザナミ「え?死んじゃうんだよ?怖くないの?」
シュウガ「そんなの実際、わかんねぇじゃん」
ルリ「………(ガクガク)」
シュウガ「お前はビビりすぎだっての」バシッ
ルリ「あぅ」
シュウガ「いいじゃねぇか。俺らは運命の元に集うんだろ?」
カザナミ「今、俺かっこいいこと言ったとか思った?カッコ良くないからね」
シュウガ「(イラッ)お、調子出てきたな。まぁ、腐れ縁みたいなものみたいだし、これからもよろしくな」
カザナミ「嫌」プイッ
シュウガ「な!?」Σ(・□・;)
カザナミ「ルリさんとローゼンくんはいいけど、なんかシュウガは嫌」
ルリ「嫌われちゃったねぇ」ツンツン
シュウガ「っるせぇ」
ローゼン「俺は呼び捨てでいいっすよ」
シュウガ「ローゼン、デレデレするな」
ティリア「話は終わった?」ガチャ
ティリアがドアを開けて話しかけてきた。
ティリア「こっちも名前がわかったわ。彼女達はディール族の子達みたい。捕まえたのは貴方達だし、処分は任せるけど」
シュウガ「あ、じゃあ、そっち行きます」
ルリ「立てる?」
カザナミ「うん」
ローゼン「無理すんなよ」
???「あ…」
ティリア「名前はグラル・ザンバルらしいわ」
シュウガ「ふぅーん、まぁ、逃がしますよ」
カザナミ「あら?貴方の事だから処刑するのかと思ったけど意外ね」
シュウガ「そんな酷くねぇよ」
グラル「いいのかよ」
シュウガ「俺の気分が変わる前に行けよ」
ディールの少女達は風のように姿を消した。
???「いいの?逃しちゃって?」
ティリア「貴女は?」
???「私はディエット。ダルカン王の使いでパルルを見に来た者よ」
ティリア「まぁ、処分はこの子達が決めたから、私からはなにも言えないわ」
ローゼン「え?そこで俺らに振るんすか!?」
シュウガ「うっせぇよ、俺の勝手だろ」
ディエット「まぁ、また何かやらかしても知らないわよ」
ディエットは風のように姿を消した。
ティリア「さて、バルナ隊将長に報告しなきゃ…貴方達はゆっくり帰ってきて」
カザナミ「あ、はい」
ティリアは陣地方面に走って行った。
シュウガ「さて、カザナミ」
カザナミ「なによ」
シュウガ「俺らはバルナ隊長に報告したら、ロココの街に行こうと思うが、一緒に来るか?」
カザナミ「うーん」
ルリ「何か気になることでもあるの?」
カザナミ「いや、特にはないんだけど」
ローゼン「なんだよ、勿体ぶらないで言っちゃいなよ」
カザナミ「さっきすれ違った子いたじゃない」
シュウガ「あぁ、冒険者の女の子な」
カザナミ「あの子、これからロココ鉱山村に行くんだけどね…」
シュウガ「待て、何故わかる」
カザナミ「この左目は未来予知が出来るの。主に時を操る感じにね。ただし、欠点もあるわ」
ルリ「あまり使いたくないの?」
カザナミ「そうね、チラっと見る分には欠点は出ないわ。でね、彼女はこれからゴブリンにボコボコにされるわ」
シュウガ「な!?」
ルリ「あわわわわ」
シュウガ「かなり深刻じゃねえか」
カザナミ「今頃行っても遅いわ。私は陣地に戻らず、鉱山村に行くわ。シュウガ、貴方はどうするの?」
シュウガ「行くに決まってんだろ」
ローゼン「俺はそろそろ…」
シュウガ「ローゼン、来いよ?」
ローゼン「はい」
シュウガ「ルリ、一つ頼めるか?」
ルリ「なぁに?」
シュウガはルリに陣地への報告を頼んで、シュウガ、ローゼン、そしてカザナミは鉱山村に向かうのであった。
シュウガ君強いですね。いや、まぁ、あのミッションであまり負けるのは見たことないですが、シュウガ君は速攻で終わらせています。さてさて、次回ですが、あのロココ鉱山村の事件を小説にします。ロココ鉱山村での事件と言えば、ゴブリン!ゴブリンといえば…さぁ、次回もお楽しみに!!