イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose) 作:輝く羊モドキ
復帰 → 始まり
目の前の緑髪の男が話しかける。がなんだか生理的に受け付けないぞ。なんでだ。
「…意識が…もう戻ったのか? 驚いたな。君の回復を待つために、我々の急を要する旅がいつまで中断されるのか、気を揉んでいたのだが。」
…?つまりは海で溺れた私をこいつが助けてくれたのか?
「君は重傷を負い川辺に倒れていた。宵闇が辺りを覆う前に、癒し手の力を持つ我々に発見されたのは、全くよくできた偶然だ。」
言葉の節々に性格の悪さが感じられるが、見知らぬ他人を助けてくれるとはいい人なのだろうか…。
しかし意識がハッキリしてきた。そして目の前の人物が何者かなんとなく察した。
エレアだ。
てかこれもしかしなくてもオープニングイベントじゃね?
ってことはこいつもしかしてロミアスかよ!?あらやだめっさイケメンじゃないの!爆発させなきゃ(理不尽)
なんてふざけたことを考えていたら彼の言葉を少し聞き逃してたようだ。
…復させることは、ここにいるラーネイレ以外の何物にも不可能だっただろう。何せ彼女はエレアの…「ロミアス、喋りすぎよ。たとえ意識の朦朧とした怪我人が相手だとしても。」
超 美 人
おぉ…鈴を転がすような声とはこのことを指すのだろうか。この声聞けただけでも16年死に続けた甲斐があったわ。ん?鈴を転がす?鈴を鳴らす?どっちだ?まあいっか。
とかまた思考が他所にいっている間に会話が進んでいた。
これはあれだ。チュートリアルイベントだな。
こんなゴーレムと人のあいの子みたいな見た目の奴にもチュートリアルしてくれるとかまじ優しい。
とはいっても流石にゲームの時みたいにメタ的な発言はしないか。拾うのにgキーだとか言ってたら頭おかしいんじゃないかってなるし。
…とりあえず足元に落ちてる乞食の死体は食べるフリでもしとくべきか。
うん、いきなり人肉食わされた衝撃は今でも忘れてないな。
ティリスの民は屈強だからつるはしなぞなくても壁を掘ることが出来るのだ。いやまあ今の私の体はゴーレムだから元々つるはしなんてなくても壁を壊すくらいできるのだけれども。
鑑定の巻物を貰ったがなにこれ字が読めない。鑑定の巻物を鑑定しなきゃ(
まあ魔道具や巻物の使い方なんて学習装置に叩き込まれたから使うぐらいわけないんですけどね。
戦闘訓練か…。まあ言葉通り死ぬほどやったから問題ないけど。しっかしプチって初めて見たときはかわいいと思ったんだがね。リアルで見るとなんだ、ちょっとブサイクだなこれ。まあカオスシェイプほどじゃないか。
まあ可愛い可愛いとかいいながらミンチにしていくんだけども。
その後もチュートリアルは続いていき、最後には南の町に向かうことを勧められた。色々とアレだったがやっぱりいい人なのかもしれんな。
まあせっかくだからもう少しばかりこのエレアたちと話そうかなーと思ってラーネイレに近づいていく。
あぁ、そういえばゲームみたいに話の選択肢が出るわけじゃないんだ。なんだか今までフワフワしてたというか、やっぱりゲームの世界なんだなぁとか思ってたけど今この世界で生きていることは現実だ。殴られると痛いし腹も減る。
何が言いたいかというとあれだ。美人過ぎてヤバイ。プリーズ選択肢。
まあ時にどもりながら旅の目的やノースティリスについてについての話を聞いていたが、ロミアスがすっと立ち上がり、
「もう大丈夫だろう。パルミアまでは長い旅路だ。一時であれ休息をとれてよかったかもな。」
と言った。ラーネイレも立ち上がり
「また巡り合う時まで、あなたに風の加護があらんことを。」
と言って洞窟の出口に向かって歩いていく。
これから物語が始まるのかと思った。
私はなんとかさようならの一言だけを絞り出した。
エレアの二人組が洞窟から出て行った。
クエストを達成した!何かが足元に転がってきた。
ジロー「?!」
何処からともなく現れる家具
うん?自宅核爆発?するわけないでしょう現実的に考えて・・・
というかそもそもプレイヤーがダルフィまで行って帰ってくる間にロミ公とラーラララはパルミアについちゃうんじゃないかね
ちなみに経験値20倍オーバードーズモードはノースティリスに入ってからなんでこれからすごい速さで成長していきます。
次回、ペットに再会します。