イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose) 作:輝く羊モドキ
elona+の二次創作。本家elonaの三次創作です。
時は517年8月12日。
ノースティリス初の冒険の日は雨だった。
まあ冒険といってもすぐ近くの町に行くだけだ。そんなたいしたことはない…と思ってたらいきなりモンスターの群れに襲撃された。
ヤドカリとゴブリン、あっプチもいるな。一体一体なら問題ないのだが如何せんこの身はゴーレムが元になっている。足が遅い私はすぐにでも囲まれてしまうだろう。
とか言ってるうちに囲まれてた。これはすごい拙い。なんといってもヤドカリは拙い。
武器も防具もまともなものを装備していない現在、ヤドカリの防御を突破する方法なんて皆無だ。逃げるにしても私は足が遅いから逃げきれないだろう。ゲームならテレポートの杖や巻物を使って画面外に逃げるんだが現実にそんなシステムなぞ無い。そもそもテレポート持ってない。
残念。私の冒険はここで終わってしまった。
とはならないんだなこれが。
今はゲームじゃなく現実の世界。近くの木の上にさっさと上り、上から弓矢やたまたま装備していた鞭で攻撃することにした。チキンとかいうなよ。
私がelonaをプレイしていた時にこんな武器あったっけ?とは思ったがゲームでは描写されてなかったけど実際には設定としては有ったのだろう。とにかく使えるものはなんでも使おう。
このように鞭に関しては全くの無知だったけど(笑えよ)ゴブリンは仕留めた。ヤドカリはあきらめたのかどこかへ逃げて行った。
…助かった。のか…な?とりあえずそのまま木の上で辺りを見回してみる。
モンスターの気配がないことを確認して木から*ドスン*とおりた。
…こんな調子で大丈夫なんだろうか。
この先の旅路に一抹の不安が残るのだった。
先ほどの戦闘ですでにレベルが5になっていることには気が付かなかった。
* * * * *
我が家(洞窟)から約半日かけてヴェルニースについた。とっとと町で休もうとしたが、ザナンの紋章をつけた兵士に呼び止められた。
早く休みたいんですけどオラァンと頭の中で考え、表情にも出さずに(ゴーレムだから表情筋が無いだけだが)入念な尋問に答えていた。
そも、なんでこんなことしてるんだ?と疑問に思った私は兵士に聞いた。
するとなんとヴェルニースにザナンの皇子が遊説に来ているそうだ。
…はて?こんなイベントはあったっけか。と頼りにならない記憶を探っていた私だが、16年も前、それも好きになったとはいっても一度しかプレイしてないイベントの事なんて忘れるのも無理はないか。と自己完結。
町に入ることが許されたので野次馬根性を出して遊説とやらを聞きに行く。
なんも聞こえねえぞオラァン
正確には演説は喧騒にのまれて私の耳に届かないだけだが、聞こえない演説なんぞに興味は無い。そのままのっそりと広場を後にした。
白子の皇子の名前を必死に思い出そうとしながら。
「~~~ッ!」
「んおぅ?」
なんか誰かに呼ばれた気がする。
「~ゅじんー!」
「…この声は!」
間違いない。間違えるわけがない。なぜならばノースティリス行きの船に乗る前に運命的な出会いの元ペットになった少女なのだから
「ご主人!」
「オートス!」
そう、こいつの名前は少女のオートス。
「フハハハハハ!ご主人の大きすぎる身長は分かり易いな!お互い無事で何よりだ!フハーン!」
決してオパートスではない。
…もう一度言う。決してオパートスじゃない。
「フハハハ!あの商船が沈没した時はさすがに死んだかと思ったぞ!エーテルの風も吹いていたしご主人ともはぐれてしまったからな!だがこうしてまた会えた!フハーン!!」
「おっおう。」
「ところでご主人今ちょうど困ったことがあってな、シーナという酒場の看板娘から依頼を受けてな、墓場の下に住み着いてる盗賊団を退治しようと思ったのだが如何せん多勢に無勢!一度死んでしまってな!そこで困っていたところにちょうどご主人が」
「あー。OKOK。話はあとでゆっくり聞くから、ちょっと休ませてくれ。」
「フハハハハ!ならば宿屋の一室を借りて我がまっさーじをしてやろ「いらん」
ヴェルニースについて早々、中々に気が休まらないもんだなぁ・・・。
超個性的少女オートス、ローランの戦士で収穫のクミロミの信者である。
どうしてこうなった
どうしてこうなった…
overdoseモードは一度やりだしたらサクサク進められる代わりにもはや他のゲームモードで進めてられないくらいチート級です。 でもたのしい