物語館   作:むつさん

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どうも夢子です。

書くペースなんて無いようなもの

旅って何でしょうね?(哲学)
論理的なものはよくわからないです(無能)


ではごゆっくり


再開と実り

大鷹の妖怪である俺は旅をしていた。

 

数年ぶりに妖怪の山に向かっている。

懐かしい。烏天狗まだ記者をやっているだろうか、鬼はまだ現役か、守谷の神様たちは元気だろうか。

そんなことを考えていた。

 

しかし、ふとした瞬間、

翼に痛みが走る…

どうやら、地上の人間に猟銃か何かで撃たれたか…

 

 うぐっ…

 

山の上空まで逃げてきたが飛ぶ力ももうない。

低めの木に留まったが力尽きてしまい落ちてしまった。

 

落下した時に体中を強打したせいか。どんどん意識が薄れていく。

朦朧としていて意識を失う直前、誰かが私に話し掛けて来ていたのはかすかに覚えていた。

 

 

気がつくと

目の前には天井が広がっている。

 

「ここは…」

 

「目が覚めたんですね、怪我は大丈夫ですか。」

 

「大きな怪我はないようだが、翼がね…」

 

撃たれた傷跡は残るだろうか…

 

「その新聞は文屋のか?」

 

「そうですよ。知ってるんですね」

 

「あぁ、散々使わされたよ。」

 

「文さんとは知り合いなんですね」

 

「結構古い知り合いだ。」

 

 もーみーじー!

 いますかー!

 

なんて噂をすればってやつか

 

 ガチャ、

 

「文さん、新聞読みましたよ」

 

「椛ぐらいですよー、まともに読んでくれるのは、ってあれ?」

 

「久しぶりだな」

 

「懐かしいですねぇ。元気してましたか?」

 

「この通りの怪我だ」

 

「そうですかそうですか。怪我は大丈夫なんです?」

 

「問題ない、一月もすればすぐ良くなる。」

 

「オオタカさんいつもそう言ってますよねぇ。すぐ治る怪我でも」

 

「オオタカって名前なんですか。」

 

「そういや助けてもらってい自己紹介も無しじゃ失礼だったな。

大刻好先(おおこくよしさき)っていう」

 

「それで、大刻のオオとタカを合せてオオタカさんなんですよ。」

 

「あだ名にしてはシンプルだ」

 

「いやぁ、まさかまた会えるとは思いもしませんでした、また文々。で働いてもらえませんかね?」

 

「旅から帰ってきて早々それか。また事故が起こってほしくないから勘弁だよ」

 

「事故?なにがあったんです?」

 

「こいつが棚からものを取ろうとして足場の台から足滑らせて落ちた時にな。少し顔が合っちまってな。」

 

「あ~なるほど。」

 

「あれって、狙ってたんじゃないんですか?確かに足を滑らしたのは本当ですけど。近くにいたのはあなたですし」

 

「書類整理してただけだ。特に意図はないぞ、」

 

「ふーんそうだったんですね。」

 

「なんだそのつまんなそうな顔は。」

 

「てっきり私はそういうことだと思ってましたから。」

 

「その気はないんだがな。」

 

「漫才みたいな会話ありがとうございました。元気そうですから私は山のパトロールの続きしてきますね。」

 

「行ってらっしゃーい」

 

「すまないな。わざわざ、」

 

「それじゃ」

 

 バタン…

 

「あっ。名前聞いてなかった。」

 

「彼女は犬走椛、白狼天狗ですよ」

 

あの椛さんか、名前は聞いたことがある。

 

「そんなことより。」

 

「なんかあったか?」

 

「ほんとに何もないんですか?」

 

「なにか言いたげだな。」

 

「私はあの時の事故は事故だとは思ってないんです。」

 

「そうなのか」

 

「あなたって意外にも鈍感なんですね。あれが事故だったとしても、私はその前からあなたが気になって仕方なかったんですよ?」

 

「それなら、あの時のはお前にとっては事故ではなかったんだな」

 

「あのこともありましたから。おかげで片時も忘れられなくなりました。

ずっと待ってたんです。帰ってくるのを」

 

「そんなことも知らずに飛び出しちまったんだな…」

 

「椛にもあなたのことは話したんですけどね、あなたがいなくなってから私に元気がないのを見通してましたから。彼女には相談やらなんやら世話になりましたよ。」

 

「椛さんは部下なんだっけか。」

 

「ええ、まぁそうです。椛にはバレバレでしたよ。仕事もまともに手につきませんでしたし、元気も出ないですし。気がつけば泣いてましたから。いろいろとらしくない自分になってました」

 

「悪いことをした気分になるな、すまなかったな。当時も結構悪態ついたこと多かったと思うんだが。」

 

「いいですよ。そんな一言でも話が出来て嬉しかったですから。」

 

「俺はあの頃はお前を嫌ってたもんだから、」

 

「あやや、そうだったんですね。」

 

「今になってそんな話を聞くとどうも自分勝手な俺が馬鹿らしく思えてくる。」

 

「そんな風に思わないでください。私の片想いってだけですから」

 

「あの時はお前を嫌ってたとは言っても。いないと寂しいのはあったのかもな。」

 

「そういえばオオタカさんって結構無口でしたよね。久しぶりとはいえ変わりましたね」

 

「あぁ、数年もここにいなかったからな。」

 

「また旅に出るんですか?」

 

「怪我のこともあるし。歩くのは好きじゃないからな。ここに留まる。お前を悲しませたくないのもあるし」

 

「それなら…私と一緒にいてもらえませんか。」

 

「旅に出てから文のことを気にしていたのは、あったからな。」

 

「そう、なんですか?」

 

「まぁ…そりゃ一緒に暮らして一緒に働いてってしてたら、気にもするさ、だから、なんだ、俺からもよろしく頼むよ。」

 

「…はい!」

 

 

 

 

 

はたての呟き

 

うぅ…

記者としてだけでなく、女としても先を越されてしまった…

 

私にもきっといい出会いが!

…なんてないわね…多分…

 




一月ほど家を空ければ旅になりますかね?
まぁ、そんなことする気は無いですけど。

それではまた会えたら会いましょう。
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